自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2017/02/01
スパゲティ(ミートソース)・ツナサラダ・牛乳・ココアマフィン
12時10分。
教務室を出て2階の廊下をまっすぐ歩いて階段を下りると、ほのかにいい匂いがした。
そういえばいつだったか、ある先生が保健室前ぐらいからランチの匂いがするなんて言っていたことを思い出して、つい笑みがこぼれる。
おっとやばい。
一人で笑っているところを見られないように、口元を引き締める。
校舎と友愛館をつなぐ渡り廊下は寒くて、ついつい小走りになってしまう。
前を歩いている子はいきなり近づいてきた私に驚いている。
心の中でごめんねとおもいながら、気まずくならないように「寒いね」と話しかけておく。
友愛館に入ると暖かい空気とともに、ミートソースのいい香りが漂ってきた。
はやく食べたい。
あ、でも、インフルエンザが蔓延しているから手洗いうがい消毒を忘れずにしなきゃ。
手を洗ってから列に並ぶ。お腹がすいていると、ついついたくさんのっているお皿を取ってしまいそうになるけれど食べきれないから欲張ってはいけない。
今日のランチはミートソーススパゲッティにツナサラダ、そしてマフィン。
一緒に食べた男の子は「このランチのために学校に来たんだ」と言い、満面の笑みを浮かべながらご飯を食べていた。
誰にとってもきっと敬和のランチは心休めるときであり、日々の疲れを癒してくれる救いなのだろうと思った。そんな私もランチをゆっくり食べられない時はイライラしがち。
3年生がいなくなった友愛館は少しさびしいけれど、いつもとは違った穏やかな時間が流れている。
(A.Y)