のぞみ寮通信

めぐみ館

2010/04/16

めぐみ通信 (2010年4月16日)

<2010年度がスタートしました!本年もよろしくお願いします。>

 
 4月2週目にしてやっと、敬和の庭にも桜のつぼみが大きく実り、木々を飾っています。


43回生、入寮礼拝、入学礼拝、対面式、学年交流会、オリエンテーションキャンプ、歓迎会と、毎日がイベント続きのスタートとなりました。

 

 15人の新しい風がめぐみ館に吹き込まれました。それぞれの風が自分色の風を吹かせますように・・・。めぐみ館は、榎本かなと、女子寮全体担当の冨井愛先生が担当します。めぐみ館や、女子寮全体、のぞみ寮皆でのイベント、育ち合い、寮ならではの暮らしを120パーセント味わえるよう、精一杯サポートしていきます。どうぞ宜しくお願いいたします。

 榎本かな

 

 

 

 

 
  
  「校歌を歌っているのが不思議です」

 

  新入生15人を迎えためぐみ館、いよいよ賑わってきています。3年生10人、2年生11人は、新入生への様々な気遣い、生活する中で必要なルールを伝授するのに毎日奮闘しています。
 ある日、新1年生の一人が「みんな、校歌を歌っているのが不思議です」と言いました。なるほど私も、のぞみ寮全体で歌う時や、学校での讃美歌を歌う時、何かしら、気分が良くなるので「とても気持ちが良いよね」と、勝手に共感していました。そんな彼女が続けて話してくれたのはこうでした。
「中学校では、校歌なんかを歌えば馬鹿にされ、いじめられました。部活も入りたくても仲が良くなかったら、練習に入れてもらえませんでした」。そして中学校に限らず小さな頃から「安心した学校での居場所」等あり得なかったと言う話でした。ですから、彼女にとって、チャペルで歌っているそれは信じがたい現象だったのです。「こんな学校があるんだなあ、、、」と微笑みながら、話してくれました。そしてまた、校歌を歌っている姿への驚きの感想は、他の生徒からも聞こえてきました。

 
 先日、朝の全校礼拝で1年生の学年主任の渡辺先生が「好きな言葉に『シンパシー』と言う言葉があります。その意味で、共鳴すると言う訳がありますが、その共鳴するという事は、敬和で大切にしている学びのあり方です」と話されていました。まさに歌うことの大事な質の一つにお互いの声を共鳴すると言うものがあります。それが実りつつある敬和だったからこそ、「共鳴し、合唱している」姿を見て心揺さぶられるものがあったのでしょう。素朴に話しをしてくれシンプルな感想でしたが、嬉しい気持ちになりました。
 
 1年生の皆さん、そして2,3年生の皆さん、積極的に仲間との声を高らかに響かせる(共鳴)喜びをより一層味わってください。

(榎本かな)

 

 

 

 

 

 

  「新潟のどこにそんな、ええ学校がありますのん?」

 
  春休みに関西で、とても嬉しい話を聞きました。40回生のIさんの事です。
彼女は、卒業後、北海道の酪農学園大学に入学するまで、実家の京都で過ごされました。休みの間、地元の教会に行った時の事です。彼女は休みになると、その教会に通っていました。
 そこの牧師先生に、「折角だから礼拝で話をしてくれませんか」と頼まれたそうです。彼女はそれを快く受け、礼拝で証ししたのです。京都の中学校を出て、敬和に来て、そこで学んだこと、寮のこと、学校のこと、そこで出会った友だち、先生、神さまのことなど、そして、これから進もうとしていることなどを正直に話したそうです。その話がたくさんの方々から喜ばれたというのです。
話を聞いた京都にある某国立大学の先生が「新潟のどこに、そんな、ええ、学校がありますのん?ぜひ一度行ってみたいと家内と話しているんです」と、お手紙を頂いたそうです。他にも、婦人の方から感想を書いた手紙やプレゼントを頂いたそうです。
 Iさんに「どんな話したの?」と聞くと、「いやあ、寮での話とかあ、、、」と、屈託の無い笑顔でした。彼女の話を聞いて、改めて敬和教育の大切さを痛感させられました。

 
 Iさんに限らず、敬和生は、自分のこと、考えていること、出会ったこと、これからのことなどをしっかりと正確に話しができる人が沢山います。そう言えば、寮修了礼拝のY.A.さんの話しも良かったです。入寮礼拝に寮長先生が彼女の話を引用して話されましたが、会場に居られる人々も感動して聞いておられました。
それでも、人の前で話をするというのは、簡単ではありません。寮修了礼拝の話を快く受けてくれたYさんでしたが、その準備に悩んでいました。過去の先輩達が卒寮の時にした話のようにできるかしらと不安だったのでしょう。先輩達の「こんな素敵な成長ができました」「かけがえのない出会いに満ちていました!」と言うような印象的な話を聞いて、自分も後輩たちにいいことを言ってあげたいと思ったのでしょう。
悩んでいたYさんに「ありのままのY.A.の言葉、美談になんてならなくていいから」と、アドバイスをしました。彼女は「ありがとうございます。なんだか肩の力が抜けました。書いてみます」と喜んでくれました。
彼女の話は、聞いている人の心にしっかりと届いて、見事なものでした。
皆さん、敬和学園で、自分の花を育ててください。

榎本かな