のぞみ寮通信

大望館

2010/04/24

大望館通信 第153号(4月24日)

< 花より団子 >

 
 いつまでたっても温かくならない今年の春。天気予報では未だ雪マークが出ています。一体どうなってるんだろうか?

そんな寒い春に今年も頑張って桜が咲いてくれました。その桜を見ようと開かれた「のぞみ寮お花見会」。しかし、誰も桜をゆっくり見ている人はいませんでした。なかには団子とフランクフルトを食べたらそれで満足。「もう帰っていい?」と戻っていく輩まで・・・。花見は一体何処に?花を見なければ意味がないでしょ。仕方ないのでせめて私だけでも0424_01と思い、夜桜をシャッターに納めておきました。
 それにしても、寮生ってやっぱり素直というか純朴というか、いいですね。だって花見の時に行われた行事委員主催のゲーム。他の高校生だったらあんなに盛り上がりませんよ。一人ぐらいはかっこつけて、「ヘっ、こんなことやってられるか!」って子がいてもいいけれども、見事全員が楽しんでいました。その素直さをいつまでも大事に・・・。 (澤野)

 0424_0220424_03

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

< 今年のドラマは? >

 
 今年も近づいてきました寮祭。劇の練習も始まりました。なんで劇?入ってきたばっかりの1年生は思うことでしょう。でも、練習をしていくうちにその意味が解かるはずです。この行事の取り組みにおける成長は“1年生が慣れない寮に慣れさせる為”とか“1年生が横のつながりを持つため”とかそんな意味もあるんですが、それだけではありません。
 今から2年前。先日巣立って行った、40回生が2年生のときです。寮祭の劇は2年生が台本を作り、2年生が主体となって1年生を指導していきます。1年生の演技力はさることながら、2年生の指導力、結束力も同時に問われるわけです。
 その年の2年生は本当に色々ありました。これまで副ブロック長をしていた生徒が一身上の都合により敬和を去ってしまい、あの元生徒会長が半ば仕方なく副ブロック長になることになったんです。そんなもんだったから、指導するべき2年生の結束そのものが曖昧だったんです。

 
 劇の指導どころか、台本すらなかなか出来上がりません。お互いに「ここはこうした方がいい。」言い合ってばっかり。自分の意見が通らないとスネてしまって、後は勝手にしてくれ。本来は、ここでの成長を信じている?私はいっさい口を出さないように我慢しているんですが、その年は我慢できませんでした。でも、私が入ってアドバイスしようが何しようが、自己主張ばかり。いつまでたっても台本が出来上がらず、今の3年生たちは先輩の言われるがまま、前日とは違う劇の練習をしていたんです。
 あれは本当に危機的状況でした。寮祭も間近になったとき、私はついに抑えていたものが爆発してしまいました。そして、40回生を前に本気で思ったことをぶつけてしまったんです。「もういい!今年はもうやめ。寮祭の当日俺が前に出て行って君達の親と寮生の前で謝る。すみません、今年の大望は劇ができませんでしたって!!」本気でそのつもりでした。私が諦めてしまったんです。
 でも、40回生は諦めませんでした。その日の夜、ミーティングを開いたんです。ミーティングを開きたいと言って来た時、ボルテージの上がっていた私は彼らに「勝手にせい!!」その一言だけ投げ返したのを覚えています。そして彼らは本当に勝手にしました。何と、ほぼ夜通し話し合ったらしいです。
 その時のミーティングが彼らに変化をもたらせました。全員が泣きながら本音で話し合ったんです。まるで、なんかの青春ドラマのような話ですね。でも、その日が大望館40回生の誕生だったと私は信じています。バラバラだった心が一つになろうとしたんです。

 
 さて劇の内容でしたが、正直言って内容はイマイチだったと思います。そりゃそうです。ろくに練習できなかったんですから。でも、あの危機的状況からよく創り上げれたもんだと感心しました。何より、内容よりそこから得られる成長。これを考えたら、その年は今までで一番でした。終ってみれば、一番いい結果を残す事ができた。2年前の寮祭はそう言う事ができます。毎年こう上手くいく訳ないですが、1年生だけでなく2年生の成長。これにも期待をしたいです。
 のぞみ寮における2年生は大変です。上からのプレッシャーと下への指導。まさに板ばさみ状態。でも、その辛い思いをするからこそ成長があるんです。しんどいと思う事、それは一生懸命やってる証拠です。しんどいと思ったとき、それは「自分が一生懸命やってるんだ」と自分を励まして、それに向かっていって欲しいものです。

(澤野)

 

 

 

 

 

 

<注意事項>

 
 毎年の事なんですが新年度が始まると、新入生の女の子を意識してか、少し張り切ってしまう人が出没します。いや、これはもしかしたら男の本能なのかもしれません。でもって、この本能がうまく働いた時、モテ期というものが訪れてきます。他の人とは違う格好、行動をさりげなくとることによって、思惑どおり目立ち、新入生の気を引く事に成功するのです。
 でも、本当に肝心なのはこれからです。一度自分にスポットを当てさせたら同じ行動をとる必要はありません。むしろ一度引っ込んだ方が効果的なのかもしれません。それに気が付かず、いつまでも目立とうとしていると、それは思いっきりイタい行動になってしまいます。その結果、訪れたモテ期を逃してしまう事になるんです。
 年度初めにだけモテる人。そろそろ引っ込んだ方がいいんじゃない?

(澤野)