自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2015/06/29
フェスティバルの産物
2015年度のフェスティバルも無事に幕を閉じました。毎年のことですが、梅雨時期でのフェスティバルは雨が降らないかどうかと、ヤキモキさせられます。例に漏れず今年も開催直前までそうでした。そんな心配をよそに2日間の天候は、フェスティバル向きの素晴らしい天気に恵まれました。やはり、神様はちゃんとみんなのために用意をしてくれていたのですね。
3年生を筆頭にどの連合も様々な苦悩と決断、そしてチャレンジを重ねている様子が毎日伝わってきていました。思い起こせば言い尽くせない事もあるでしょうが、それ以上に力を合わせての団結感を通してのやり切った達成感は素晴らしいものだったのではないでしょうか。フェスティバルを通して受取った物は一人一人違うでしょうが、何であれ、しっかりと自分の成長の糧にしてください。
さて、1日目を終えた表情には決して安堵感はありませんでした。むしろ、「いよいよ決戦の時だ」と言わんばかりの表情。蒸し暑いチャペルの中での合唱コンクール、演劇もやり切ったと、達成感、そして一体感は、観客側にいた私にも伝わって来ました。
2日目。この日の歓声は寮の物産展で販売をしている私たち寮務教師にも地響きの如く伝わってきました。皆、力一杯に応援できていたのでしょう。その証拠に、フェスティバルを終え寮に戻って来た1年生が「本当に楽しかった!」と、晴れやかな表情で口々に報告してくれました。この感動した気持ちを、それぞれの学年は来年度のステージへとイメージを膨らませていくのでしょう。是非、自分の達成感を次なる成長へと繋げてください。(榎本)





お肩をおもみしましょう!
2か月以上の時間をかけて準備をしてきたフェスティバルが終わりました。みんな真っ黒に日焼けをしてグラウンドから戻ってくる顔は、順位に関係なく、とってもキラキラ・すがすがしいものでした。
今年度が始まってまだ間もない頃から、点呼に行くと3年生の机の上にはノートが拡げられていて、衣装のデザイン画がいくつも描かれていたり、演劇の台本のアイデアが並べられていたり、部屋の窓を鏡代わりに、ダンスの振り付けを考えていたりしている様子が見られていました。これから2か月、みんながどんな悩みにぶち当たり、どんな風に乗り越えていくのだろうか?と、3年生たちの様子を見ながら心配しつつも、楽しみにしていた私がいました。
悩むだろう、とは思っていたものの、やっぱりみんなが悩む様子は見ていても切ないものです。一人が悩み、みんながサポートできるならドーンと構えていられますが、みんなが悩みの中にいるのです。館内の空気自体が澱んで見えるほど。いつもならサポートし合う3年生も、自分のことで精一杯。それでも周りに目も心も配りたいと努めてくれてはいましたが、なかなか願うようにはできず、そこでも苦しんでいるようにも見えました。
ある晩、どうしたものかなぁ?と考えながら点呼に行った時のことです。「こんばんは!」と私が部屋に入っていったのと同時に「疲れた~!」と叫んで椅子に倒れこむ3年生がいました。日々の取り組みで真っ黒に日焼けし、その日も1日中走り回っていたのでしょう。見るからにクタクタな様子の彼女。思うようにいかないこともあったのでしょうか、眉間にしわを寄せて大きなため息とともに椅子の上で伸びきっていました。「疲れてるね~」なんて声をかけている私の横で、同じ部屋の1・2年生が目配せをし合っていました。次の瞬間、「お肩をおもみしましょう!」「お足をおもみしましょう!」とコミカルに先輩に近づき、始まったマッサージタイム。そのコミカルさにクタクタな先輩もついつい「アハハ!」と大笑い。私も含めた4人が、消灯後にもかかわらず大爆笑していました。つい30秒前までは、不安と不満と、疲れと苛立ちで尖っていた部屋の空気が、一気に楽しいものになったのです。
「お部屋では疲れをいやしてもらいたくて。」「どんなに毎日がんばっているか知っているから、何かできることを考えていたの。」とその1・2年生。なんて優しい二人!なんて素敵な関係!3年生がどんよりしているから館の空気もドンヨリだなぁなんて考えていた私ですが、そうではない!と教えてもらえたとっても素敵な一コマでした。
3年生がしんどくてもがいていたら、1・2年生が救ってくれるのです。みぎわっ子、44人で「仲間」です。3年生が悩めば、3年生たちでサポートしますが、1・2年生も力を貸してくれているのです。3年生は後輩たちのことをいつも気に掛けて過ごしてくれていますが、1・2年生だって、いつも先輩のことを心にとめて過ごしているのです。お互いに支え合いながら、みぎわ館で暮らしていることを改めて教えてもらいました。ステキだね~、みぎわっ子!(森口)