自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2015/05/08
ココチイイ
先日、一人のめぐみっ子がこんな話を聞かせてくれました。
「私ね、昨日まですっごい心狭い人間だったんだよ。いろんな事に腹を立てて、いろんな事にイライラして、許せなくて。許せないから関わらないようにして、言わないようにしてた。でもさ、昨日さ、仲間といろいろ話したの。思っていること全部言ってさ。聞いてもらってさ。聞かせてもらってさ。そしたらさ、すっごいすっきりして、今すっごい幸せなの!心狭い自分でいるのってさ、自分が傷つかない方法のはずだったんだけど、実は自分も周りもすっごい傷ついていたことに気が付いた。だから、私はこれから心狭い自分にならないように生きて行こうと思う!今、すんごいココチイイ!」
食事の前の一瞬に聞かせてくれた話です。聞きながら、涙が出そうになりました。きっとすっごくしんどかっただろうな、と。きっとすっごく悩んだんだろうな、と。それを思うだけで辛くて涙が出そうになりました。でも今、気づけた自分に出会い、気づかせてくれた仲間と出会い、心地よく生きる一つの術を見つけ、それを「幸せ!」と言える彼女のすべてに、嬉しくて涙が出そうになりました。感激して、「すごいね~」「よかったね~」と肩をたたくのが精いっぱいの私がいました。聞かせてくれてありがとう。
寮生は日々、いろんな出来事とも出会います。楽しいことだけじゃない、辛いことだっていっぱいあります。でも、辛いままで終わらないのが寮生のすごいところ、のぞみ寮のすごいところだと思います。自分一人では行き詰ったとしても、共に道を切り開いてくれる仲間がいつもそばにいます。祈り続けてくれる仲間がいます。見出せたことを共に喜んでくれる仲間がいます。どんな状況も共有してくれる、共感してくれる仲間がいること、これって生きる力に違いありません。
のぞみ寮生にとっての当たり前のような毎日は、本当にスペシャルだと思います。そんなスペシャルをいろんな場面で見せてもらえ、聞かせてもらえる私たち寮務教師って、本当に幸せです!(森口)
季節の変わり目こそ自分を労わろう!
4月ももう終盤、ゴールデンウィークももうすぐそこです。敬和に咲いている桜も、花から新緑への模様替えがもうすぐ終わりそうです。しかし、日中のあたたかさの中にもまだまだ寒さが残っている新潟です。今、1・2年生は寮祭の準備に力いっぱい取り組んでおり、また3年生は6月に行われるフェスティバルに向けて試行錯誤している姿が多くあります。
目まぐるしい毎日の中で、新しい環境・立場での疲れがたまってきているところでしょう。風邪引きや体調不良も増えてきています。頑張りすぎて当日倒れた!なんてことになったら本末転倒。めぐみ館のみんなには当日を思いっきり楽しんでほしいです。ウイルス予防の定番、手洗い・うがいはもちろん、日常の中で少しでもほっとできる時間を見つけたり、息抜きの仕方を探したり、「自分頑張ってるな、えらいな~自分!」と自分を労わることも大切にしていきましょう!(会田)
◆オリエンテーションキャンプ「いってきま~す!」◆




礼拝のお話
2年 S.A
今日は、私が1年生だった頃の話をしたいと思います。48回生のみんな、学校生活はどうですか?友達はたくさんできましたか?楽しいですか?
私はちょうど1年前、なかなか友達が出来ず、毎日お母さんに学校行きたくない!と言っていました。保育園から小学校、中学校とメンバーがほぼ変わらなかった私は、友だちのつくり方を忘れてしまっていました。そんな私が、学校楽しい!と思えるようになったきっかけは、“ランチ一緒に食べていい?”という勇気を振り絞って言った一言でした。この一言を言った相手の子二人組は“もちろん”だったかな、笑顔でOKの返事をしてくれました。今でもその2人は大切な友達です。その2人のうち一人とは部活も一緒で、本音を話せる友だちです。
こうやって元気でやっていけているのは、“ランチ一緒に食べていい?”という一言のおかげだ!と言ったら大げさかもしれません。ですが今では勇気を出して良かった、本当に良かった、と思っています。
48回生のみんなも勇気を出していろんな人に話しかけてみてください。今のクラスは1年だけ。1年間なんてあっという間です。話しかけるの恥ずかしい!と緊張するかもしれませんが、勇気を出して話しかけた、たった一言でその子が大切な友達になるかもしれません。
2年 K.T
私は、人と違うことをするのが好きです。けれどTPOを考えずに個性を発揮してしまうと、人を不快にさせたりもします。小さい頃からよく母や先生に怒られていました。
小学生の頃、徒競走で1番になった私は校長先生から景品をもらいました。そのあと本当は閉会式だったのですが、私はその景品の中身が気になって、校長先生が話をしようとしているのに包装紙を破き中身を確認しようとしました。中身は下敷きとえんぴつとノートという何とも言えない景品に肩を落としていたころ、閉会式が終わり母に「先生の話はちゃんと聞く!」「今自分が何をしなきゃいけないのか考えなさい!」「何事にも時と場所と場合にあった行動をしなさい!」「恥ずかしいでしょ!」と怒られました。反省はしました。でも、恥ずかしいと言われたのがその時はしっくりこなかったのです。そしてその後も、自分の個性を発揮しすぎて今までに色々な人を困らせました。
人と違うことをするのは勇気がいるだけでなく、覚悟も必要です。人と違うことをするのがいけないことではないということを最近学びました。そしてそれと同時に責任を取らなくてはならないことを学びました。これからは、人と違う自分で他人に受け入れてもらえるような人になりたいです。
3年 I.M
本を読むのは好きですか?私は本を読むことがとても嫌いです。なぜなら、文章を読むことが苦手で、同じところを数回読まなければ理解することが出来ず、ページがなかなか進まないからです。小さいころからそういった理由で本から逃げて生活をしていました。私が本を読み始めたのは敬和に入ってからです。何がきっかけで、ということは特になかったのですが、ただ「語彙力」をつけたらあほそうに見えないかな、というあほそのものの考えからはじまりました。
最近読んだ本として、死ぬ間際の人や死んだ後から始まる物語ばかりなぜか手に取ってしまう自分がいます。私は生きるということよりも「死」ということの方が先に頭に思い浮かびました。人は死に直面すると、希望を持とうと探し始めることが分かりました。なぜ人はこのような時に希望を抱いたりするのでしょうか?
たぶん私が思うに、人は人生の終わりを身に感じると「悔い」が残り、出来るだけもっともっと満足のいくものにしたいと考えるからなのではないでしょうか。人は過去を振り返ることが出来ても、未来を具体的に知ることが出来ません。「生きる」ということは、希望を持ち、満足できるような人生を送ろうとすることを言うのかもしれません。
本は、このように一人で考える時間を与えてくれ、また、ワクワクした気持ちや幸せな気持ちにさせてくれたりもします。私たちは今高校生です。社会に出ると自分でゆっくりする時間が減るそうです。なので今のうちにたくさんの本を読んでみるのはいいかもしれません。きっと自分の価値観や考え方が変わってくることでしょう。