自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2015/02/09
家庭総合Ⅱは週1回の必修教科です。2年生は「自立」、3年生は「共生」をテーマに授業を展開しています。授業では、生徒の想像を促せるようにたくさんの実習を交えています。
3年生の後期は、「子どもを育てる」という保育の分野を行います。今回は、「赤ちゃんふれあい教室」の実習が行われました。具体的には、北区の健康福祉課の方々と連携し保健師さんにお話しいただき、実際に生後4カ月~1歳半位までの赤ちゃんを抱っこさせていただくというプログラムです。
ボランティアで来校いただいたお母さん方に、育児についてお聞きしたり、また赤ちゃんのあやし方をアドバイスいただきながら、慣れない手で必死に抱っこしていました。生徒たちは、その手で命の始まりを知り、命を育むことを知り、自分の幼き頃に重ねていました。
昨今、社会が希薄化や核家族化が進むことで、一度も赤ちゃんを抱っこした経験がない生徒が増えています。この経験を糧に、自分の命やこれからの新しい命を大切に考えてもらえるきっかけになればと思っています。
















生徒の感想①
赤ちゃん体験を通して妊娠から出産、そして子育てがとても大変だと言う事が分かりました。それらは、私が想像していたものよりもたくさん学ぶことがあるなと思いました。
私は授業で学ぶ前、つわりは妊娠発覚の時だけ起こる症状だと思っていました。しかし、授業で聞くとつわりが出産まで続く人もいると聞いてとても驚きました。人それぞれによってご飯が食べられなくなる程や、食べても吐いてしまうと聞いて私がその立場なら耐えられるのかと思うほどでした。妊娠しただけで、ご飯も食べられなくなるの?と疑っていた自分もいました。でも、たくさん授業で聞くうちに妊娠すると普段の生活が送れなくなると言うこともわかりました。私が赤ちゃんのふれあい体験をさせてもらったお母さんのお話の中でお腹が大きくなっていって自分で靴下が履けなくなった、寝返りがうてないなど今の自分にはとても想像出来ないものでした。そして、最初の陣痛が始まってから48時間後にやっと赤ちゃんがお腹から出てきたとお話を聞いたときは聞き間違いと思うほどに驚きました。48時間お腹の痛みに耐えるとは、私にはとても想像出来ません。でも、出産をおえて赤ちゃんの顔を見ると痛みを忘れると、どのお母さんも言っていたので陣痛よりも赤ちゃんが生まれてきた喜びの方が大きいのだと感じました。出産のあとは子育てと休む暇がないと思いました。やはり、赤ちゃんと言えば夜鳴きすると思うので寝不足や体調不良にならないのか心配になる部分もありましたし、いつ寝ているのだろうと思いました。私はこの授業を準備するに当たって先生のお手伝いをさせていただいたので、より赤ちゃんと触れ合うことが出来ました。でも、お母さんがご飯を食べるために少し離れてしまうだけで泣いてしまう子、ぐっすり寝ている子、おもちゃで遊んでいる子、とさまざまでした。自分がお世話している子が急に泣き出すとどうしていいか分からなくなりました。おもちゃなどで気を引こうと思いましたがそれも意味なく、おどおどしか出来ませんでした。そこでお母さんがきて、すぐに泣き止ませているところを見てすごいなあととても尊敬しました。夜鳴きをしたときもこのようにして泣き止ませているのだろうなと思いました。
たくさんのお話しと体験をして驚くこともたくさんあり、自分は耐えられるのか、とたくさん考えました。そして自分もこの大変な苦労の中で生まれてきたことに感謝しようと思いました。将来赤ちゃんが出来たら、大切に育てていき頑張りたいと思います。そして、少しずつ子育てになれていけるようにしたいです。この授業でたくさん知ることが出来、将来役立てたいと思いました。
























生徒の感想②
私は4人兄弟のため、赤ちゃんは珍しいものではありませんでした。しかし久しぶりに抱っこしてみると、赤ちゃんは温かくてやわらかくていい匂いでした。今回のふれ合い体験を通して、育児、出産について沢山知ることができました。来てくださったお母さんに、私も含め班の友人たちが様々な質問をしました。くわしい実体験をきくことができ、出産や育児に対して持っていた不安やわからないことが少しずつ解消されました。何よりも印象的だったのは私たちに話してくださる時のお母さんの表情と雰囲気です。赤ちゃんをとても愛おしそうに優しい表情で話してくださるお母さんはとても素敵でした。「大変なこともあるけど、可愛いから全然苦じゃない」とおっしゃっていたお母さんは私の憧れになりました。