のぞみ寮通信

光風館

2010/01/24

光風館通信 第247号(1月24日)

< コスコンで見せてくれた「継続は力なり」 >

 
 先週の「成人の日」の祝日に、新潟市音楽文化会館で、声楽部と男子声学部によるコスモスコンサートが開かれました。

コスモスコンサートは、例年は11月に催されているのですが、昨年のその時期に「敬和」では新型インフルエンザが流行していて出演予定者数名もこれに罹ってしまっていたことから、延期を余儀なくされてしまいました。仕切り直しで臨んだこのコンサートに、声楽部と男子声楽部のメンバーは趣向を凝らした演出と素敵な歌声を披露してくれました。

 
男子声楽部に所属する光風館生は、3年生のSくんとKくん、2年生のMくん、それに1年生のHくんとAくんの5人です。光風館担任の私としては、どうしても光風館生に目がいってしまうのですが、5人とも一生懸命でした。特に、最後のステージとなった佐久間くんとKくんはカッコよかったです。3年間に亘る部活動では、いろいろなことがあったことでしょう。楽しかったこともあれば、苦しかったこともあったはずです。嬉しかったこともあれば、悔しかったこともあったはずです。SくんとKくんは、それら一つひとつの出来事を思い出しながら、また溢れ来るいろんな想いを歌詞に込めて歌っていた、私には、そんな風に見えました。
考えてみれば、この二人は1年生の時に、歌唱については素人同然で男子声楽部に入部しました。でも、あのステージで披露してくれた歌声を聞く限りでは、そんなことは想像すらできません。二人には、もともと音楽的な才能があったのかもしれません。でも、相当な努力をしたであろうことは間違いないはずです。現に、Sくんは、男子声楽部の部長を務めるまでになりましたし(必要に迫られてなのかは分からないけど、ピアノも独学で学び、今では本当に上手に弾けるようなったものね)、Kくんも、パートリーダーを任せられていました(中学時代は陸上競技とスキーに明け暮れる超スポーツ少年だったらしいよ)。

 
この数年、後輩である「敬和生」を見ていて私が憂いているのは、一つの物事が長続きしないなあ・・・、ということです(皆は、「石の上にも三年」っていうことわざがあるのを知ってる?「冷たい石の上でも三年もいれば暖かになる」という意味から、「辛抱していれば、やがては成功するものだ」と忍耐力が大切であることを説いているんだよ)。とりわけ部活動においてそれが顕著なのが気になっています。寮生活も然りですが、どんな事だって、いつも順風満帆なんてことはあり得ないのです。苦しいこともあれば、辛いこともある。それが普通であり、自然なのです。だからちょっとしたことで、一度入った部を辞めてしまったり、他の部に移っていったりする様子を見ていると、違和感を覚えますし、心配にもなるのです(体の都合でそうなる場合には仕方ないけどね)。
その点、SくんとKくんは、最後までやり遂げました。コスコンを観ていて、本当に「継続は力なり」なんだなあ、と思わされました。1・2年生の皆、SくんやKくんをはじめ最後まで部活をやり通した3年生をぜひ見習って、今現在所属している部で最後までやり通してくださいな(もちろん、寮生活の方もだけどね、OK?!)。

(岩原)

 

 

 

 

< 3年生のラストメッセージ、始まる!! >

 
 毎晩の夕礼拝でしている「お話」の担当が3年生になりました(本当は1年生が担当している途中だったんだけど、3年生の寮生活が残り僅かになってきたから、順番を入れ替えたんだよね)。「のぞみ寮」生活におけるラストメッセージです。
 今、お話を担当してくれている3年生の皆、「お話」を考えるにあたっては、ぜひ時間を掛けてこれまでの自身の寮生活の歩みを振り返ってみて下さい。そして、気付いたこと、感じたこと、思ったこと、考えたこと、どんなことでもいいので、その内容をラストメッセージとして伝えてあげてください下さい(あくまでもポジティブに伝えてくれよな)。そうすれば、それはきっと後輩たちに勇気と希望を与えることになるはずですから。
 1・2年生の皆は、心を落ち着けて、素直に3年生のメッセージに耳を傾けましょう。3年生の先輩たちというのは、個々のパーソナリティはともかくとして、三年間の寮生活をやり遂げたという、その一点においてだけでもリスペクト(尊敬)に値する存在です。そして、それ故にその先輩たちがするお話、メッセージには重みがあるのです。私もどんなメッセージが聞けるのか楽しみにしています。

(岩原)

 

 

 

 

 

< 礼拝のお話し >

 
N.K.(1年)
 みなさん、こんばんは。9室のNです。今日は最近思っていることについて話そうと思います。まずは部活のことです。僕は、正直に言うと、勉強にはあまりやる気が起きません。だから授業中もよく寝てしまいます。でも、放課後になり部活の時間になると、僕はラグビージャージに着替え、自然とグランドへと足が向き、そして本気でプレーをすることができます。先輩たちからたくさんのことを教えてもらい、とても充実してるように思います。
 もう一つは、寮生活のことです。以前いた学校では、当然のことながら学校に行かなければ友達に会うことはできませんでした。でも、寮生活では、毎日友達と寝食を共にして、一緒に遊んだりすることができます。先輩と一緒に暮らすということも今までは考えられないことでした。このようにして僕は、はじめてのことを沢山経験しています。光風館の同学年の仲間、先輩方、そして寮の先生方と一緒に寮生活を送れることを本当に感謝します。これからもよろしくお願いします。

 

 

T.M.(1年)
 皆さん、こんばんは。9室のTです。今日は、多分3年生の前で話すことが最後になると思いますので、3年生に対する感謝の気持ちと、これから上級生になるにあたっての目標について話したいと思います。
 僕が光風館に入寮した日の夕食のとき、同じテーブルにいた3年生の方は、気まずくならないように、その場を盛り上げてくれました。2年生と3年生の区別もつかなかった僕に優しく話しかけてくれたときはとても嬉しかったです。同じ部屋の3年生の方は、暇つぶしになるようなものを持ってきていなかった僕に、マンガを貸してくれたりお菓子を分けてくれたりと、とても優しくしてくれました。  
フェスティヴァルの時は、周りの友達に流され大道具部門に入り、少し後悔していた僕に、「本当にそれでいいのか?」と聞いてくれ、その後で希望の部門に入れてもらったこともありました。嫌なことが続き、グチをこぼしていた僕に、「グチを言ってても始まらないじゃない」というようなアドバイスをしてくれた先輩もいました。僕はそれ以来、嫌なことがあるとその言葉を思い出すようにしています。

 
光風館で生活を始めてまだ8ヶ月ぐらいですが、3年生の方にお世話になったことは数え切れません。1年生の僕にとって、3年生はいつも憧れの存在でした。そんな3年生の方々と一緒に生活できる時間も残り僅かとなってきました。僕が3年生になったときには、今の3年生のように、後輩たちから憧れをもたれる、そんな存在になりたいと思います。そのためにも残り少ない先輩方との時間の中で、いろいろな良いところを吸収したいと思います。そして、来年は一つ学年が上がり、責任を持たなければならない立場になります。だから、僕は来年度から入寮してくる1年生にとって、僕がしてもらったことを思い出しながら、自分なりのやり方で少しでも今の先輩に近づき、追い越せるような存在になりたいと思います。

 

 

S.Y.(3年)
 皆さん、こんばんは。1室のSです。今日は、3年間の寮生活を振り返ってみたことを話したいと思います。3年間の寮生活を振り返ってみると、本当に沢山の出来事がありました。辛いこともあれば楽しいこともありました。苦しいこともあれば嬉しいこともありました。でも、ここでの生活はとても充実していました。私は、この光風館に途中から入寮しました。ここに入寮するまでの私は、「自立」からは程遠い生活を送っていました。しかし、この3年間の寮生活を通して、僅かかも知れませんが大人になれたように思います。1・2年生の皆さん、月日が経つのは本当に早いです。やるべきことはしっかりやってください。3年生になって後悔することのないように、ぜひ気をつけてください。

 

 

 

Y.A.(3年)
 最後のお話なので、寮生活について話します。まず、寮で、僕はとても成長したと思います。それはここにいる皆も同じだと思います。僕が成長できたのは、人を傷つけたり、傷つけられたりして、人の気持ちが前よりはだいぶ分かるようになったからだと思います。だから、1・2年生の皆は、お互いにどんどん傷つけ合ってください。僕はそれでいいと思います。
 僕が寮に入って一番良かったな、って思えることは、何でも言える、話せる仲間ができたことです。学校だけの生活だったら、こんなに深い関係を築けなかったと思います。寮生活をしていると、素の自分が出せるようになります。社会に出ればもちろんですが、普通は嫌でも気を遣ったり、遠慮したりしなければなりません。だから、寮というのは本当に貴重な場だと思います。もし、今現在、素の自分が出せていないと思っている人がいたならば、今からでも出してみてください。そしたら、一生付き合っていける友達ができるはずです。
 皆には、迷惑を掛けっぱなしでしたが、本当に光風館でよかったと思います。寮生活も残りわずかになってきましたが、最後まで同室のSともども、よろしく。本当に今までありがとう。
 最後に、高い学費や寮費を出してくれている両親に感謝する心を忘れないで下さい。気持ちは言葉にしないと伝わりません。恥ずかしいとは思うけど、ぜひ、両親に口に出して、「ありがとう」を言ってみてください。