自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2015/01/14
< 光風館スポーツ大会〜怒濤の3日間〜 >
1月9日(金)〜11日(日)、今年度初となる3日間連続で光風館スポーツ大会を行いました。1日目はアメリカンフットボールのタッチフット、2日目はフットサル、3日目はバスケットボールを企画しました。全部楽しみにしていましたが、私が特に待ち望んでいたのはアメフトです。
私は中学時代、NFLをテレビ観戦し衝撃を受けた直後、漫画「アイシールド21」の連載が始まったことでアメフトに興味を持ちました。敬和学園卒業後に進学した関西学院大学はアメフトが大学日本一と強いこともあり、アメフトが一番好きなスポーツになりました。「あいつらに対抗するため、あと身長が10cm高かったら入部するのに…」と大学時代、何度も考えました。でも今、思うと「入部出来る条件があったのだから入部しておけばよかったなぁ。日本一のチームを経験することなんて滅多にないよなぁ…」と少し後悔しています。
少し話はずれてしまいましたが…このアメリカンフットボールという競技は「パワー・スピード・作戦(タクティクス)」が勝利のカギとなります。(今回、企画したのはタッチフットなので相手にタックルということはしません。したがって「パワー」は必要ありません)前日に参加希望者を募りアメフトの大まかなルールの勉強会を開き、自分の得意とするポジション(司令塔・足が速い・キャッチが上手い・身体デカイ)を理解しました。当日パスキャッチやランルートを練習した後、2チームに分かれて試合をしました。相手を騙せるチームと騙されるチームが極端にわかった試合となり、大変盛り上がりました。
2日目フットサルでは、3年生とサッカー部を中心にハイレベルな攻防戦が繰り広げられました。4チームに分かれて試合を行いましたが…部活動を引退した3年生は著しい体力の低下に驚いたことでしょう。あれだけ部活動で汗を流し身体を動かしていたところから、食事制限せずに一気にだらけてしまうと身体が思うように動かなくなるのは当たり前です。その典型的な例が私です。これからも頑張って身体動かさないと私みたいになります。笑っていられるのも今のうちですよ。

3日目バスケットボールでは、バスケ部2年生とクロックスで参加したS.G君(2年)のプレーが目を見張る活躍ぶりでした。「やはりクロックスでは動きづらい」ということで運動靴に履き替えてきた直後からの彼は、ポイントゲッターとなり大活躍でした。3連休ということもあって12〜3名と少ない参加者だったので、常に走りっぱなしでした。最後のほうにはヘトヘトになりながらも、徐々に上達していき全員のプレーが冴えて素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
また週末の行事でスポーツ大会や料理教室などを企画していきますので、乞うご期待!(片岡)

< ラストメッセージにかける想い >
さぁ、今日から“ラストメッセージ”が始まりましたね!2月から自宅学習期間、3月には卒寮・卒業を控えている3年生は、この1月の各館礼拝で“ラストメッセージ”を話します。敬和生としての最後のお話、それは敬和生活の経験を通して、成長した姿を表現する機会です。
「話す内容はもうすでに頭の中にあるんです」や「何を話したらいいのかわからない。みんなの前で話すのはいつまで経っても緊張する」という声も聞こえてきています。確かに人前で話すことに慣れないと難しいことかもしれません。
私も全校礼拝やのぞみ寮全体礼拝のお話をする時は、必ず緊張します。前日に何度も練習してでもお話を作る時に私は「何を話したらいいのかわからない」とは考えません。「自分はみんなにどんな想いを伝えたいのかな?みんなにはこんな敬和生活を送ってほしい」と考えながら、お話を作っています。ここ数日の出来事を振り返って思い付くこともあるし、「これ、お話の掴みになるかも…」と憶えておくこともある。パソコンと向き合ってじっくり考えている時もあれば、ふとした瞬間に“言葉が天から降りてくる”こともある。このひとつの通信を作成するのに何時間もかかってしまうし、何度も書き直します。それほど『誰かに想いを伝えること』は大変なことだと感じるし、たくさんの時間と力を使います。
だからこそ、この“ラストメッセージ”に全力で臨んでください。ひとつ一つの言葉を大切にして、心を込めて話してください。そうすれば人前で話すことが苦手な人も緊張してしまう人も、君の想いは光風生に届くはずです。そして、お話をじっくり考えることで敬和生活3年間を支えてくれた人の存在に改めて気付くことでしょう。その人に感謝の想いを伝えることも忘れないように。
どんなお話が聴けるのか、とても楽しみにしています。決して“アゲインの審議”に掛けられることのないようにしてくださいね。いいお話を期待しています!(片岡)
< 礼拝のお話 >
山﨑 飛鳥(寮務教師) ※2015年1月6日各館礼拝のお話
今日は、ある格言を1つご紹介したいと思います。「人生は全て次の二つから成り立っている。」という言葉で始まる格言、聞いたことありますか?これはドイツの詩人ゲーテという人の言葉なのですが、このゲーテの言う「人生は全て次の二つから成り立っている。」の「二つ」って、何と何だと思いますか?その二つとは『したいけど、できない。』と『できるけど、したくない。』という言葉です。改めて、「したいけど、できないこと」と「できるけど、したくないこと」をサラッと聞く分には、何となく分かったような分からないようなといった感じに聞こえるかもしれません。しかしこの格言は、ものすごく端的に私たちの真理を突いている絶妙な言葉だと思いました。
例えば、いきなり「弁護士になれ!医者になれ!」って言われたとします。おそらく即答で「無理!」って答える人がほとんどだと思います。いくらなりたいと思っていたとしても、いきなりは無理です。これが「したいけど、できないこと」の一例です。では、これはどうでしょう?「元気よくあいさつしなさい!元気よく返事しなさい!」これなら風邪で喉を傷めてたりでもしない限り、多くの人が今すぐできることだと思います。でも実際は、「恥ずかしい」「面倒くさい」「カッコ悪い」といった感じで、やらない人が多い。これが「できるけど、したくないこと」の一例です。
何が言いたいかというと、「したいけど、できないこと。」これは裏を返せば「本当はできる可能性があっても、自らできないと諦めてしまっていること」ともとれます。
次に「できるけど、したくないこと。」こちらは裏を返せば「本当はもっと素晴らしい結果が得られるのに、自らその機会を逃している」ととれます。
つまり「したい・したくない」を決めるのはもちろん自分自身なわけですが、「できる・できない」を決めているのも結局は周りではなく自分自身なんですね。
今日は、偉そうにゲーテの格言などを引用させて頂きましたが、私自身も「医者になれ!弁護士になれ!」などと言われれば、間違いなく「無理!」と即答してしまう、ちっぽけな人間です。でも人一倍元気よくあいさつをすることくらいだったら、今この場からでも実行できます。あいさつに限らず「できるけど、したくないこと」って、私たちの周りにも結構あると思います。
例えば、床に小さなゴミが落ちていたとします。拾った方がいいか、放っておいた方がいいか?例えば、お年寄りが交差点で困っていたとします。声を掛けた方がいいか、無視した方がいいか?答えはどちらも決まっています。でも今の世の中では、正解じゃない方を選んでることの方が案外多いかもしれません。
私が高校生の頃、こんな言葉を先生に言われたことがあります。『何事も「できる・できないじゃなく、やるか・やらないか」なんだぞ、山﨑!』誰もができることを、誰もやらないくらい一所懸命やれ!という、心に残る教訓でした。
光風館では「できるけど、したくないこと」を積極的に「できるから、しよう」としている子が数多くいます。私自身みんなの行動から改めて考えさせられることが多々あり、一日一善ではないですけど、大きな成果というのは常に小さな成果の積み重ねの結果なのだと教えてもらいました。
それでは今学期も、皆で力を合わせて頑張っていきましょう!!
片岡 自由(寮務教師) ※2015年1月7日全校礼拝のお話
みなさんは敬和生活を送っている中でドキドキ・ワクワクすることはありますか?急にこんなことを言われても返答に困ると思いますし、冬休み明けで「しんどい、学校に行きたくない。冬休みの時のように家でのんびりしていたいなぁ」と考えている人もいると思います。
私が敬和学園へ入学する日、チャペルが見えてきた時に感じたドキドキ・ワクワクを今でもふっと思い出すことがあります。「どんな毎日が待っているのだろうか?どんな人と出会うのだろうか?敬和学園でたくさん学んでいろんなことを経験して、自分自身がきっと成長出来るはずだ。」そういう想いを持ち、敬和学園へ入学しました。みなさんの中にもそのような気持ちで入学してきた人がいることでしょう。
3年間の敬和生活を送る中で、私が毎日抱くように心がけていた想いがあります。それは「今日も楽しいことが待っている。ひとつ一つの新しい出会いを大切にしよう」ということです。親友とケンカして長い間口を全くきかなくなったり、部活動でケガをして練習出来なくなったり精神的・身体的にきつい時でもそう考えるように心がけていました。しかし長期休暇明けはやっぱりしんどくて、実家から寮・学校に戻ることがイヤで仕方ありませんでした。嫌々戻ってきたけど同級生・先輩後輩・先生と久しぶりに会うと、いつの間にかそのしんどいと思う気持ちは嬉しさや楽しさへ変わっていったことを憶えています。
昨年の10月初め、出張先から飛行機で新潟まで戻ってきました。機内で居眠りをしてしまい、気が付けば着陸態勢になっていました。ふと外を見ると、鮮やかな青色に輝きながらも荒れ狂う海、深い緑色の森は風で大きく揺れていました。暖かく柔らかい太陽の日差しがその海と森を照らしていました。次の風景を見た瞬間、ドキッとしました。その大自然の中に佇む敬和学園がひとつのテーマパークのように見えたのです。チャペル・友愛館・体育館の統一された屋根の色が鮮やかに見えたと同時に、ひとつ一つの味のある建物が日差しによってさらに輝き、敷地全体と周りの大自然がとても魅力的な空間に見えたのです。
空港から市バスに乗りましたが終点が松浜だったので、大きい重い荷物を抱えながら歩いて帰ってきました。敬和学園を目指し一歩ずつ進みチャペルが見えた瞬間、あの時に感じたドキドキ・ワクワクを思い出したのです。しかし、入学当初に感じた想いとは少し変化していました。
「どんな時間を過ごしているのだろうか?どんな人と出会っているのだろうか?たくさん学んでいろんなことを吸収して、きっと成長しているはずだ。」
その想いは自分が経験することへの楽しみではなく、敬和生ひとり一人の成長を期待していることに気付いたのです。ひとり一人の成長を目の当たりにすること、それが何よりもの嬉しさです。
ただテーマパークと言っても、楽しいことしかないというわけではありません。しんどいことやつらいことも多いかもしれません。でもしんどさやつらさにしっかり向き合うこと。それがあなたを成長させてくれるきっかけとなるはずです。また敬和生がテーマパークのお客さんということではなく、ひとり一人が敬和学園を築き上げるキャストです。誰かのために働いて、その人が喜んでくれたことに自分も喜びを感じる。つまり、敬和学園の学びの中で他人に仕える喜びが与えられているのです。敬和生活の中でも卒業してからも、自分の弱さに気が付いて、他人の才能や人柄を羨ましく感じることもあるでしょう。しかし今、自分に与えられている才能や周りにいる仲間の存在に気付いて、ひとつ一つの新しい出会いを大切にしてほしい。そして、今日の聖書箇所のように「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣く」人となってほしいと願います。
この敬和学園での他人との出会い、新しい自分との出会いは大きな力によって導かれ、守られています。敬和学園はその大きな存在があるからこそ、他のテーマパークとひと味違い、愛と希望に満ちて、出会いが溢れている場所であるのです。ドキドキ・ワクワクするたくさんの出会いを大切にして、いのちが輝くような生き方を送っていきましょう。