敬和の学園生活

日常の風景

2015/01/16

<授業訪問> 美術Ⅱ-③

≪授業の概要≫

 美術Ⅱ-③の授業では校内のスケッチをしたり、ステンドグラスといった工芸的な内容など様々な制作に取り組んでいます。
 今回は、身近な生活にも関わりが深い工芸分野の中でも、布や糸を染める「染色」を行いました。労作の授業で収穫された「たまねぎ」の皮の部分を利用し、和紙を染めました。
 普段、たまねぎの皮は捨てられる物ですが、染色に利用できるということを知り、また自分たちで育てたたまねぎを使用するということで、愛着のある作品にしたいと思います。
 制作の工程は、たまねぎの皮を洗濯ネットに入れ、お湯で染料になる色を煮出し、その液に和紙を浸します。液に浸す前に牛乳でデザインを施しました。これは牛乳の中のタンパク質に染料が反応し、塗っていない部分との色の差を感じるためです。

 

≪生徒の感想≫

●私は染めものをしたのは初めてでした。染色と聞くととても難しいイメージがあり、たまねぎで染めると聞いた時は驚きました。そもそもたまねぎで染められることも初めて知りました。使ったものはたまねぎと牛乳で、家庭でよく見られるものでとても親近感がわいた気がします。紅茶やハーブ、コーヒーといったものでも染められると聞いたのでお家でやってみようかなと思います。下書きの時に鉛筆で濃く書きすぎたので、濃くなる場所がどうなるか心配していましたが、ちゃんときれいに染まっていたので安心でした。染めた和紙はたまねぎカラーできれいに染まっていたので愛着がわく感じです。一人一人がそれぞれ違う模様なので染める時はどんな風になるか楽しみながら染めるのを見ていました。牛乳で描いた所が赤っぽい色になるのが不思議だったのでもう少し詳しく自分なりに調べたいと思いました。

 

●たまねぎは思ったより落ち着いた黄色、紅花は鮮やかなピンクに染まり驚きました。牛乳を水で薄めてグラデーションにするのは難しくて上手には出来ませんでした。和紙だけじゃなくて違うものも染めてみたいと思いました。自分たちでつくった紅花の方が濃い色が出ると言っていたのでもっと濃くなるのか見たかったなーと思いました。

 

 

≪今後の課題≫

 美術では材料の段階から自分たちの手で作り出すような制作をしていきたいと思っています。今年は染色に使用する紅花が不作だったため、材料を確保できるよう育てられたらいいと思います。また今後は他の教科とより連携した授業にしていけたらいいと思います。生徒の感想の中に和紙以外の素材や他の染色も体験してみたいとあったので、色のサンプルや自分たちで調べる時間を持つようにしたいと思います。