自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2014/11/11
<出陣>
このタイトルを見て何を想像しますか?3年生です。まさに出陣のとき。大学受験に向かっております。今月から来月の上旬がピークじゃないでしょうか?しかし、受験に向かう彼らの準備は他とは少し違います。
ほかの学校の大学受験は参考書を最後まで広げ、過去問題に打ち込み、その出題傾向を予測し準備をしますが。その一方、わが勇者たちは、ここでの3年間が一体どういうもので、自分がどう成長し変えられていったのかを振り返ります。そのことをふまえ、なぜ自分がその大学に入って、何を学びたいのかを熱弁しに行くのです。
面接だけ・・・。と言ってしまえばそれでおしまいなんですが、それが大変なんです。そのほんの僅かな時間に向かう緊張感は半端ではありません。心臓の音が相手に聞こえるんじゃないかというくらい緊張します。中には全く緊張しなかったって言って帰ってきた先輩たちもいましたが、そういう人たちに限って、失敗しています。受験で失敗ということはどういうことかわかりますよね。
だから、緊張するってことは大事なことなんです。いっぱい緊張して自分の思いをそこに向けてほしいと思います。はじめに緊張しておけば、途中は緊張しないはずです。終わってみれば、面接試験最中に徐々に緊張がほぐれたことに気が付くはずです。
そして何より、この受験に向かうことで、3年間の振り返りの時として、敬和に自分探しをしに来た意味を知る、一つの機会にしてほしいものです。 (澤野)
<礼拝のお話>
N.J 1年 千葉県市原市
皆さんは、いじめをした、または、いじめられたことがありますか?この中には、その過去をもう忘れたいと思っている人もいると思います。実際、僕も小学校から中学校の最初の頃までいじめられていたことがありました。当初は、そのいじめてくる人を僕は心底憎んでいました。ですが、よく考えてみるといじめをしている側の人も、心のどこかでは助けを求めている、思い悩んでいるのに、誰も手をさしのべてくれないから、つい人にあたってしまうという理由があるようです。要するに、心のよりどころがないということです。人は、一人では生きていけない存在です。一つの命は、いくつかの支えがないと成立しません。皆さんは、自分の周りに心のよりどころになってくれる人がいますか?自分の知らない所では、陰で支えてくれている人が多かったりします。それに気づくことができれば、少しはいじめや争いごとがこの世からなくなっていくのではないでしょうか。今、心を閉ざしてしまった人も、目に見えない所で誰かが自分を支えてくれている、守られているということに気づく時がくれば、その扉が開かれるのではないでしょうか。
S.T 1年 福島県会津若松市
みなさんはこの敬和学園に入学する際、「なぜ敬和を選んだか?」という質問に何と答えましたか?
僕は「他人の個性を認めていく中で、自分の個性を見つけ、それを認められる人間になりたい。それには敬和がぴったりだと思った。」と答えました。なんだか言っていることがありきたりでキレイ過ぎる感じもしましたが、僕は敬和に対して「個性があふれている」とか「受け入れる」というイメージを強く持っていたし、何よりそうありたいと願っていたのでこの回答にしました。他にも敬和ならではの学べることや楽しいことがたくさんあるとは思っていましたが、1番の理由はこれでした。
しかし、僕はこの自分が答えた敬和に来た理由を日々の生活の中で忘れてしまう事があります。楽しいことが続くときには、きっと自分の個性なんて考えてもいないし、イライラしている時には、人の個性を否定したくなってしまう事もあります。僕はそれをいつも何か失敗した時に後から気が付かされます。
「失敗」というと、なにかものすごいことをやってしまったという感じがするかもしれませんが、僕はこの「失敗」は大切なことを、思い出させてくれる、または気付かせてくれる1つの機会だと思っています。
「失敗は成功のもと」という言葉があります。失敗ばかりしてきた僕にとってはとても支えになる言葉です。たとえ失敗しても、それはなにか大事なことに気付くチャンスだということを、みなさんもぜひ頭の中に入れておいてください。失敗してしまった時に前を向けると思います。
I.E 2年 福井県福井市
今回の話は、先週の木曜日に朝の礼拝でハグマン先生のお話の中であった、モンスターについて話そうと思います。
私はまずモンスターの意味や語源を調べました。「Monster」は怪物や魔物の意味があり、ラテン語では「monstrumモンストゥルム」から来てて、「正体は分からないけれども存在を感じることができるもの」という意味でした。
私は人間の中にMonsterは住んでいると思います。それは、自分の中の「弱さ」だと思いました。「人間は皆、エゴイストだ」といわれてます。自分に利益になるものを優先させて他人を思いやらない。どうしても自分を優先してしまう。苦しい時、自分を許してしまう。逃げてしまう。私も部活で苦しい時、手を抜いて妥協してしまう事がありました。しかし、このような「弱さ」に打ち勝つにはやはり、自分自身に勝たなければなりません。勝たなければ、Monsterに囲まれ八方塞がりになり、いつか自分を失ってしまう。そのためには、自分のモンスターをコントロールすることです。
自分のモンスターとは、臆病なことと思います。それは、自分が苦しい時、自分が窮地に立たされている時に正体を現します。臆病を勇気に変えることこそ自分に必要だと思います。だからコントロールすることで、自分のモチベーションも上がり、どこかで爆発することもないのです。その為に、日常の姿勢や部活動を一日一日、大切に過ごしています。皆さんも自分の中に住むモンスターとどう向き合うか考えて素晴らしい日々を過ごしましょう。
S.K 2年 新潟県長岡市
今日は僕の思い出に残っているテレビ番組の話をしようと思います。それは最近今年の24時間テレビで放送されたドラマです。知っている人もいるかもしれませんが「はなちゃんの味噌汁」という題の、実際にあった話をもとにして作ったドラマです。
この話の内容を簡単に説明すると、日本のとある家庭に阿部さんという夫婦がいました。夫は信吾さん、妻は千恵さんという夫婦です。その妻の千恵さんに急に悲劇が起こったのです。千恵さんは、子供を産んですぐに肺がんであることが分かりました。もう助からないほどでした。そんなとき、千恵さんは残り少ない命と分かりながらも、うまれたばかりの子どものはなちゃんを愛情いっぱいに育てました。はなちゃんが五歳の誕生日を迎えると、千恵さんは母の味の味噌汁の作り方を教えました。味噌汁の作り方と同時に千恵さんは「食べることは生きること、一人でも生きられる力を身につけて」と言う言葉を送りました。そして、千恵さんは天国にいきました。悲しみに押しつぶされるかと思いきや、はなちゃんは千恵さんとの約束で、毎朝教えてもらった味噌汁を作り続けました。一日も欠かさずに。大切な人との別れはいつかきっときます。だからこそ、家族や友達との会話や約束はしっかり心に刻みましょう。毎日を精一杯楽しみましょう。


