のぞみ寮通信

大望館

2014/09/22

大望館通信 第220号(9月21日)

<受験>

 夏休み終わり、後期が始まると同時に3年生はいよいよこの時が来ます。すでに何度か校内の推薦会議は開かれました。何人もの大望生が無事推薦をいただきました。がしかし、勝負はこれからです。

 そもそも、敬和生の大学受験はほかの学校の高校生と比べたらどうでしょうか?多くの生徒が、敬和の教育に賛同してくれる進路先からのいろんな推薦をもらって受験していきます。その姿は普通の受験生とは少し違いますよね。受験生と言えば、おでこに合格の文字の書かれた鉢巻をまいて、カリカリ机に向かっている姿を想像します。現に、ほかの高校の3年生はそんな姿はしていなくとも、予備校や自宅で寝る間を惜しんでセンター試験に向けてカリカリ机に向かっていることでしょう。

 それに比べ、君たち敬和生は、自分探しと言われる敬和ライフに真剣に取り組み、その真剣さが本気であるほど、推薦をいただけるという不思議な現象が起きているわけです。言い換えるならば、敬和ライフそのものが受験勉強というわけです。でも、全く机に向かわなくていいのか?と問われたらそうではありません。まさに今がその時です。

 推薦で受験するといっても、書類だけ書けば合格でないのは当たり前のことです。その生徒が、どんな教育を受けてきて、どんな考えを持っていて、なんで数ある大学から、一つを選び、何を学びたいのか・・・。などなど推薦受験では書くことがたくさんあります。そしていっぱい書いて、受験する大学にどれだけ自分がその大学に適している人間かをアピールしなくてはならないんです。そこで、寮生は自分が寮生であったことにお得感を感じるわけです。

 全国の高校で寮のある学校はいっぱいあります。でも、その寮のほとんどは、学校に通うための寮であって、のぞみ寮のように人間的成長を目指す寮ではありません。また、全寮制と言われる学校はあっても、寮生もいて、通生もいる学校というのも少ないです。敬和の寮は特別です。

 いやなことも、楽しいこともいろんなことがいっぱいあります。いつも友達がいて楽しいけど、いつも友達がいて一人になれなくてしんどいです。ケンカしても逃げられないし、携帯ダメだし、不自由なことも多いです。でも、そんな寮で3年間過ごすとどうでしょう?いろんなことがあったぶん成長します。当然です。普通の生活しているより倍は成長してもらわなきゃ困ります。

 その成長が何よりの自己アピールにつながるわけです。そう考えたとき、書くこともいっぱいあるんです。なにもないわけありません。何もないんだったら、わざわざ寮生活しに来た意味がありません。自分の成長をうまく言葉にできない人もいるでしょう。そんなときは私たちのところに来てください。いっぱいヒントあげますよ。ついでに、近くで君たちのことみてきた私たちは、君たちのいいところいっぱい知っています。聞きたい人は是非来てください。面白おかしくたまには褒めようではありませんか。(澤野)

 

 

<新生大望> 

 3年生が受験モードにはいるのと時を同じくして、世代交代が始まります。前にも話しましたが、この節目の時に2年生は大きく変わります。今まで3年生の言うとおりにしていただけだったのが寮運営という責任を与えられ、自分たちで多くのことを見直し、よりよいものに変え、館で過ごす全員が心地よく過ごせるようにしなければなりません。すごいと思うのは、毎年話し合われる内容が、上級生が心地よく過ごすための話し合いではなく、後輩たちの成長もしっかりと考えられてるということです。

 私自身の高校生活を振り返ってみてどうだったか?君たちと比べるとちょっと情けない気持ちになってしまいます。自分たちが楽をするために、後輩たちに「やらせるルール」ばかり新しく作ってたように思えてなりません。20年も前の話ですが、私もこののぞみ寮で3年間を過ごしたならば、もっと人間的に厚みのある人になれたのかなあ?なんてことも考えます。

 とにもかくにも、これから寮運営を担う2年生たちが自分の責任を全うする姿と、そこからの成長に心から期待しています。今まで以上の館をつくってください。(澤野)

 

 

<お話> 

 君たちは、敬和のホームページを見たことがあるでしょうか?この通信もホームページに載ってるんです。で、これまで大望館の通信は先生たちのコラムだけ紹介されていましたが、ほかの館のものには、毎日の礼拝で話されたものが載せられています。意外にこれが好評なんですよ。以前、は大望館のものにも載せていましたが、いつの間にか載せることをやめました。理由は特にありません。しかし、ほかの館の通信を見た保護者の感想をよく耳にするんです。「うちの子があんなお話をするようになるなんて」とか「だれだれ君の礼拝のお話がとてもよかったとか」先生達の書いたコラム以上に、君たちのお話の感想の方がいい反応なんです。礼拝のお話とは、「君たちの生の声」です。親元を離れ、わざわざ寮生活を送っているその声の力はすごいです。それを紹介することで、全国にのぞみ寮生の素晴らしさを届けようではありませんか!

 ということで、これからは礼拝のお話はきちんとパソコンで作ってデータ化してください。そして、その内容が日本各地に、いや世界中いる敬和に連なる人々が見るものだと意識してしっかり時間をかけて作ってください。何よりも、このお話を見て、ひとりでも多くの人がのぞみ寮に関心を持ってほしいのです。ご協力お願いします。(澤野)

 

 

<礼拝のお話> 

3年 K.R

  今日は、人をまとめることの難しさについて話そうと思います。ぼくはフェスティバルの時、パネルチーフをやりました。しかしながら、望んでなったわけではありません。そもそも、人と関わることが苦手な僕にとってチーフという役職は荷が重かったと思います。しかし、そんな事ウダウダ言っててもチーフになった以上パネルを完成させなければいけない責任と義務が発生します。さらに運悪く、一位を取ろうとやる気満ち溢れる蔵王連合だったので、パネルを完成させる仕事に加え一位を取るという業務が追加され、ブラック企業に勤めている人の気持ちがとても分かりました。そして、皆の一位以外ありえないみたいな雰囲気がすごくプレッシャーになりました。

 そんな中、僕のフェスティバルが始まりました。最初は、誰も来てくれず一人で作業しました、流石にこのままだと完成しないおそれがあるので、すごく焦りました。次の日は一生懸命呼びかけてたくさんの人が来てくれました、仕事がはかどるかと思いましたが、人が集まりすぎたことが仇となり、割り振れる仕事がなくなり、多くの失業者を出してしまいました。その他に減点だったり、色塗りを間違えたり、人をまとめながら仕事をするのはとても大変だと思いました。

 その日、寮に帰って考えました。どうすればスムーズに進むのか、うまくまとめられるのか、そう考えて作業しているうちに徐々に結果がではじめ、気がついたら一位を取っていました。まだまだ出来ることはあったのにやれなかったのを後悔していますがいい経験を出来てよかったと思っています。

 皆さんは社会に出たらいずれ人をまとめる時が来るはずです。身近なたとえだと評議員、ブロック長、生徒会長などですが。その立場に立たされた時責任と義務が付いて回ります。

 義務はやらなければいけないこと、責任はミスをした時に罰を受けなければいけないこと・・・。敬和学園は失敗が許される学校です。一年生は委員会などに入ってみてはどうでしょうか

 二年生は世代交代で大変だと思いますがきっちり責任と義務を果たせるよう頑張って下さい。今の内に色んなことを経験しいろんな失敗をして学んでください。