のぞみ寮通信

みぎわ館

2014/03/10

みぎわ館 第186号(3月10日)

先輩、大好き! 

 先日、一人の1年生(46回生)のみぎわっ子(Aさん)とみぎわ事務室で話をしていました。その内容は43回生についてです。Aさんが突然「先生、私、43回生のみぎわ館の先輩全員を知ってるよ!」と話してきたのです。

 46回生が入寮してきた時、3年生は44回生でした。ですから、43回生と一緒に暮らしたことはありません。卒業生として数名が遊びに来てくれた事はありましたが、全員ではありません。ではなぜ、Aさんが43回生みぎわっ子全員を知っているのか?もちろん、聞いてみました。

 私「なんで!?なんで知っているの!?」Aさん「その前に、43回生の事教えてあげる~!○○さんはこんな人でしょ~、△△さんはこんな人!□□さんはこんな人で~…」と、みぎわっ子43回生・16人全員の、名前だけではなく、当時のエピソードまでをも言い当てたのです!聞いていた私は一人ずつの紹介をAさんから受けながら「確かに!」「そう!そういうステキな人だった!」「そうなの!こういう面白い所があったよ!」と大興奮。43回生達全員が目の前に現れたかのような、今でも一緒に過ごしているかのような錯覚に陥ってしまいそうなくらい、イキイキとした的確な紹介に嬉しいやら、びっくりやらでした。

 「ねぇ、ねぇ!なんでそんなに詳しいの!?」と改めて聞くと、Aさんは「だってね、44回生の先輩たちが話して聞かせてくれたの。写真を見ながら、一人一人との思い出話をたっくさん!だから、自然と顔も名前もエピソードも覚えちゃったの。」と答えてくれました。

 44回生は43回生が大好きだったのです。大好きだから、自分の大好きな先輩の話を大好きな後輩に話して聞かせていたのです。そうしたら、その後輩が、直接会った事はないけれど、44回生を通して43回生を知り、出会い、好きになっていたのです。なんてステキ!なんて優しい!なんて可愛い!

 Aさんはこんな風に話を締めくくってくれました。「私もね、44回生の話を47回生・48回生のみぎわっ子にいっぱい・いっぱいするんだ!だって大好きだから。どんなに素敵な先輩がみぎわ館にいたか、話して聞かせたいんだ!」って。

 先日卒業していった44回生がこの話を聞いたら、どんなに喜ぶでしょう。私でさえ泣きたくなるほど嬉しくなったのですから。あぁ、これが寮生活なんだと、改めて思わされました。心を通わしながら、本当に共に歩んでいるから、互いをいつまでも大切に想い合える、また、その大切な気持ちを周りにも伝えていけるのでしょう。Aさんは44回生がどんなに43回生を好きだったのかを知ったと同時に、自分たち46回生もとっても大切に想われていた事にも気付かされたのではないでしょうか。

 こんな喜びが溢れている寮生活、なんて素晴らしいんだろうと、いつも寮生を通して教えられます。苦しい時も当然ある寮生活ですが、信じられないほどの喜びにたくさん出会えるのも寮生活です。そして限りもある寮生活。毎日を本当に大切に大切に過ごしてほしいと願います。(森口)

 

 

 

 

 

テスト週間?夜食週間?  

 いよいよ3月10日から第5定期テストが始まります。1週間前からはみぎわ館全体がなんだか引き締まっているように感じています。みぎわっ子にとっては今年度最後のテストだから、来年度の進路に向けてなどいろんな理由で、しっかり頑張っておきたいテストのようです。

 寮生はよ~く勉強します。「中学校の時全く勉強しなかったよ!私!」なんて大きな声で話してくれる人もいますが、みんなよく勉強します。自分に全くその気がなくても、同じお部屋の人が机に向かって黙々と取り組んでいたら、ベッドでマンガ片手にポテトチップス…なんてはしていられないようです。夜の点呼に回る時、寝る準備をしていたり、友達と楽しい話をしていたりする姿も見られますが、どのみぎわっ子の机の上にも決まってノートや教科書が開いて置かれています。今の今までやっていたのが見えるようです。

 ある夜の点呼の事です。私「いよいよ今年度最後のテストだね~。頑張ってね~。」と声を掛けてまわっていたら、一人のみぎわっ子(Bさん)が「先生、期待しているよ!」と話してきました。私「ん?期待してるよは私のセリフだけど!?」Bさん「テストに向けてがんばるからさ!ほら…。ね!?」私「???」Bさん「おいしいもの作って~!!」私「あははははは!」と。なんともかわいいリクエストです。ちょっと差し入れ作って、それでみんなが頑張れるならお安い御用!と私達も連日頑張ってしまいます(笑)。

 勉強も友達と協力し合いながら、声を掛けあいながら取り組んでいるみぎわっ子たち。テスト勉強は科目も多くて大変ですが、それでもきっと取り組む中に、仲間との関わりや新たな出会いや喜びがあることでしょう。今、自分がやるべきことにしっかり向き合い、乗り越えていってほしいと思います。

 そうそう、ある日の夜食タイムのことです。「今日は夜食が絶対ある!って知ってたよ!」と一番乗りに事務室に駆け込んできたCさん。「え~!どうしてわかったの?」と聞くと、「学校から帰ってきたら、みぎわ館内に幸せな匂いがしたの!」と。私「へ~。なんだか、ステキだね~。」Cさん「そしてオーブンを開けて匂いを嗅いだら、とってもいい香りがした。間違いない、今夜は夜食がある!と確信してたよ!」と(笑)。またそれを得意げに(笑)。みぎわっ子って、本当にかわいいんです(笑)。Cさんは学校から帰ってきてから21:30までずっと、夜食タイムを励みに勉強に取り組んでいたのだそうです。そんな期待、裏切るわけにはいきませんよね(笑)。(森口)

 

 

 

 

 

ピア・エデュケーション  

 3月3日の雛祭りに、医療福祉大学ピア・サークルの学生さん14名がのぞみ寮にやって来てくれました。のぞみ寮のセクシャリティ教育の一環としてもう4年も、定期的に開催して下さるイベントです。私たち寮務教師よりもずっと(?)年齢の近いお兄さん・お姉さんが2年生を対象に「性とは何か?」を、共に考える時間を与えてくださいました。

 一方的な「こうだよ、こうだよ」という話を聞くだけではなく、「みんなはどう思う?」と問いかけてくださるから、より一層自分の事として捉えて考えることが出来たようです。

 のぞみ寮ではこんな風に、自分の人生について、自分と周りとの関わりについてなど、色んな事をしっかり考えるチャンスが幾度も与えられます。そして、その一つ一つに真摯に向き合って考えようと出来るみんなはすごいと思います。また、考えるだけではなく、大学生との出会いもあります。ピア・エデュケーションの後来てくれた大学生と一緒に夕食を摂りながら、自分の進路相談などもさせてもらっていたようです。

 与えられる出会いを大切に、日々、自分探しをしていってほしいと思います。(森口)