自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2014/03/05
お部屋替え
2月19日(水)に新しくお部屋替えをしました。3年生がいなくなり、しばらくはこの1・2年部屋で過ごすことになります。そして春にはこのお部屋で新しく47回生を迎え3人部屋になります。いいチームワークを作ってください。また、このお部屋で6月まで過ごすことになります。次のお部屋替えまで長いので、上手く息抜きをしながらやっていきましょう!よろしくお願いします!(会田)
女の子をドキドキ・ワクワクさせる日…
1月は行く、2月は逃げる、3月は去る。そんな言葉を聞いたことがあります。まさにその言葉通り、新しい年が明けてからあっという間に時間が過ぎ、もう2月が終わろうとしています。44回生を送る会も間近に迫り、生徒も教職員もなんだか落ち着かない、慌ただしい日々を過ごしています。
しかしそんな中でも、女子をドキドキ・ワクワクさせ、男子を不安(?)にさせる日が今年もやってきました。そう、バレンタインデーです。約1週間前から女子寮のあちらこちらでお菓子作り(チョコではない子も多くいました)の相談や準備が始まっている様子が伺え、中には「先生も楽しみにしててね!」と私たち寮務教師に声をかけてくれる生徒もいて、「ありがとう!楽しみしてる!」とこちらもワクワクせずにはいられませんでした。今年は敬和学園の入試と重なっていたので、バレンタインデー当日とその前後の日がフリーになることもあり、「今回告白する!」とかなり気合の入った子もいました。
そんな彼女たちを見て、私は自分が高校生だった頃のことを思い出しました。私も女子寮の生徒たちのように、「今年は何を作ろうかなあ。」、「(好きな人に)受け取ってもらえるかなあ。」と色んな想いを抱いてこの時期を過ごしていました。もちろん“友チョコ”もたくさん用意して、クラスの友人や部活の仲間と渡し合いっこもしました。大量の手作り菓子を部活の前後にたいらげて、「甘い物はしばらく見たくない・・・」と友人たちと笑い合った事を今でも覚えています。「時代が変わってもやることはあんまり変わらないんだなあ。」と、女子寮の生徒たちの姿に当時の自分の姿を重ね、とても嬉しくなりました。
さて、そのチョコが本命であれ義理であれ、今も昔も共通しているのは、人を想う「心」です。喜んでもらいたい、自分の思いを伝えたい、そんな「心」を込めてつくるチョコはとても意味のあるものだと思います。例え買ったものだったとしても、相手のことを想って選ぶ時間に「心」がこもっています。実はこの「心」は何をする上でも大切な核になるものだと私は思っています。特に人とのコミュニケーションにはこれが欠かせません。
そう考えると、のぞみ寮生は3年もかけて「心」を大切に育てているのだなあと改めて気付かされます。寮生が主体となって生活するのぞみ寮は、様々な場面でお互いにコミュニケーションを取ろうとしなければうまくいかない場です。生徒たちは学年などの枠を超えてミーティングの時間をもったり、少人数での意見交換の場を設けたりしながら少しずつ関係づくりをしています。つまり、常に「心」を通わせているのです。
「心」を伝え合うコミュニケーション。バレンタインデーは、欧米では男性が女性に愛を伝える日だそうですが、形は違っても、コミュニケーションを円滑にしてくれる日なのかもしれません。 (小黒)
礼拝のお話
2年 W.T
「限界になったら身体は勝手に逃げるもの。そこまで耐えてみるのも自分への挑戦かも。死にたいくらいの限界も、いつかそれを笑えるときがくるはずだから。」この言葉は、女優の上戸彩さんが雑誌AERAで言っていた言葉です。その頃の私はなんだかすごく悩んでいました。とても悩んでいたので、「限界になったら身体は勝手に逃げるもの。」この一言に救われました。苦しかったら苦しいでいい、泣きたかったら泣けばいい、そのまんまでいいんだなと思いました。とにかく気が楽になったのを覚えています。
今この場にいる私たちはきっと他の高校生よりたくさん悩んで、たくさん人とケンカして、イヤでも他の高校生より一足先に大人になっているはずです。そんな合間合間に悲しくなってしまう程心が痛くなったり、たくさんの愛情を求めたり、ふさぎこんだりすることがたまにあると思います。私は上戸彩さんの言葉から、自分の成長と共に出てくる不安や葛藤は我慢しなくていいのかもしれないと思うようになりました。それは困ったときに助けてくれる人が周りにいるからです。今、世間では年々自殺をする人が増えつつあります。多分それは自分がHELPとなった時に、周りに弱いところを見せられない、周りはそのような時にどうすればいいかを知らない、経験がないように思います。そういったすれ違いが今の社会に表れつつあるように思います。でも私たちは自分が困っている場合や、もし相手がそのような状態にいたらどのようにしたら良いか、ある程度分かっているはずです。
村上春樹の『ノルウェイの森』という本に、精神病を患っている患者たちが集まる「阿美寮」という療養所に住んでいるレイコという人は、このように言っています。「ここのいちばん良いところはね、…(割愛)…ごまかしたりしないこと、それだけでいいのよ。」私たちにも同じことが言えます。
敬和では、誰かが困っていたら手を差し伸べてあげる、みんなと協力していく、今の人々が忘れている何かを教えてくれる場所にあります。勉強したってわからない事がたくさん学べる学校です。人間との繋がり、考えれば考える程気が遠くなって、答えのみつからないものですが、私たちはこの場の経験を外に発信していく必要があります。行き詰ったらそれでいいんです。どのような状況においても必ず休める場所があります。そして困っている人がいたらその人に手を差し伸べてください。それはレイコが言っていること、言えば村上春樹が私たちに伝えたいことが、今寮という場にいる私たちならわかるはずです。これから学年が一つ上がろうとしている今、人との関わり方についてもう一度見直す必要があるはずです。10代という貴重な時期からこのような経験ができるのは一生の宝になるはずです。考えてみれば、20歳になるまであと、3・4年しかありません。10代の自分だからこそできるものに挑戦し、そして悩み、大人になる準備をしましょう。私個人的には、20歳になった時に大人の世界というところに無理やり押し出されてしまったなぁと思わないためにも、たくさんのことにふれていきたいです。




