自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2014/01/27
みぎわでよかった♡
最近、いろんな3年生と1対1でゆっくりと話をする機会が与えられています。それも予定をして…ではなく、自然の流れの中で与えられてるのが嬉しいです。 そのうちの一人との会話の中で、こんな話を聞くことが出来ました。
彼女は行きたい学校が他にあったのですが、そこを受験するも思いが叶わず不合格。落ち込みますが、そこで敬和の存在を知り敬和を受験することに決め、入学・入寮することになりました。中学校時代、親にも先生たちにも心開かず気ままな生活を送っていた彼女。そんな生活から突然始まったみぎわ館での集団生活。まるで地獄の様だったとか。そりゃそうですよね。それまで自由気ままにしていたのに、いきなり起きる時間も寝る時間も、ご飯食べる時間も勉強する時間もお風呂に入る時間も、いろんなことが決まっている生活を始めたのですから。それになかなか慣れることが出来ず、また寮内や部屋で与えられる役割にもやる意味が分からず、やってみようと思ってみてもなかなか自分が思うようにできず、また、周りが期待するほどできない自分にも気付いてしまい、辛い毎日を送っていたのだそうです。
だけど、この最初のところでも成長がありました。「なんでこんなんせなあかんねん!」と周りへの怒りからスタートした寮生活も「なんで自分はこんなことも出来ないんだろう」と自分への怒りや寂しさに変わっていました。寮のプログラムに乗らない生活をしている事や、周りから叱られる状況、ふてくされてベッドにこもっている状況は一見同じなのですが、彼女の心の内では確実に変化していたのだという事を教えられました。






そんな「出来ない」生活を過ごしていた彼女も、1年の終わりころから大きく変わっていきました。拒んでいた仲間との関わりを自ら持つようになり、いい加減だった生活習慣もしっかりやろうと努めているようでした。勉強だって必死になって取り組むようになっていました。私の目にはまるで突然の変身に見えていましたので、いつか彼女自身からこの時期の話を聞いてみたいと思っていたのです。今がそのチャンス!と突っ込んで聞いてみました。「大きく変わったきっかけは何かあったのかなぁ?」と。すると、「うん。あったんだ。」と、彼女は明確な返答を持っていました。
1年生の間、ずっと適当に過ごしてきた寮生活・学校生活。それでも1年生時3月の最後のテストの時に、一度くらいは一生懸命勉強してみようかなぁ、と思ったのだそうです。しかしそれまで何も取り組んでいなかった勉強ですから、急に教科書を開いてみても、自分のノートを見ても、自力で勉強してみても全く分かりませんでした。やっぱり自分はダメだ、なにをやっても何もできない!と放り出してしまおうとした時、同じ部屋だった先輩と同級生の仲間が自分たちのテスト勉強はそっちのけで彼女の勉強に付き合い、教え続けてくれたのです。本当に1から、丁寧にわかるまで同じところであっても何度も教えてくれ、眠たいと感じさせることもなくいつまでも付き合ってくれ、気が付いたら3人で朝を迎えていました。自分のためにこんなにまでしてくれる仲間がいた喜びに心が暖かくなり、それだけで十分満足だったのだそうです。でもテストだって今までにない手ごたえで、返却をドキドキしながら待っていました。返ってきたテストはなんと学年で一番、これまでにとったことの無い高得点だったのだそうです。どんなに嬉しかった事か…。大はしゃぎしていたであろう彼女の姿が目に浮かびます。
この経験が、自分もやったらできる、いつでも支え・応援してくれる仲間がいるという自信と安心感につながり、これまでの生活から一転、仲間との関わりを大事にし、自分の夢を追いかけて一生懸命になることが出来たのだそうです。その結果、現在の彼女の成績はトップクラス、みぎわ館の後輩たちからも同級生からも大きな信頼を得、キラキラした笑顔で毎日を過ごしています。
「のぞみ寮に来ていなかったら、こんな私にはなれなかっただろうな。」の言葉でこの話を締めくくってくれていた彼女。聞かせてもらえて本当に嬉しくなった彼女の変化のお話です。寮だからこそ、のぞみ寮の仲間に出会えたからこそこんな経験が出来たのでしょう。寮ってやっぱりステキ!(森口)

先輩~☆
1月25日(土)の夜、みぎわホールに降りてみると1年生2人組が一生懸命お菓子作りしている現場に遭遇しました。「何作ってるの~!?」と近づいてみると、カップケーキに色とりどりのクリームをトッピングし、キラキラしたチョコレートなども載せたりして、まるで映画に見るアメリカのおしゃれなお菓子屋さんのケーキがたくさん作られていました。「わっ!すご~い!」とそのお菓子のあまりの可愛さに大きな声を上げた私。「3年生にこれまでの感謝をこめてお菓子をプレゼントしようと思って!」と笑顔で答えてくれた二人の1年生。
チョコレート入りのカップケーキを焼き、バタークリームを作り、食紅を加えてピンクにオレンジに緑に青に黄色に…と様々な色のクリームで、3年生一人一人のイメージカラーで仕上げたカップケーキ。この先輩は可愛いものが好きだからピンクのクリームとイチゴのチョコでトッピング、この先輩は緑が好きだから緑のクリームに黄色のチョコレートで元気さを、あの先輩はかっこいいのが大好きだから紫のクリームでブラックチョコをトッピング…。一人一人を思い浮かべ、心を込めて作ってくれていたとっても素敵なカップケーキたち。こんな風に大切に思われている3年生たち、嬉しいね~!こんな風に心を込めて作ってくれたカップケーキ、絶対に美味しいはずです!嬉しいね~!
出来上がったカップケーキを見せてもらうと、誰を想ってデコレーションしたのか当てられるほどの出来栄え!素晴らしい!3年生たち、後輩たちからとっても愛されていたのだなぁと改めて感じ、とっても心が暖かくなりました。また同時に、こんなにも人を大事に思うことが出来る1年生にも、とっても嬉しくなりました。 (森口)






最後の週
いよいよ3年生の寮生活・最後の週がやって来てしまいました。3年前の4月には想像さえ出来ていなかったことではないのでしょうか。昨年の43回生の卒業礼拝後の夜、私は点呼に回りながら当時2年生だった44回生達に「次はみんなの番だよ~!この1年、本当に早いんだからね!あっという間にみんなも卒業なんだよ~!」なんて言っていたのを思い出します。「まだまだ時間あるし!」なんて返していた44回生達。1日や1週間や1ヶ月の単位では長かったかもしれない敬和での生活も、ね、今になってみればアッという間でしょ?この1週間はもっともっと早いはず。1日1日、大事にしていって下さいね!私も大事に過ごさなきゃ!(森口)