自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2009/11/01
< 花巻東高校の菊池雄星くんに何を学ぶか >
前号の光風館通信で、「楽天イーグルス」の快進撃について、私が思うことを書きました。
今号も、「野球」つながりで、今年の春夏の全国高校野球大会で日本中の注目を集めた花巻東高校(岩手)の菊池雄星くんのことについて、私が感じたこと、思ったことを書いてみたいと思います。
菊池雄星くんは、身長184センチ、体重82キロで、野球選手としては理想的な体格をしています。投手には貴重な存在の左投げで、球速は最速155キロ(常時140キロ台なんだって)を誇ります。伸びのある直球と切れのよい変化球、コーナーを攻めるコントロールは、あの松坂選手(ボストン・レッドソックス)の高校時代の上をいくとも言われています。球威と制球を兼ね備えたこの高校生球児が、大きな注目を集めるのは無理からぬ話かもしれません。
菊池くんが野球を始めたのは小学校1年生だったそうです(小学生時代は1塁手だったらしいよ)。中学時代にピッチャーへ転向し、中3の時には、球速はすでに135キロに達して、東北大会では準優勝を果たしたそうです。高校1年の夏、初めて甲子園のマウンドにリリーフ投手として立ち、5回を1失点に抑えて好投したものの、敗戦投手になってしまいました(1回戦だったそのときの相手チームは、なんと新潟県代表の明訓高校だったんだよ)。
高校2年の夏は、県大会においてチームが準々決勝で敗退してしまい、甲子園のマウンドには立てませんでした。秋の大会では、東北大会で4強入りし、その試合内容が評価されて、今年は春の選抜大会に出場、菊池くんはエースとして決勝戦まで投げぬきました。結果は0対1で惜しくも準優勝。相手チーム、清峰高校の今村くんと迫力ある投手戦を繰り広げたことにより、菊池くんの名は広く知れ渡るようになりました。
そして、今年の夏の大会。チームとしての結果はベスト4止まりでしたが、菊池くんは、大会の間ずっと話題の人でした(新潟では、新潟県代表の日本文理高校が破竹の勢いで決勝まで勝ち上がって、これで大いに沸いたよね)。夏の大会以降は、菊池くんの進路が、世間の大きな注目の的となりました。本人はメジャーリーグに挑戦することも考えていたようですが、最終的には日本のプロ野球界へ進むことを決断しました(将来的には、やはりメジャーリーグで投げてみたいらしいけどね)。
そして先日、そのプロ野球のドラフト会議が開かれ、何とセパ両リーグ合わせて6球団が菊池くんを1位指名しました。交渉権を掛けた幸運のくじを引き当てたのは、西武ライオンズでした。西武ライオンズは、松坂投手を育てた球団だということもあり、菊池くんはライオンズへの入団を即決しました。早ければ、来シーズンにも登板する機会が訪れるかもしれませんね(「楽天イーグルス」の「マーくん」こと、田中投手のようにね)。
さて、あるテレビ番組を観ていましたら、菊池くんが生活している花巻東高校の寮が映し出されていました。まず驚いたのは、室内の綺麗さでした。私は光風館のYくんから、全国から集まるスポーツ特待生の寮の実態を聞いていましたから(Yくんの弟が通う青森○○高校のことだけどね)、花巻東高校の寮も同じようなものだろうと想像していました。でも、全く違ったのです。室内は整理整頓されていて、勉強机の本棚には、たくさんの本が並んでいたからです(菊池くんの趣味の1つは読書で、自分の為になると思われる本はジャンルを問わず読み漁るんだってさ)。
そのスポーツ番組を観ていてもう1つ驚いたのは、花巻東高校の監督さんが話していた内容です。菊池くんは、一日も欠かすことなく毎日、トイレ掃除をしていたというんです(どうも、グラウンドのトイレらしいけどね)。「他人があまりやりたがらないことを進んでやりたいんです」とは、菊池くんの口癖だそうです。私は、そんな菊池くんに、立場の違いを超えて尊敬の念みたいなものを感じてしまいます。
光風館の皆は、同じ高校生として菊池くんのことをどう思いますか。常に全国大会に名を連ねる強豪チームの高校生選手をつかまえて、「スポーツだけをやっていればいい連中さ」と切って捨てるのは簡単です。でも中には、菊池くんのように、文武両道を実践し、人格的にも優れている(インタビューとかの受け答えを見ていても、礼儀正しく謙虚な姿勢だものね)、そんな高校生がいるんだってことを、ぜひ覚えておいて欲しいと思います。「一流」と呼ばれる人、あるいはそれに近い人から学べることは多いものです。光風館の皆が、花巻東高校の菊池くんのようなお手本から何かを学び取り、自身の高校生活に生かしていってくれるよう願っています。
(岩原)
< 寮体験プログラム終了!! >
10月25日から5泊6日で行った通学生対象の寮体験プログラムが終了しました。2年生のOくん、1年生のNくん、Yくん、Tくんの4人は、光風館での寮体験を終えて、どんな感想をもってくれたのでしょうね。実は、私の手元にはYくんの感想文があるのですが、こんな風に書いてくれています。「光風館で生活して感動したことが二つあります。一つは挨拶です。光風館には、上・下級生関係なく、お互いに挨拶をする習慣があり、僕が挨拶をすると皆が笑顔で返してくれました。もう一つは、やるべき事はしっかりやっている、ということです。僕は、何事にも適当な方です。でも光風館の皆は、掃除にしても時間を守ることにしても、きちっと守っていました」と。
光風館の皆、どうですか?何だか嬉しくなってしまいませんか?だって、Yくんが感動してくれた二つの事柄、どちらも光風館が大事にしてきているものじゃないですか。「上下関係の垣根が低く、それでいて互いに挨拶を交わせる雰囲気と秩序がある」は、光風館の誇るべき「良さ」であり、「時々ルーズなことがあるけれど、やるべきことはきちんとやる」は、光風館の愛すべき「気風」です。Yくんは、たったの5泊6日という短い期間ではありましたが、それらを敏感に感じ取ってくれたのでしょうね。
Yくんは、感想文をこう締めくくっています。「寮体験をして、僕もしっかりしなくちゃ、と思いました。光風館の皆さん、ありがとうございました。たくさんのことを学ぶことができました。光風館でよかった!!」と。光風館で寮体験をした他の3人も同じように思ってくれていたら嬉しいですよね。最後に、寮体験生の「受け入れ」に当っては、光風館運営委員のメンバーが、さまざまな配慮をし、いろんな準備をしてくれました。本当によくやってくれたね。お疲れ様でした。
(岩原)
< 礼拝のお話し >
U.K.(3年)
皆さん、こんばんは。5室のUです。今日は、僕の将来の夢についてお話します。僕は昔から歴史の勉強がとても好きです。ですから、将来は歴史と深い関わりをもつ職業に就きたいと思っています。例えば、歴史を教える中学校や高校の先生、歴史を専門とする大学教授などを視野にいれています。
なぜ僕が歴史を好きになったかということですが、それは祖母とよく一緒に観ていた時代劇がきっかけです。「暴れん坊将軍」や「水戸黄門」などの番組を観ていると、登場人物や時代背景などについて、詳しく深く知りたいと思うようになっていました。そして、マンガや資料、学校での授業を通して、知識を身に付け、気がついたら歴史好きになっていたという訳です。
そして、そのようにして得た歴史の知識をどのように生かそうか、それを考えたとき、僕は、最初に述べたように、教師や専門家になりたいと思うようになりました。歴史の味わいや奥深さ、面白さを人々に伝えることができたら、どんなに素晴らしいことか、僕はそのように考えます。ですから、僕はこれから大学へと進学し、歴史を専門的に学び、さらに幅広い知識を身に付けて生きたいと思います。
光風館の皆さんも、自分の興味関心ある事柄が一つや二つはあると思います。ぜひ、それらを大切にして欲しいと思います。小さなことでも、それは自分の人生の大きなエネルギーになるからです。(10月1日)
K.Y.(3年)
皆さん、こんばんは。今日は、今僕ががんばっていることについてお話したいと思います。私は今、楽器を演奏する、その技術を上達させようとかんばっています。具体的にいうと、私は3年生になって、カリキュラム選択で「音楽実技理論」という授業をとりました。そのカリキュラムをとっているのは、私を含めて6人だけですが、その中で、私は全てにおいて、一番劣っていると感じています。ですから、私が今できる楽器、つまりピアノとドラムの演奏技術を高めるために、練習をしようと思っているのです。
ピアノについては、私は小さい頃から習っていた訳ではないので、楽譜が読めません。だから、まずは楽譜を読めるようになる、といった基本的なところから勉強や練習をしなければならないと思います。授業の中でも勉強する機会はあるのですが、自分自身で勉強するようになってさらに分かるようになってきました。
ドラムについては、今回のフェスティヴァルに出演した際に、ミスをしてしまったので、テンポが早くなりすぎないように叩くよう、繰り返し練習しています。この二つのことは、たまにサボってしまうとすぐに忘れてしまったり、腕が落ちてしまったりするので、そうならないように気をつけたいと思います。皆さんも何か一つでもいいので、熱中して取り組めるようなものを見つけてください。それをしていて後悔するようなことは絶対ないはずですから。(10月2日)