のぞみ寮通信

光風館

2013/02/28

光風館通信 第363号(2月24日)

< その場所での生活にとけこむ >

 2月13日(水)~17日(日)の期間、私は十日町で「被災地生活体験雪ほりツアー」に参加してきました。なにをするツアーかというと、豪雪地域の十日町で雪ほりのお手伝いをさせていただくツアーです。このツアーは2005年の2月に始まりました。
 2004年10月23日に中越地震が起きました。十日町はその大きな地震によって被災地となりました。さらに、その冬、もともと豪雪地域として有名な十日町は記録的な大雪に見舞われました。まだ震災による心と身体の傷や疲れ、不安が消えない中、被災地に暮らすひとりひとりが大雪と向き合うことは本当に大変な状況だったことと思います。その状況を受け、兵庫にある被災者生活支援長田センターが「少しでもお役に立てれば」と十日町への「雪ほりツアー」を企画したのです。
 この被災者生活支援長田センターとは、1995年1月17日に起きた阪神淡大震災の被災者の支援を継続するため、また他地域での災害に速やかに対応するために設置された、日本基督教団兵庫教区のセンター(働き)です。阪神淡路大震災の時には、被災地の関西へ日本中、世界中からボランティアがかけつけ、支援の物資や支援金が送られました。その経験を活かすために、またその恩をお返しするという意味でも関西から被災地の十日町へ駆けつけることに大きな意味があったと思います。
 「第1回被災地生活体験雪ほりツアー」が開催された時、大学生だった私は長田センターの主事の柴田信也さんに誘われ、このツアーに参加しました。それ以来、ほぼ毎年この雪ほりツアーに参加しています。
 毎年十日町へ行っていると(今年で9回目)、十日町のその時の雪の量が多いのか少ないのかがわかるようになってきました。今回は、十日町に到着した時、「それほど雪の量は多くないなぁ」と思いました。それでも、家と家の間には3メートルを超える雪の山があったり、停めてある車が埋もれて見えなくなるほどの雪が数時間で降りました。私たちツアーのメンバー(関西から十数人、新潟から9人の参加者がありました)は、午前、午後と十日町教会の周りや十日町教会の教会員さんの家の雪をほり、また栃尾教会でも雪ほりをさせていただきました。日頃使わない筋肉を使うし、十日町の雪は水を含んでいて重たいので、身体の疲れはものすごいものです。それでも、数日しかいられない私たちなので、一生懸命に雪ほりをさせてもらいました。
 この雪ほりツアーで毎年、私たちを迎え入れ、お世話してくださっている十日町教会の新井純先生は、毎回、雪のほり方、雪かきのコツ、また雪かきをするときの注意点などを教えてくださいます。また、その土地特有の雪ほりのルール(雪を流す川・溝に水が多く流れる時間帯や雪の捨て場など)や豪雪地ならではの家の構造も教えてくださるし、昼食や夕食にはその土地の人お勧めのおいしいお店にも連れて行ってくださいます。新井純先生は十日町生まれでも十日町育ちでもありません。十日町教会に赴任し、そこで出会う人たちからその土地の生き方を一から学んでいったのだと思います。それは生きて行くうえで当たり前のことのように見えますが、なかなかできることではないと私は思います。その場で生きることに必要なことを積極的に吸収しようとするのか、それともなんとなくルールや人間関係もあやふやなままで生きて行くのかでは大きな違いがあります。十日町の町の中を新井先生と歩いていると、すれ違う人、走っている車の窓から新井先生に声をかけたり、手を振る人をよく見かけました。それは新井先生が他の場所から移り住んだ“よそ者”ではなく、その場にとけこんでいることがよくわかります。そういう生き方って「すごいなぁ」と思わされます。
 ここ、のぞみ寮や光風館でも同じことが言えるのではないでしょうか。光風館で暮らすみんながここで生まれ育ったわけではなく、全国から集まってきます。いわばこの場所で暮らす初心者です。寮には、ここで生活するためのルールがあります。また、この場所で仲間と一緒に暮らすために必要なルール化されていない決まり事もあります。のぞみ寮の各館にそれぞれその館特有の規則もあります。それは代々、先輩たちがここで生活する中で作り上げてきた伝統であり、必要な決まり事です。
 1年生は春になれば「先輩」と呼ばれる立場になります。2年生は「最上級学年」になります。後輩(46回生)は間違いなく先輩の姿を見て、敬和生活・寮生活を始めます。その時に、先輩がここの生活にとけこんでいなければ、きっと後輩にとって学ぶこと、教わることは少なくなってしまうと思います。それは後輩にとっても、先輩にとっても勿体ないことです。是非、積極的な姿勢でここでの生活にとけこんでください。言葉だけではなく、行動で見本を示せる、そんな、ここにとけこんで生きている先輩の姿を後輩に見せてほしいと思います。 (三浦)

 

 

 

 

< 礼拝のお話し >

K.K(2年)
 みなさん、こんばんは。8室のKです。昨日の1、2年ミーティングお疲れさまでした。各学年様々な意見が出ましたね。その意見をもとに、これから良い光風館をつくっていきましょう。
 突然ですが、みなさんは「魁!!男塾」という漫画を知っていますか?この漫画は宮下あきらという人が1985~1991年までジャンプで連載していた漫画です。舞台は男塾という、全国から行き場を無くした不良少年たちを集めて、過激なスパルタ教育を施すところで、そこに籍を置く塾生たちの根性や友情、死闘を描く物語です。
 この漫画で描かれているそれぞれの闘いには必ず死者が出ますが、毎回死者は生き返って、敵だった人物は結局仲間になるという、お決まりのパターンがあります。これが表していることは「別れ」と「出会い」ということです。
 今の僕たちの「別れ」と「出会い」とは何を指すでしょうか?僕は3年生との「別れ」と、4月から入って来る新1年生との「出会い」だと思います。
 この物語の中の闘いでだれかが死ぬ時には登場人物のうち、一人は必ず泣きます。そんな思いのこもった別れ方を3月1日の卒業礼拝でできたらなと思います。

 

 

 

U.R(1年)
 みなさん、こんばんは。7室のUです。今日はみなさんに「勝負にこだわること」について話したいと思います。
 突然ですが、みなさんは何にでも勝負にこだわって取り組んでいますか?僕は、ゲームや部活、、遊びなどほとんど勝つつもりでやっています。当然、本気でやっているので負けたらすごくくやしいです。でも、負けたら「次は勝つ!」という目標ができて、練習するようになり、もっと自分のレベルを上げることができます。逆に、勝ちたいと思わず、本気でやらない人は、負けてもくやしいという気持ちにはならず、それからの練習も適当にやってしまうでしょう。自分は今までサッカーをやっていました。クラブチームだったので周りの仲間はみんな上手で、試合に出るためにいっぱい練習をしてきました。そのおかげで、今やっているバトミントン部でも、負けたら次は勝てるように練習するという習慣が身に付きました。みなさんも、何事にも本気で取り組み、勝負にこだわって勝てるまで練習するという習慣を身につけてみませんか?

 

 

 

I.H(1年)
 こんばんは。15室のIです。今日は「経験」について話したいと思います。 「経験」とはみなさん知っての通り、実際に行ったり、見たり、聞いたりすることや、そこで得た知識や技術のことです。「経験」はほとんど全てのことに通じています。例えば、勉強、スポーツ、仕事などなど、人の生活には欠かせないものの一つです。よく考えてみると、勉強には「経験」というものが欠かせないことが分かります。勉強には「覚える」ということがとても重要です。その「覚える」というのは、「経験」とイコールということにはならないでしょうか?家事でもそうです。皿洗いをしている時に、皿にこびりついた油へのしっかりした対応を知っていれば、的確かつスムーズに皿洗いを終えることができると思います。
 このように「経験」とはとても大切なものであると分かります。みなさんもいろいろなことに挑戦して、たくさんの「経験」を積んでみてはどうでしょうか?