自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2013/02/26
< 未来のみぎわっ子のために >
早いもので、二月も後半に差しかかりました。一次後期日程の入学試験の前夜、入試労作のみぎわっ子たちは、「緊張するー!」「明日は早起きしなきゃ―。」「どんな子たちが来るんだろう。寮希望の子と会えたらいいなー。」と、少し緊張しながらも、入試労作ができることを喜び、受験生との出会いを心待ちにしていました。
受験生がみぎわ館見学に来てくれることを聞いたある2年生は、いろんなところに目を配り、“ここはこうした方がいいかも”と自分から動いてくれました。登校前に放送で「明日は寮見学が入るので、お部屋は登校前の状態にしておいてください。」と、机やベッド周りの整頓と掃除を呼びかけてくれました。いつもは水曜日に行っているゴミ捨てを「たまっているから捨てておいた方が良いですよね。」と予定を前倒しにして行ってくれました。更には、会議室に置いてあった段ボールの荷物を「会議室も見てもらうから、これも別の場所に動かしていいですか。」と、他の2年生に呼びかけて一緒に運び出してくれました。その気の効きように驚かされ、ただただ「ありがとう!」と言うばかりでした。
その夜、立派だなあ!さすが!と思いながら、消灯の点呼に向かいました。「明日は入試で寮見学あるから、お部屋の片付けよろしくね〜。」と回っていると、ある部屋の1年生が話し始めました。「みぎわ館には、どんな新1年生が入ってくるんですか?まだ決まってないの?今、こんな子やあんな子が来たら・・・ってシュミレーションしていたんです。」と、2人で新入生役と先輩役に分かれ、演じて見せてくれました。
「掃除の仕方が分からないんですけど・・・。」「ああ、それはね、こうやってこうやって、こうやるんだよ。」「すみません、ありがとうございます!」と、大笑い。「こんなバージョンも考えたんです。」と続くは、「掃除やるんですかー。めんどくさいですー。」「そんなこと言わないの!」「ええー。嫌ですー。」と、これまた大笑い。あんな子かな…こんな子かな…。と未来のみぎわっ子たちとの出会いを心底、楽しみにしているようでした。
新入生のために、入試労作に励んでくれた1、2年生や、心と頭と身体を働かせて気持ちよく動いてくれた2年生、後輩を迎えて共に過ごす日々を心待ちにしている1年生の姿がありました。みぎわの皆なら、どんな新入生も大切にしてくれるはず!今年度も残りあと一ヶ月となり、2年生は、3年生の顔つきに、1年生は2年生の顔つきに変化しつつあることに喜び、頼もしさを感じた夜でした。(冨井)










< 礼拝のお話 >
*A.Y(2年生)
皆さんは、自分自身の性格を知っていますか。私は…というと、はっきりと私はこういう性格ですと言うことはできませんが、基本的にものごとを悪い方へ考えてしまうことが多いです。しかし、周りの人からよく「ポジティブだよね。」と言われます。
皆さんも、自分自身が思っているのとは全く異なる印象を他人に持たれていた経験があるかと思います。人間には4つの自己の領域があると定義づけた「ジョハリの窓」というものがあります。他人と自分の両方が知っている部分を「開放の窓(領域)」、自分は知らないが他人は知っている部分を「盲点の窓(領域)」、自分は知っているが他人は知らない部分を「秘密の窓(領域)」、他人も自分も知らない未知の部分を「未知の窓(領域)」と示します。
冒頭で私が話した一例を見ると、自分ではネガティブ思考だと思っていますが、他人にはそう見えていないので秘密領域、他人は私をポジティブ思考だと思っていますが、自分では気がついていないので盲点領域の力が働いていることになります。
マイペースでおっとりしている点は、自他共に認めるところです。これは、開放領域の力が働いていると言えるでしょう。また、今まで、大勢の人の前で話すことに苦手意識を持っていましたが、最近少しずつそれがなくなってきました。これは、未知領域の力が働いているのだと思います。
より良い人間関係を形成するために、4つの自己をバランスよく引き出していくことが重要だと言えるでしょう。私たちには、多くの可能性があります。その可能性を引き出す場所こそが、学校であり、寮なのです。今後の人生に、どれだけ自分で色をつけられるか、どれだけ自分を引き出していけるのかによって、感じるものも変わります。一度きりの人生です。自分の思うままに、のびのびと過ごして行きたいものですね。
これから先、いろんなことに落ち込んだり悩んだりするでしょう。そんな時は、「ジョハリの窓」を書いて、心を整理してみて下さい。きっと、少しすっきりして軽くなると思います。