自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2009/10/18
< 今ここから >
休校が明けて学校は再開しましたが、今も新型インフルエンザに罹り休んでいる人も結構いたりして、なんだか学校という気分にならない感じがしました。しかし、3年生はそうも言っていられない。それは進路のことが進まないからです。締め切りは待ってくれないし、相談するために学校へ行けないし、どうしたらいいのかと困惑しているように見えました。焦らず、丁寧に、一つ一つを確実に手続きなどは実行して、早めに準備を進めてください。
もう一人だけ、いや二人だけ、この休校期間がもやもやした時間になった人がいました。生徒会副会長に立候補したU君(2年)と推薦責任者のO君(2年)です。休校当日10月7日は、立会演説会が予定されていたのですがキャンセルになりました。当然、投票日もお流れになりました。幸か不幸か二人にとっては、もやもやしたまま学校再開を待っていたことでしょう。
さて、このU君は、光風館で整美委員に立候補したときに物議をかもした一人でしたね。今までの生活は「整美委員として相応(ふさわ)しかったのか」という点でしたね。こんなことを書くと民主党の新人議員と同じようで、なんともゴシップ的になってしまうのですが、私が言いたいことは、「目覚めの時が来た」ということです。過去より今、U君は動き出す時期に来たということです。
みんなは「大器晩成」という言葉を知っていますか?大きなお器は早く出来上がらないのと一緒で、大人物も世に出るまで時間がかかるという意味です。U君はまさにその通りだと感じています。過去は昼行灯のように、目立たず、頼りないような存在にしか感じなかった人が多かったことでしょう。しかし、彼の奥底に眠っていた本質は、人のために働く志(想い)があったのでしょう。当のU君に立候補した経緯(いきさつ)を聞いたところ、「Oにマジでやめとけと言われましたよ。でも、自分は敬和が好きで、また、人のために何か働けたらと考えていました。」とやはり熱い想いがあったようです。きっかけは光風館の整美委員からなのか、それは本人に聞いても解らないでしょう。
さて、選挙の方は、学校からチャペル入り口に続く渡り廊下で、毎朝U君とO君(他にも応援の人もいたね)が挨拶に立っていましたね。二人は、大きな声で「おはようございます!!Uをよろしくお願いします!!」と来る人に呼びかけていました。僕は思わず笑ってしまったほど、真剣そのもので必死な顔を見たことがなかったからです。やるもんだね。対立候補の通学生は、評判も成績もU君よりも優秀で、応援の列には、K君(同じ部活)の姿も見えました。「これは劣勢だな」と敗北を私は予感していました。実際にお母さんに私は、「動いて始めて気づくところがあるでしょう。」と落選を想定した本人へのフォローをお願いしていました。
ドラマはここで終わらないのが寮生の面白いところです。私はいつか寮生を題材にした本を書きたいと思うくらい、実に素晴らしいエピソードが起こるものです。休校が開けて、1週間ずれた10月14日に立会演説会(私は聞けなかったのが残念)で、O君とU君は、途中カンだものの素晴らしい演説をしたようです。立会演説には制限時間がありますが、対する候補者は推薦責任者が時間を多く使ってしまい、立候補者は公約すら述べることが出来ないとう事態が起こってしまったのです。
15日(木)に投票が行われました。推薦責任者は、投票日当日に結果を早く聞ける権利があるそうですが、O君はなんと時間と場所を知らなかったので行かないかった始末。U君はそれでもO君の悪口を言うわけでもなく、翌日の審判を待つことにしました。結果は、見事に当選!!!!でした。当選した2に人インタヴューをしました。U君は、「当選するとは思いませんでしたが、みんなの期待に応えられるようにがんばるのでよろしくお願いします。」と驚きと喜びが混じりあっても、やる気を感じました。O君は、「まぁ、俺もやる時はヤルんすよ。」と責任を果たせて、感無量と言ったところでしょうか。
私のラグビーTシャツに「信頼と責任」と言う言葉が書かれています。U君は、みんなから信頼されて投票され、これから副会長と言う責任を果たして行かなければなりません。でも、ここに大事な事があると思います。U君は大勢の人から信頼され、責任も重いです。これを果たすことは大変なことだけど、本人の成長へと繋がる起爆剤になるのです。実績も、自信も、達成感も、得られることはたくさんあります。これは結果を求めるものではなく、どれだけ自分が全うしたかが問われるものです。生徒会の仕事は大変で辛く忙しいと思います。生徒会長より脚光を浴びず、裏方のような役割だと思いますが、みんなのために一生懸命働いてください。
光風館生一人一人にも同じ事が言えます。あなた達は、寮に送ってくれている保護者をはじめとした多くの人からの信頼があり、成長、自立する責任があります。3年生になるとすでに意識している人もいますが、これらを感じるかは自分次第です。意識するだけで変われるものなので、やってみてはどうでしょうか?特に1年生。
人には誰にも過去があります。成長するスピードも動き出す時も違います。過去にとらわれて足踏みしている人はいませんか?U君のように、思い切った挑戦ができるのは今じゃないかな。新しい自分探しの冒険へ一歩を踏み出そうとしている人にエールを送るのが礼儀だと思います。
U君、生徒会副会長当選おめでとう。そして、誰になんと言われても、
「やッたれ!!!」
(帆刈)
< 礼拝のお話し >
O.N(1年)
皆さん、こんばんは。6室のOです。今日は、僕がこれから頑張りたいことについて話したいと思います。僕が頑張りたいと思うことは、光風館の副ブロック長として、恥ずかしくないような寮生活を送ることです。今まで、人に注意をしようと思っても、自分ができていない部分があったので、注意できないことがありました。しかし、注意する側の人間がしっかりしていれば、他人のまずい点や問題になる点をどんどん指摘していけると思います。例えば、部屋を常にきれいにしているとか、食事の時間をきちんと守るということです。正直に言えば、僕はこれらの点についても完璧にできているとはいえません。むしろ、できていないときのほうが多いくらいです。しかし、副ブロック長になったからには、自分自身を変えて、これらの点についてもしっかりできるようにしていきたいです。
また、副ブロック長に必要なのは、他人の意見に流されない、ということだと思います。もちろん、周りの意見を聴くことも大切ですが、逆に周りの意見に振り回されて自分の意見が言えなくなってしまうのは、リーダーとしてやってはいけないことだと思います。ですから、これからは、自分の意見や意思をしっかりもって、フラフラすることのないようにも気をつけていきたいと思います。
最後に、僕が副ブロック長になって、多少の不安を感じている人が、この光風館の中にいると思います。ですが、どんなに、「無理」とか「頼りない」と思われても、僕は僕なりに、諦めずに副ブロック長の役割と責任を果たせるよう、頑張っていこうと思います。
(9月5日)
< カモン!! エブリバディー!! >
16日(金)の昼休みに、寮体験プログラム参加者を集めて説明会が行われました。全員で8名の応募者が集まりました。光風館に3名が25日16時ごろから荷物を搬入し、夕食から約1週間寮生として生活します。1年生が中心なんですが、2年生も一人います。誰が来るのかを光風の2年生も知っている人がいました。感心の高さというよりは、不安の表れでしょうか?参加する人も同じだと思います。
今現在、光風館生の数は39名です。ゆったりしている感じより、私には寂しい感じがします。ぜひ、この参加者から新しい仲間が生まれる事を願っています。出会いは人を変えます。このプログラムは今までにない試みですが、寮生と通学生の両方にとって良き出会いと学びの機会になることを期待しています。
(帆刈)