自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2013/01/30
< 襷をつなげ! >
正月になると、テレビではお笑いやバラエティなど特別番組が放送されます。みんなは冬休みにどんなテレビを見たでしょうか?私は、冬休みになると昔からスポーツ番組ばかりを見てきました。高校サッカーや高校ラグビー、また父親が好きで見ていた箱根駅伝です。正直、小さい頃は箱根駅伝の面白さが全然わかりませんでした。「誰かもわからない人がなんかずっと走っているだけ」で、しかも「冬なのにタンクトップって」その程度のことしか感じていませんでした。でも、今になって箱根駅伝の面白さや凄さがわかるようになってきました。その面白さとは、私なりの解釈かもしれませんが、駅伝を走る選手の走りはもちろん、その日までの努力や苦労まで知ることでよりその面白さに深みが出ます。私もずっとなんらかのスポーツに携わってきたからそのような見方になるのだと思います。
箱根駅伝は、それぞれの区間の20キロを10人の選手が1本の襷(たすき)をつないでいきます。10キロくらいの距離なら、経験ある選手、強い選手が力を発揮して簡単に勝つことができるそうですが、20キロという距離になると、当日の気温、風、選手の体調によって相手との戦いだけではなく、己との戦い、自然との戦いにも挑まなければいけなくなり、ペース配分など失敗する選手が出てきたりします。その先行き見えない展開が箱根駅伝の魅力の1つでもあります。また、標高差800メートルという箱根の山越えやカーブの多い山道でのコース取りなども面白さの1つでしょう。
また、走っている選手、チームの人間ドラマも箱根駅伝の魅力の1つだと思います。上位を目指して走るのはもちろん、下位のチームは伝統の襷を時間内につなぐために、走ります。また、良い結果を残すためには1年間しっかりと練習に取り組まなければなりません。手を抜いて勝てるほど、箱根駅伝は甘いものではありません。そのため、激しいトレーニングで怪我を負い、当日に走ることができなくなる選手が毎年のように紹介されています。また、走る選手を支えるチームメイト、コーチ、家族とのドラマも様々あります。
箱根駅伝で選手が走っている時間は1時間ほどです。その1時間のために、選手は1年間、365日のうち、364日と23時間必死に努力するのです。個人が箱根で走るために頑張り、チームとして襷をつなぐために支え合い、高め合い、切磋琢磨して力をつけていくのです。大会前に頑張る、合宿中に頑張るのではなく、日々の努力、頑張りがいかに大切かを教えてくれます。
先輩たちがつないできた伝統の襷をつなぎ続けるために、必死に走り続ける選手たちを見た時に、スポーツ馬鹿の私は「光風館もこうでありたい!」と思いました。今ある光風館は、先輩たちが生活し、その中で築き上げてくれたものです。その伝統の襷(目には見えないけど)を受け取り、また後輩に手渡す光風館生のみんなには責任があるはずです。適当な生活、悪いことばかりを後輩に教えるのでは、襷をつなぐことにはなりません。より良い館づくりをして、後輩に自慢できるような光風館を残していくのは光風館生として課せられる責任だと思っています(もちろん、寮の教師もしっかりと襷をつなぐために頑張らなければなりません)。
3年生はあと2週間で自宅学習期間に入ります。今度、光風館に戻って来る時には、自分の部屋がありません(つまり、お客さんとして戻ってくるのです)。残りの2週間、3年生は後輩にしっかりと襷をつなげるように、良い手本として最後の寮生活を全うしてください。1、2年生は3年生から襷をしっかり受け取り、光風館を新たに引っ張っていく者として日々の生活をしっかりと取り組んでください。
(三浦)
<礼拝のお話し>(12月の礼拝の話です)
K.S.(2年)
こんばんは。5室のKです。コスモスコンサートが終わり、3年生が全員部活を引退しました。今年のコスコスコンサートに関わってくれたスタッフ、観に来てくれた人たち。本当にありがとうございました。ただ、今年のコスモスコンサートは真面目な曲ばかりだったので、来年のコスモスコンサートではもう少しふざけた曲を入れていきたいので、是非来年もいらしてください。
さて、今日のお話は「名前」についてです。現在、“キラキラネーム”とか“DQNネーム”と呼ばれるものがニュースで取り上げられるようになってきました。ネット、主に“2ちゃんねる”などでも話題になっています。キラキラネームの例としては、秘密の密に楓という字で密楓(ミッフィー)、杏子の杏に出入口の出、泉と書いて杏出泉(アンデルセン)、光に宇宙の宙で光宙(ピカチュウ)、弥生時代の弥に有限会社の有、漢数字の二で弥有二(ミュウツー)と読む名前もあるそうです。これらはたくさんある変わった名前の中の一部ですが、もっとヤバい名前もあります。
何が言いたいかというと、将来、結婚して子どもが生まれ、名前を付ける時、このようなキラキラネームを付けないでほしいということです。まず、確実にイジメにあいます。親、つまり自分にも批判がきます。そして、何が一番嫌かというと、子どもの名前がペットのような感覚で付けられるのが嫌です。とにかく、できるだけそのような名前をつけないでください。困るのは自分であり、子どもです。
将来、キラキラネームだらけの日本が来ないといいなぁと思っています。
N.I.(2年)
みなさん、こんばんは。6室のNです。今日は「1秒」という時間についてお話したいと思います。
今、あなたが礼拝のお話を聞き、この後掃除をして、勉強をして寝るまでの間に、森林が無くなり、氷河が崩れ落ち、大量の資源が消費されています。この世界のあらゆるものはとどまることなく変化しています。
1秒間に人は93mlの空気を呼吸し、心臓が1回脈を打ち、60mlの血液を体に送り出し、世界に420万トンの雨が降っています。
1秒間に深さ4000mの海底を流れる深層海流が10㎝動き、チーターが28m草原を駆け抜け、ハワイが2.9㎚(ナノメートル)日本に近づいています。
1秒間に0.002種、7分に1種の生物が絶滅し、5歳以下の子ども48人が汚染された水や食糧で下痢になり、0.003個、5分に1個の地雷が撤去されています。
今こうして僕がお話している間にも4秒に1人、時計の秒針が一回りする間に、世界では17人が、1時間のテレビドラマを見ている間に1000人が餓死しています。逆に、1分間に地球上の人口は144人増えています。
「1秒」という時間はとても短い時間ですが、次の1秒は何が起きるか分かりません。もしかすると、地球が無くなっているかもしれません。1分1秒を大切にして、これからの生活を過ごしていきましょう。
S.T.(3年)
明日は讃美歌発表会なので、ラストメッセージは3年間の讃美歌発表会について話したいと思います。
私は歌うのが苦手です。楽譜を読めないのはもちろん、音をうまくとることもできません。1年生のある昼休みのことでした。当時、磐梯クラスだったYと数人の男子で歌練習をサボって遊んでいたところを担任だった石川学先生に見つかってしまいました。一人ずつコンピューター室に呼ばれ、しかられた時に言われた言葉を私は今でも覚えています。「お前さぁ、何しに学校来てるの?敬和に入るときの面接で何て言った?行事が多い学校ってわかってて来たんじゃないのか?お金のムダ。やる気がないなら学校辞めれば?」その時の私は「まじ、うっせーな!」としか思いませんでしたが、2年経った今ならその意味がわかる気がします。そんなクラスの結果は銅賞。予想通りでしたが、練習しないといい賞は取れないと実感させられました。
2年生になり、クラスも変わり、まずまずの感じで練習できていたと思います。しかし、あるLHRの日。その日は体育館で遊ぶことになっていたのに、いきなり歌練習になってしまいました。それを聞いた男子数人が反発してたくさんの女子を泣かせてしまいました。そこからクラスの仲は悪くなり、結果は銀賞。周りのことを気にせず、自分さえ楽しかったらそれでいいと思っている人がたくさんいるとこういう結果になるんだと感じさせられました。
3年生になった今、とりあえず何も起こらずに讃美歌発表会当日を迎えられそうで良かったと思います。最後の花道に金賞を取りたいです。ですが、3年生は1、2年生より10人以上も少ないという状況なので、簡単には金賞を取らせてもらえないと思います。
明日はいよいよ讃美歌発表会です。みんなが必死に歌っている、カッコイイ光風館生の姿を期待しています。クラスで行う最後の行事を感じ取りながら明日という日を大切にしていきたいと思います。みなさん、明日は良きライバルとして思い出に残る最高の1日にしましょう。