自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2012/11/28
「3年生みたいになりたくて!」
ある一年生がこんな話を聞かせてくれました。「先生、私たちも3年生になったら、今の3年生のように素敵な横の繋がりができるのでしょうか」・・・・。
不安気な表情の中には、自分たちの学年への期待も含まれていました。「自分たちも3年生になれば、上質な横の繋がりができる!?」といった期待の眼差しです。
そんな風に憧れられる3年生ですが、こんなことを呟いていた人がいました。「私が1年生の頃、友達に対して思った事を伝えた時、自分はまっとうな事を言っていると思っているのに、なぜその事に対して注意を受けたり、指摘されたりするのか分からなかった。そうやって葛藤しているうちに、何かが変わって、、、今では、42回生が問いかけてくれた事が良く理解できます。おかげで、去年まで気持ちが通じにくくて仲が悪いと思っていたのに、今ではすごく大切な仲間になりました。」
3年生になると、お互いに何でもかんでも言い合うというより、自分の言いたいことを我慢してみるという姿勢と、相手を受け入れられる力が付き、本当の意味でお互いを尊重できるようになっているように思います。その関係が出来ると、自然と自分の言いたいことが伝わるような話が出来ていくのです。しかしこれは、我慢や忍耐ありき、と言う話ではありません。ある事を前提に集団作りをしていたから、我慢や忍耐力がついていったのです。
何を前提にしたから大切と思える仲間作りができたのでしょう。私は、こんな事だと思います。それは「同学年内で上下関係を
作らない」という事です。先の3年生は当初
「なぜか分からない」先輩からの指摘が「同
学年内で上下関係を作らない」ための言葉か
けだったという事に気付きました。人との向
き合い方が変えられる中で、自分のエゴがは
がされ、彼女自身の賜物が輝きだしているよ
うに思います。
また特に、寮内という閉ざされた空間で上下関係のある雰囲気が強くなると、自ずと恐怖が強まります。そして発言権を持っている人でさえも、結局本当の楽しみを味わう経験が出来にくくなってしまいます。実は、上下関係の無い、開かれた人間関係を作り上げるには、3年かかるといっても大げさでは無い位、その集団を作るのは至難の業!!既に、皆さんは痛いほど感じている「言うは易し行うは難し」です。
時を同じくして他の3年生からは・・・
「先生、今、世代交代で意識が次のレベルに上がるこのタイミングで、今の1年生、2年生に横の繋がり方について、アドヴァイスをしたいと思うのですが・・。」これから本当の意味で横の繋がりを作り上げる後輩たちの為に、そのコツを伝授したいという彼女の話はこう続きました。
「私たちの学年が意識的に大切にしてきた事を伝えていかないと。先輩方から教えてもらって自分たちの関係が成就した事を43回生で途絶えさせてしまう事になる。そうならないためにも、3年生の意思をしっかりと伝えていかなくてはいけないよね。」と。
3年生からの言葉を受けた1年生は、振り返りのミーティングを行いました。更に、親睦を深めるべく、ハロウインの仮装パーティーではじける繋がりも深められたようです。クリスマスを祝うための1年生の準備も始まりました。みんなで、素敵なクリスマスを迎えましょう!! (榎本)




「1年(45 回生)有志の仮装パーティー」 ~Happy Halloween ~






男子寮、みぎわ館にもご挨拶。お騒がせしました! (榎本)
< 礼拝のお話 >
2年 S.S.
みなさんは、普段の生活で気をつけていること、大事にしていることはありますか。私が気をつけていることは、怒らないことです。常に穏やかでいたいと思っていますが、ほとんどできていません。もともと気が短いので、小さなことですぐイラッとします。トラック運転手の父や方言の影響もあって、言葉遣いもきれいな方ではありません。感情が高ぶると、つい毒づいてしまうことがよくあります。そして必ず、あぁまたやっちゃったよと後悔するのです。
人にとって、怒るということは大事なことです。自分の気持ちを表現するのに必要な方法の一つであると思います。ただ、それにはタイミングが肝心だと思うのです。小さなことでしょっちゅう不機嫌になってもいいことはないし、周りも気分よくいられるはずがありません。私の尊敬する人の一人は、「なるべく冷静に、常に穏やかでいようと心掛けている。穏やかでいないと、周りの人たちの心の状態も見えなくなる気がする。」と言っていました。私は、受け入れ赦す心をしっかり持つ一方で、大事なことはちゃんと伝えられる芯の通った、ある意味で強い人間になりたいです。
私がクラスでよく一緒にいる友達は、相手の言うことをよく聞いて、相手が求めている形で自分の言葉を返すのがとても上手です。いつも穏やかでにこにこしています。もちろん、彼女にも悩みやイライラすることもたくさんあると思いますが、強いです。私は、そんな彼女と一緒にいるようになって、イライラすることが減ったように感じます。寛容な彼女を見ていると、心が洗われたように気分がよくなります。近くに大切なことを教えてくれる友達がいてくれて、ありがたいです。
本当にこれができるかというのは、一生の課題だと思います。長い目で見て、今は、つい毒づいてしまった時の小さな後悔の気持ちも大事にして、生活したいです。

