自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2012/11/20
「憧れの連鎖」
先週末、秋のオープンスクールが行われ、たくさんの中学生と保護者の方がご来校下さいました。めぐみ館に寮見学に来て下さった方もいらっしゃいました。想いを込めて寮を案内してくれためぐみ館生、ありがとうね!この日、敬和の顔になるのは、もちろん皆さん!入学して7ヶ月が経った1年生も、この労作に加わりました。
「ああーー!緊張する!!」と、前夜にそわそわしていた1年生。「受付なんて、私にできるのかなあ。ああ心配だ。」と事務室でくつろぐ仲間を相手に「まず『こんにちは!』って言って、『こちらにご記入お願いします』で・・・」と練習を初めていました。「その笑顔でやれば、大丈夫だって!2年生もいらっしゃるし、きっと助けてもらえるよ。」と励まされながら、当日を迎えたのでした。
あいにくの雨の中始まったオープンスクール。私も受付のところにいたので、“どうしているかな”と気になって見てみると・・・。始めは緊張している様子でしたが、次々にやってくる中学生と保護者の方に、笑顔で丁寧に対応していました。隣りに座る2年生の落ち着いた対応ぶりも、たいしたものです。
さて、その夜、受付係にチャレンジした1年生が「緊張して疲れたぁ〜」と事務室に降りて来て、この日の出来事を一から聴かせてくれました。「受付だけかと思ったら、学校案内もすることになって!一緒にランチを食べて、たくさん話しましたよ。」なになに、どんな話し?と聴くと、「私も自己紹介したら、寮生活についてたくさん聴かれました。保護者の方が『一人っ子でも大丈夫かしら?』って心配されていたので『同い年の友達もできるし、先輩方も優しく
親切にしてくださるので大丈夫ですよ。家族のようになれますよ。』って話したんです!」と。
寮生活を始めて7ヶ月の1年生がそんな風に語
ってくれたなんて!嬉しい!更に「そしたらそ
したら!『寮生になることを真剣に考えてみま
す。』って言ってもらえたんです。」と!!
こう話してくれた彼女、中学生の時に敬和学園のオープンスクールに来たことがなかったというのです。それで、前夜にあれだけ不安になっていたのですね。
「やっぱり、2年生はすごいです!!隣にいらっしゃるだけで、安心しました。きっと、自分が去年来ていたら、どの敬和生にも憧れただろうな。」とキラキラした目で話してくれました。「次の入試労作もやりたい!役に就けるように、学校生活しっかりやらなきゃ。」と爽やかな疲労感と達成感と共に部屋に戻っていきました。
彼女に憧れを抱いた中学生もいたことでしょう。彼女が先輩への憧れを次へのエネルギーに変えられたように、中学生にも、目に見えない大切なものを持ち帰ってもらえたはずです。憧れの連鎖を教えられた嬉しい一日でした。(冨井)






「ポスターづくりで関係づくり」
ある日の礼拝後、二年生が集まり、ホールのテーブルに大きな紙を広げていました。そうです、新しいテーマのポスター作成をしていたのです。一枚の紙を囲む皆、やけに楽しそうです。「どんなデザインなの?」と覗くと、皆、得意げに、「似てるでしょ??」と迫ってきます。「確かに!」と思わず大きな声をあげてしまいました。今年のテーマ『しあわせの五線譜~奏でようめぐみのハーモニー 作ろうみんなの笑顔~』の通り、流れる五線譜の周りに音符を持ってはずむ、笑顔のめぐみ館生がいるのです。
「全体のデザインと監修はNなんだよ。でも、顔は、どんなに上手くなくても自分で書こうねって皆で決めたんです。『書けない〜』って言いながらも、良くできてるよね?」と笑顔で話してくれました。絵が好きな人、得意な人に作業を偏らせずに、皆で一枚の紙を囲み、顔を合わせ、言葉を交わしながら、一つのものを作り上げようとする姿に嬉しくなりました。これも関係づくりの一つ!43回生、よく工夫したものです。
「まだ途中なのにー!」と少し怒られながら写真に収めました。完成を楽しみにしつつ、素敵な作業過程を伝えさせていただきました。(冨井)


< 礼拝のお話 >
3年 I.M.
皆さんには、心に残る好きな言葉はありますか。偉人の言葉だったり、本やマンガに出てくる言葉だったり、友達に言われた言葉だったりと、出会いはたくさんあります。ちなみに、私の好きな言葉は、「夢は逃げない。自分が夢から逃げるだけ。」です。これは、中学の時にやった青春劇のキャッチフレーズでした。最初は何も意識していませんでしたが、去年、勉強でつぶれかけていた時、突然思い出しました。「今さら、何で?」と思いましたが、その言葉の意味を考えると本当にその通りだと思い、今、自分の夢に向かって勉強し続けることができています。
好きな言葉に出会うと、意外なところで励まされたり支えられたりすることがあります。言葉との出会いは、分かりやすいところにあったり、有り得ないところにあったりと様々です。皆さんも是非、心に残る素敵な言葉を持ってみてはいかがでしょうか。辛い時に思い出すと、まるで魔法にかかったように楽になることもありますよ。
3年 N.M.
今、私は大学の願書を作成するのに切羽詰まっています。1年生は2年後、2年生は遅くても来年までに進路を決めなければいけません。進路を決めるのは、大変なことです。私は進路選択の方法に失敗しました。私の失敗談が少しでも皆さんの参考になればと思います。
突然ですが、皆さんには得意な教科がありますか?私の得意な教科は英語です。アメリカに住んでいたこともあり、英語の感覚が身体に染み付いているからだと思い、進路選択をするときにも、英語系の大学しか探しませんでした。3年生のカリキュラムを組む時も、そのことを意識して英語の授業ばかり取りました。先生や周りの人、特に祖父は、私が英語系の大学に行くことを強く勧めており、自分でもそうすることに疑問を感じませんでした。
しかし、3年生になって、英語の授業ばかり受けるようになってから、大変なことに気がつきました。私は、英語が得意だけれど、英語の勉強が好きではなく、実は嫌いな教科だったのです。大学を決めるに決められなくなったので、母に電話で相談したところ、「好きと得意は違うんだから、得意な方に行った方がいい。」とアドバイスをもらい、ようやく心を決めました。
何とか進路を英語系に決め、夏休みに第一志望の大学のオープンキャンパスに行きましたが、行って、ものすごく嫌になってしまいました。両親や先生には、「雰囲気が自分には合わないと感じた」と言いましたが、心の底では、あまり好きでもない英語を4年間、毎日勉強するのは辛すぎると思っていたと思います。
高校3年の夏休みに、一から進路探しをしなければならなくなって、私は、絶望しました。周りの皆は、とっくに進路を決め、中には受験が終わった人もいたので、ものすごく焦って、何も手につかなくなったのを覚えています。幸いにも、先生に良い大学を紹介してもらい、そこには自分が面白いと思える授業がたくさんあったので、第一志望の大学を決めることができました。好きなことを勉強できることになりそうで、とても嬉しいです。
これから進路選択をしていく皆さん、好きなこと・興味があることができるところへ行くのが一番大事だと思います。多くの人からアドバイスをもらうことも大事ですが、自分の進路なので、最後は自分で判断するのが大切です。