のぞみ寮通信

光風館

2012/10/15

光風館通信 第345号(10月14日)

< 鉄人に学べ! >

 私事ですが、2012年10月9日、この日は私にとって忘れられない日になりました。なぜなら阪神タイガースの金本選手がこの日を最後に引退したからです。
 私は、小学生の頃から阪神タイガースのファンでした。アンチ巨人から始まった阪神ファンでしたが、私が阪神のファンになったのは1985年に阪神が優勝した翌年で、それ以来ずっと阪神は優勝から遠ざかり、むしろ最下位争 いばかりをするような弱小チームを応援し続ける羽目になりました。ファンの間では2003年に優勝するまでの18年間を“暗黒時代”と呼ぶ人もいます。私の阪神の思い出はまさに暗黒時代と共にあります。
 そんな阪神が暗黒時代を抜け出すことができた1つの大きな要因は、2002年にFAで広島カープから金本選手を獲得したことだと思います。当時の阪神の星野監督(現在、楽天の監督)が熱い想いをぶつけ、半ば強引に金本選手を移籍させたそうです。どうして星野監督はそこまでして金本選手を獲得したかったのでしょうか?当然、ホ ームランを打てる選手というのもありますが、なによりも金本選手の練習や試合、野球に対する姿勢を若手にも見て学んでほしいと思ったからではないでしょうか?
 金本選手は“鉄人”と呼ばれています。それは1492試合連続フルイニング出場、1766試合連続出場という大記録や、左手にデッドボールを受け、左手が骨折した次の日も試合に出場し、片手でヒットを打つなどの精神力の強さも金本選手が鉄人と呼ばれる所以です。
 これまでも体中を痛める中、懸命にプレーしてきた金本選手でしたが、ついに引退を決意し、10月9日に引退をしました。金本選手は引退会見で記者から「自分の中で一番誇れる記録は?」と問われると、「1002打席連続無併殺です」と答えました。連続無併殺記録はあまり目立たない記録ですが、1002回打席に立って、連続で併殺打(ダブルプレー)にならなかったという記録はとんでもない記録です。なぜこの記録が生まれたのか?それは金本選手がボールを打った後、必ず一塁まで全力疾走するからです。快心の当たりでも、ボールを打ち損じても、金本選手は全力疾走してきました。それは野球に対する金本選手の姿勢を言い表していると思います。
 そんな金本選手の野球に対する姿勢は阪神タイガースの若手だけに留まらず、他のチームの選手のお手本にもなっていました。金本選手にとって最後になった9月16日の阪神対巨人の伝統の一戦で、敵地の東京ドームで異例の金本選手の引退セレモニーが行われ、巨人の阿部選手、小笠原選手、高橋選手から花束の贈呈がありました。巨人の長嶋茂雄終身名誉監督が「東京ドームでも金本選手のセレモニーをすべきだ」と球団に猛プッシュしていたほどです。
 金本選手の引退試合の録画を見ながら、あらためて一生懸命やること、やり続けること、努力することの大切さを金本選手に教えてもらったなぁと思いました。また、若手に言葉で教えるだけでなく、全力プレーや練習を怠らないこと、自分に厳しく他人に優しくすることの大切さも学びました。
 私自身も金本選手をお手本に一生懸命寮の教師を頑張ろうと思います。光風館のみんなも是非、“鉄人”金本選手に学んで、敬和生活、光風館生活のいろいろなことに対して全力で取り組んでほしいと思います。その経験は間違いなく自分自身をより強くするだろうし、自分に自信がつくはずです。 (三浦)

 

 

 

 

< 能力の問題か、努力の問題か  >

 第三定期テストが終わりました。手応えの方はどうだったでしょうか。テストが終わると、点数に一喜一憂するだけで、どうしてそういう結果になったかについて考える人は、意外と少ないように思います。 「(成功にせよ失敗にせよ)原因は能力ではなく、努力にある」。これは、ワイナーという心理学者の言葉です。彼によると、失敗の原因が能力にあると考える人は、自分の能力に比べて低すぎる目標か、高すぎる目標を設定する場合が多いそうです。低すぎる目標なら失敗することは少ないし、高すぎる目標なら、失敗しても言い訳ができるためでしょう。逆に、失敗の原因が努力にあると考える人は、自分の能力に合った目標を設定する場合が多いといいます。その結果、より多くの成功をすることができ、失敗したとしても成功への教訓を得ることができるのだ、と。皆さんは、どう思いますか?
 学習でも部活動でも学校行事でも、「頭が悪いから」とか「才能がないから」とか理由をつけて、最初から取り組もうとしない…そういったことはないでしょうか。私も敬和の教師として一番残念に思うのは、能力があるのに、それを生かそうとしない生徒が実に多いことです。能力であろうとモノであろうと、「大事にする」というのは使わずにとっておくことではなく、使い込んで良くすることだという考えを持ってほしいと思います。 (和田)

 

 

 

 

< 寮体験プログラム >

 今日から今週の金曜日まで、寮体験プログラムが行われます。今回は全部で6名の1年生が寮体験をします。光風館では2名が寮体験をします。通学生にとって寮生活はわからないことだらけです。みんなで声をかけてあげましょう!困っていたら助けてあげてください!

 

 

 

 

< 礼拝のお話し >

F.K(3年)
 みなさん、こんばんは。4室のFです。今日は「あきらめないこと」について話します。
 みなさんは、簡単に物事をあきらめてはいませんか?勉強や部活などいろいろなことがあります。勉強だと「自分なんかどうせ頭が悪いから」とか言って勉強をせずにあきらめていませんか?あきらめて勉強をしなければテストで良い点を取れるはずありません。テスト前にあきらめずに勉強していれば良い点は必ず取れるはずだと思います。
 部活でも同じです。「どうせ自分なんか」と言って努力もしない人よりも、「自分はなんでもできる」と思って、毎日しっかりやっている人の方が伸びるはずです。勉強だろうと部活だろうと、なんであったとしても、他人に「お前はダメだ」と言われたとしても、くじけないで自分を信じてみてはどうでしょうか?自分はダメだと思って、やる前からあきらめて後悔するよりも、結果がダメでも挑戦したときの方が絶対にいいと自分は思っています。なので、みなさん、どんなこともあきらめるばかりではなく、頑張ってみてはどうでしょうか?

 

 

 

T.D(3年)
 みなさん、こんばんは。8室のTです。突然ですが、みなさん辛いこと、苦しいこと、嫌なことから逃げていませんか?自分はいつも逃げています。この敬和の2年半の学校生活は自分にとって嫌なことが多く、その代表として言うなら勉強です。1年の頃は仕方なく、2、3年のカリキュラムは、テストの少ない、周りと比べて楽な教科だけを取り、授業を受け、部活には入っていません。いつもダラダラと楽をしながら過ごしています。こんな楽をしようと逃げている生活を送っている自分が自分の首を絞めていると気付いたのは、3年の進路選択の時でした。「あの大学がいいな」と思っても、成績は足りず、結局、受験をして合格はしたものの、第二志望の学校に進学することになりました。今思えば、「もっと頑張ればよかった」と後悔しています。3年生はもう遅いですが、1、2年生にはまだ時間があります。「辛いことだけしろ」とは言いませんが、僕のように楽なことだけしようと思わないでほしいです。