毎日の礼拝

毎日のお話

2012/10/01

小西二巳夫(校長)

申命記 8章3節

 小川糸の小説に『食堂かたつむり』がある。主人公の倫子は、多くのものを失った衝撃から、声が出なくなってしまった。実家に戻った倫子は、一日一組をもてなす食堂を始める。倫子の料理は、生きる気力をなくした老婦人を晴れやかにする。倫子は、他者との関わりを持つ事で、声を取り戻し、自分を生かす事になった。自分中心の生活から、他者に関心を持ち、他者に自身の時間や能力を使う事で、自分自身の生きる希望が持てる。