自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2012/07/24
「寮合宿・労作」
期待と不安の中、スタートした前期もあっという間に終わりを迎えました。
「行ってきまーす。」と帰省するめぐみ館生を見送りながら、2年生は、終業日の午後に寮合宿を行いました。この日の朝に海外教室へ出発したYさんが参加できず、11人での寮合宿をスタートさせることがとても残念でした。11人のモチベーションは、始めは少し低かったけれど、身体を動かし始めると、すぐに「よし!」「思っていたより楽しい!」と気持ちが高まって行きました。
まずは、二チームに分かれて、暑い日差しの中での労作です。寮合宿では、普段の掃除や月に一度の大掃除で行き届かないところの労作をしています。一チームは、めぐみ館周りの草抜きとあじさいの剪定。大きな刈り込みばさみを手に「こんなに切っちゃっ
ていいんですか!?気持ちいい!」と豪快にあじさいを切りそろえてくれる人もいれば、黙々と草抜きを続けてくれる人も、切られ抜かれた草木を集めてリヤカーで運んでくれる人も。この作業の繰り返しに「地味だけど、楽しい!」と爽やかな声が上がりました。
もう一チームは、めぐみホールの窓洗い。脚立を使って念入りに磨きます。「奇麗になった?」と互いに確認し合い、窓にも自分たちにも(?!)水をかけて、びしょびしょになりながら仕上げてくれました。
両チームの労作が終わると、今度は全員で各部屋の網戸を洗いました。全部屋の網戸を降ろす、網戸を洗う、拭く、部屋に戻すという作業を交代しながら行いました。洗剤とブラシでゴシゴシ洗うと、虫の汚れや砂埃などが取れてピカピカになりました。「そろそろ、洗い役と運び役、変わろうか。」と声を掛け合ったり、「こうすると、時間短縮できるよ。」と要領よくやる方法を考えたりと、心と知恵も働かせてくれていました。
通りかかるクラスメイトや先生から「がんばってるね!」「きれいになったね!」と声をかけられて、誇らしげな皆の表情が印象的でした。たっぷり働いた後の、ご褒美のアイスは、いつもより美味しく感じたのではないでしょうか。(冨井)


「寮合宿・ミーティング」
皆で食卓を囲んで一休みした後は、
ミーティングです。ノートと筆記用具
を持ってホールに集まった皆は「何を
するの?」と緊張気味。「今日はゲーム
をします!」と言うと、「イェーイ!」
と歓声が。
まず、11人を3つにチーム分けし
ました。名簿順に並んで、「1、2、3、1、2、3・・・」と番号を振り、3チームに分かれて座る。ココまでを無言で、アイコンタクトと身振り手振りだけで行いました。私の予想では5分くらいかかるかなぁと思っていたのですが、ものの2分でチーム名を決めるところまでできてしまいました。これにはビックリ!さすが2年生!一年半共に生活してきただけのことがありますね。
続いて、新聞パズル。チームで新聞をちぎってパズルを作り、別のチームがそれを組み合わせるゲームです。新聞をちぎるところでは、これでもかと言うくらい小さくするチームもあれば、写真や文字をくり抜くのに楽しみを見いだしているチームもあれば、気持ち大きめにちぎって優しさを垣間見せたチームもありました。パズルを組み合わせるところでは、「ココはスポーツ面だから、高校野球欄は裏!社説が右側!これは窓の!」と、普段から新聞を読んでいる情報をフル活用させるチームもあれば、広告欄と記事と一人ずつ担当を決めて進めるチーム、外枠を作って全体を皆で仕上げて行くチームと、三者三様で面白かったです。一番早く形になったのは、外枠を作っていったチーム。制限時間を過ぎたので「終わりです!」と止めると、「最後までやりたい!」「ユニクロのチラシでやりたい。」と、予想外の反応が返ってきて嬉しかったです。
最後は“いいところ”カード。自分を含めたチームの人の“いいところ”と“その理由”をカードに記入していきます。始めは「何て書こう。」「恥ずかしい。」と騒いでいた人も、すぐに集中して、ホールは静ま
り返りました。一人当たり、4枚のカードを真剣に書いてくれていました。もうそろそろ終わりかなと見て回ると、半分くらいの人が、白紙のカードとにらめっこしてうなっています。見つめていたカードは“わたしのいいところ”を書くものでした。「自分のが一番困る。」「自分のことなのに難しい。」「こんなの書いていいのかな。」と。20分程して、全員が書き終えることができました。
チーム内で、自分が書いたカードを発表しました。「恥ずかしいなぁ。」とはにかみながら読み上げると、「えー、そんな風に思ってくれてたんだぁ。嬉しい。」との反応が返ってきて、読んだ方も嬉しそうでした。また、最近の出来事を例にあげて、皆をうならせていた人も。発表後、自分の手元に集まった4枚のカードを嬉しそうに温かい表情で眺めていました。最後は、皆で輪になって、自分のカードの中の一番のお気に入りを皆に発表しました。
“わたしのいいところ”を表現するのに苦労した人が多かったことに驚きましたが、「こんなこと書いていいのかな。」と不安を抱きながらも、皆にそれを伝えられたことと、皆からもらった言葉を自信につなげていって欲しいと思います。“わたしがその時感じたこと”に、正解も不正解もありません。感じたことを表現するのは、心の言葉を伝えることです。それは、意見を言うよりも難しく・大切なことではないでしょうか。後期には、世代交代が迫っています。たくさんのチャレンジと失敗が赦される、寮生活で、自分の心の言葉を伝える練習をしていってください。 (冨井)





