のぞみ寮通信

みぎわ館

2012/07/11

みぎわ館 第133号(7月9日)

< 仲間と共に過ごす時間 >

 最近のみぎわっ子たちを見ていて、仲間と過ごす時間を本当に大切にしているなぁと感じます。もちろん今までも大事にしていましたが、より一層大切にしているように感じられ、嬉しい限りです。
 例えば、土曜日のランチ。学校がありませんから、ランチを摂る人もいれば、外出先で食べてくる人もいます。全員が揃うわけではないけれど、それでもみぎわに残っているメンバー揃って、テーブル囲んでワイワイと笑顔で食事している様子には、見ている私までも笑顔になります。
 また、ある週末には誕生日を迎える仲間のために、同じ部屋になった喜びを分かち合うために、ムーンライト(女子寮伝統のアイスケーキ)を作成し、楽しい時間と心を共有していました。
 またある時は、「届いた荷物の中にさくらんぼが入ってたから、みんなで食べよう!」と差し入れてくれる人もいました。あまりにも立派なさくらんぼに、「え!?いいの!?」と受け取るのを躊躇した私。「せっかくのおいしいさくらんぼだから、みんなで食べた方がおいしいと思って!」と笑顔で返してくれたAさん。その気持ちに「さくらんぼももちろん嬉しいけど、その気持ちが超嬉しい!」と笑顔になるみぎわっ子たち。共に過ごすことで、仲間の優しい心に触れ、心を学ぶ大きな機会になっています。
 「のぞみ寮は心を学ぶ場所」だと言ってくれた卒業生が居ましたが、本当にその通りだと、毎日実感させられています。私達寮務教師も、のぞみ寮生と過ごす毎日の中で、共に心を学ばせてもらえること、幸せだと心の底から感じます。
 のぞみ寮で過ごせる時間はたった3年間です。1年生はまだまだ先は長いと感じているかもしれません。2年生もようやく折り返しだと思っているでしょう。でも3年生は?最後のフェスティヴァルが終わり、最後の夏休みを迎えようとしています。敬和生活・のぞみ寮行事の全てに「最後」がつくようになったことを自覚し始め、この2年間早かった、寮に居られるのもあと8ヶ月だと口にするようになりました。もっと考えると、仲間と共に過ごせる時間は8ヶ月も残されていない事にも気が付き始めました。各学年それぞれに、残されている時間は刻々と短くなっていきます。残された時間に気が付いた時、それまでの自分の在り方を後悔しなくていいように、日々仲間との共に過ごす時間を大切に、そこでの様々な出会いや衝撃(感動する事山の様だからね!)を大切に、過ごしていってほしいと思います。
 前期ももうすぐ終業を迎えます。後期になれば待っているのは世代交代!3年生が担っている役割を2年生が引き継ぎ、より良いみぎわ館を目指して運営していきます。その時に、互いをしっかり支え合い、励まし合い、本音でぶつかれる関係でいられるよう、夏休みまでの短い時間を充実させていって下さいね!(森口)

 

 

 

 

 

< 美の追求! >

 みぎわっ子たちは消灯直前の姿も超がつくほどかわいいです。ストレッチに精を出す人、腹筋割りたいんです!と汗だくになるほど筋トレに励んでいる人、美肌を手に入れる!とパックに余念がない人、食物繊維を求めてキャベツをムシャムシャしている人etc…。きれいを目指して様々な事がなされています。
 そんな女子寮生のために5月末から全5回に渡って開催されてきたピラティス講座。今年で3年目になりました。今年も、たくさんの女子寮生が参加し、美人インストラクターの指導の下、美しいインナーマッスルを手に入れる事を目指して汗を流しました。
 ピラティスはとても頭を使うエクササイズです。筋肉と呼吸をしっかり意識することで、ゆっくりの動きでも汗がにじみ出てきます。という事は、集中して体に向き合わなければ汗をかくことが出来ないのです。みんなの汗の状態から、集中できているのか、そうではないのかが分かってしまう、ある意味怖いエクササイズだったのです。
 初日、みんななかなか集中できていませんでした。初めての動きに、初めて聞く言葉…。とまどいが先行し、体を意識するなんて無理!と言った雰囲気がありました。しかし、寮生たちの順応さは大したものです。2回目のレッスンからは、インストラクターから「もう早速集中できるようになってきましたよね~!」とお褒めの言葉を頂きました。肌寒い夜の開催でしたが、みんなの額にはうっすら汗が!!そして回を重ねるうちに、ふらついていた動きも安定してできるようになり、何だか不恰好だったポーズもかっこよく決めることが出来るようになってきました。
 レッスン終了後もインストラクターへの質問攻めでなかなか解散しない、美意識の高い女子寮生たち。美人インストラクターとピラティスを通して、集中する大切さや本当に美しく健康な体について知ることが出来ました。ぜひぜひ、これからの消灯前のひと時に活かしていってほしいと思います! (森口)

 

 

 

 

 

< 礼拝のお話 >

*N.R(2年生)
 私は最近、畑に行って野菜の世話をすることを日課にしています。とても熱心に畑に愛情を注いでいる担任の先生と一緒に、試行錯誤しながら育てているクラスの畑ですが、現在はスイカ・きゅうり・トマト・とうもろこし・人参・枝豆・芋などたくさんの野菜を育てています。その中でもトマトときゅうりは毎日収穫できるので、それを食べるのもまた楽しみの1つです。
 しかし、目に見えて成長の感じることのできる野菜たちとは対照的に、芋畑の方は全く成長を感じられないどころか、「昨日と何が変わったの?」と聞きたいくらいです。むしろ、芋の横に生えている雑草の方が成長しています。全く成長が見られない芋ですが、野菜の本によると、今は根が伸びる時期で上の方はあまり目に見えて伸びないそうです。周りから見ても成長が感じられませんが、きっと芋自身も自分がどのくらい大きくなったのか分からないのではないでしょうか。
 この芋を人間に置き換えてみると、きっと今、こんな状態です。テスト(収穫)に向けて毎日勉強(水やり)をしているけれど、果たして身についているのか?いったい自分は何をしているのだろう、という焦りや赤点だったらどうしよう!という不安な状態です。先ほどの芋と同じ状態なのです。
 やはり、目に見えた成果がないと誰でも不安ですし、周りから見ても頼りなく見えてしまいます。しかし、成長していないように見えるからと言って、水やりをやめてしまったのでは、枯れてしまうかもしれませんし、収穫の時期を迎えた時に小さかったり、たくさん採れなかったりと、思ったような結果が出なくなってしまうでしょう。だからこそ、収穫に向かっているこの時期が一番大切なのです。
 時には不安や焦りで水やりを途中でやめたくなってしまったとしても、水やりを続けていれば収穫の時にはそれ相応のものが自分に返ってくるはずです。例え今、見た目では変化が分からなくとも、きっとしっかりした根が育っています。もうすぐテストが待っているわけですが、私は「勉強したことは身についているんだ!」と自分に言い聞かせながら、乗り切って行こうと思います。