のぞみ寮通信

みぎわ館

2012/06/18

みぎわ館 第130号(6月11日)

< フェスティバル1日目  >

 こつこつと準備を進めてきたフェスティバル。あっという間に本番の時を迎えました。私たちも少しドキドキしながらチャペルへ向かうと、ドアのところでフェスティバル本部員をしているみぎわ館メンバーの笑顔が!演劇では、みぎわ館メンバーの名演技!その堂々とした姿には驚きました。館の中で演劇の練習をしている姿を見た事がなかったし、大変だとつぶやくこともなかったので、「いつのまに、こんなこともやっていたの!?すごい!」と、本当に驚きでした。合唱では、一生懸命歌う姿、ピアノを弾く姿が印象的でした。たくさんの晴れやかな顔が見られてとても嬉しかったです。
 夕飯をしっかりとって、みぎわ館に戻ったみんなからは、ただならぬ気合いが感じられました。二日目に向けての準備を黙々とやっていたのでしょう。いつもより(?)静かな自習時間となりました。
 消灯の点呼に回ると、マニキュアを乾かしていたり、持ち物の準備をしていたり。明日に備えて早めに寝ている部屋なんてありません。「明日は何時に起きるの?」と聴くと、ほとんどの部屋で「4時です!」という返事がありました。「あー、今からだと5時間しか寝られないよ!」と言うと、「やばい!」と慌てて布団に入るのでした。点呼を終えて一階に降りるとホールの灯りがついています。「絶対終わらなーい!!」と嘆きながら衣装を作っているじゃありませんか。「寝られない。」と放心状態の彼女たちも、起床予定は4時だそうで・・・。
 皆で4時に起きてどうするんだろうかと不思議でなりませんが、よくよく聴くと、お互いにお化粧や髪の毛のセットをし合うからだそうです。二日目の早朝、上から下からガタゴト、ワイワイ賑やかな音が聴こえてきました。年に一度だけ、仲間や先輩後輩共に、朝から特別な時間を楽しめるのも寮生の特権ですね。

(冨井)

 

 

 

 

 

< フェスティバル2日目   >

 毎年、フェスティバル2日目の朝食は、友愛館がすごいことになるのです。いつもは、眠い目をこすってまだまだ目覚めない寮生ばかりなのに、この日ばかりは、早々とカラフルな衣装に着替え、メイクをして髪の毛もセットした寮生でいっぱいになります。今年も例年どおり、すごかったですね。
 雨の予感がする中、スタートしたフェスティバル、晴れたり降ったりを繰り返しながら、なんとか最後まで進めることができました。表彰を終えると本降りになり、大粒の雨の中でのフォークダンス。こんなに雨に打たれることは二度とないでしょう。
 また、今年もたくさんの保護者の方が来て下さっていました。「今年は妹も来てくれる!」「フェスでお母さんと会えるの楽しみ。」と、励みにして頑張っていましたから、久々の家族との再会に、照れながらもとても嬉しそうな姿に、こちらまで嬉しくなりました。
 くたくたになりながらも夕食を仲間と楽しそうに食べる姿に、今年のフェスティバルも良いものになったことを感じさせられました。みぎわ館に戻った皆は、本当に眠たそうで、事務室でゴロゴロ映画を観たりお菓子を食べたりしながら「眠たい〜寝ます〜。」と一人二人と部屋に戻っていました。点呼の時には、ぐっすり眠っている部屋ばかり。こてっと眠れる程に、心と身体のエネルギーを使えて本当によかったと思いました。月曜日からの寮生活、火曜日からの学校生活を大切にしていきましょう!

(冨井)

 

 

 

 

 

 

< 部屋の仲間と  >

 部屋替えが週末に迫ってきました。休日に、ホールで大量のジャガイモをむく4人が。その数20個!薄くスライスして出来上がったのは、ポテトチップス!?事務室でくつろぐ皆にもふるまってくれました。予想外の仕上がりだったようで、急遽マッシュポテトに変更。お部屋に持ち帰り、お菓子パーティー。点呼の時には、「食べ過ぎた!」と苦しそうでした。部屋替えまでの数日、同室の仲間との時間も大切にしてください。(冨井)

 

 

 

 

 

 

< 礼拝のお話 >

T.K(2年生)
 みなさんは、自分がわかりますか。もう少し付け加えるならば、自分はこんな人間だと今、はっきり言えますか。
 私は、めがねをかけています。そのせいか、私と関わった人たちからは良く「もっと静かで真面目な人だと思っていた。」という台詞を聴きます。めがねだけで、人の何がわかるというのでしょう。私がめがねをかけているのは、パソコンとゲームのしすぎのせいです。
 しかし思い返せば、中学時代の私は、その“イメージ”通りの真面目で静かで消極的な人間だったように思います。他人の目や評価を基準にして、自分を他人のイメージに合わせて作っていた気がします。そして、その静かな自分が私のアイデンティティだと思って過ごしてきました。
 敬和に入り、静かなままだった私は、焦りました。小学校・中学校では、勉強だけして何となく生活していればよかったのに、敬和は、勉強だけでは生きにくい世界だと知ったからです。ここでは、協調性のある人、コミュニケーション能力の高い人、積極的な人が輝いているように思います。そういう人は、どの学校にも必ずいるタイプだと思いますが、敬和では、フェスティバルなどの行事で、リーダー役が大量にあるのです。そして敬和には、リーダーに当てはまる人がたくさんいるのです。だから私は焦りました。それらをほとんど持ち合わせていない気がしていたからです。
 ところが私は、高校生になってから、いろいろ変わりました。昔の自分は、自分から人に話しかけない子でした。誰かとケンカしたり気まずくなった経験もありませんでした。一人っ子なので、他人と近い関係になったこともありませんでした。人とずっと一緒にいるのが嫌いでした。一人が楽だったからです。全てとまではいきませんが、敬和に来てからこれらのことがひっくり返っています。人についていくタイプだったのに、今は副ブロをやってしまっています。  
 自分って何なんだろう、と思いました。私は今、自分が知らなかった自分にたくさん出会って困惑しています。もしかして、高校に入って、初めて見つけてきた自分こそが“自分”なのでは、とも思い始めました。
 もう一度聴きます。皆さんは、自分がわかりますか。敬和は、高校生というアイデンティティ確立の時期に、たくさんの自分らしさを見つけさせてくれるいい高校だと思います。