のぞみ寮通信

大望館

2012/06/18

大望館通信 第193号(6月10日)

<毎年の光景>

 フェスティヴァルお疲れさまでした。今年も色々あったようですが、無事に終わり何よりです。終わって帰ってくるみんなの顔を見て、その充実感が伝わり、それぞれがそれぞれの成長を見せてくれたんだと感じることが出来ました。
 毎年、フェスティヴァルが終わった日に頭を丸める、いや丸めなくてはいけない者が何人か出ます。私も何回か君たちに投げ掛けましたが、フェスティヴァルだからと言って、髪に手を加えて良いわけではありません。ダメなんです。それを無視して、色を染めたり、刈り込みを入れたりするわけです。お祭が終わり、日常に戻るためにすることは、ダメだと言われ続けてきたのに無視をして、手を入れた髪を元に戻してもらいます。どうしても戻らない場合は髪を刈るしかありません。そして見事に丸めた生徒が今年もいました。毎年のことです。
 本来ならば髪をいじる事はダメなんですから、それを無視して髪をいじった者はフェスティヴァルに参加させない。それぐらいしてもいいと思うんですが、それはあまりにも・・・。 「年に一度のお祭りのときぐらい…。」その気持ちもよくわかります。でももし、当日夜の点呼の時に1人でもそのままにしている者がいれば、来年のフェスティヴァルでは無視して髪に手を加えた者は絶対フェスティヴァルに参加させない。そんなことを思っていたんですが、点呼に回ってみると館内にいる全員が髪を元に戻していました。当たり前と言ってはそれまでなんですが、数年前を振り返ってみると、あの頭で、次の日の英検を受けたり、ひどい者は、あの頭で教会に行った者もいました。この違いは大きいのではないでしょうか?
 だからと言って許されているわけではありません。ダメなものはダメなんです。でも、君たちの気持ちもよくわかるダメなんです。色が落ちたらすぐに染め直してもらいます。染粉が無いからできないなんてことは言わせません。すぐに買いに行ってあげます。これが守れない様だったら来年からは完全になしです。
 さて、大事なのはこれからです。お祭りは終わりました。いつまでも引きずらないでください。日常の生活をきちんとしてください。特に3年生、君たちは人生の岐路に立たされている大事な時期です。これからやるべきことがいったい何なのか?自分に問いながら生活して下さい。そうすればそれが行動になるはずです。
 これから始まる日常を、きちんと過ごすことが、本当の意味でのフェスティヴァルの成功につながるのではないでしょうか。フェスティヴァルでの経験から学んだことを、より良い学校生活、寮生活にして欲しいし、それが君たちのこれからの人生の、大事なカギになる事を私は信じています。

(澤野)

 

 

 

 

 

<2012年度第1回民族大移動>

 この民族大移動というネーミングを誰が付けたか知っていますか?こんなことを書いてるんですから私ではないんです。現磐梯クラスの担任で、宗教主任である野間先生がつけたんです。知っているとは思いますが、野間先生は宗教主任をする前は寮の教師でした。私が赴任して8年目。最初の1年間で野間先生が私にみっちりと、寮務教師のいろはを叩き込んでくれたというわけです。
 こんな話をしたいのではなく、民族大移動です。そのネーミング通りのイベントであると私は思いました。特に今回は43名全員が移動します。次回からは3年生は基本そのままですので、1.2年生のみの移動になります。そしてこの大移動の時期が迫って来ています。6月14日木曜日です。
 みんなから良く聞かれる質問です。もう新しい部屋決まっているの?決まっています。どうやって決めているの?あみだくじ。時々本気で信じる生徒が、いますがそんなわけありません。
 どうやって決めるのか?これには時間をかけます。誰と誰が一緒になったらどうなるのか、想像します。人間関係を当然考慮します。なんてウソです。
 部屋を決める時、何人かは考えます。アイツとアイツが仲良くなればもっといい学年が出来るはず。それは考えます。でも、仲が悪いからとか馬が合わないからと言って、同じ部屋にしないということはしません。そこは一切気にしません。今回も何人かは考えました。それは同じ部屋になる事によって、より良い繋がりをつくってほしいという願いを込めてです。
 だから、みんなにお願いしたいのは、せっかく同じ部屋になったんだから、より良い繋がりを同じ部屋の仲間と作ってください。一緒の部屋にいるとそれだけ距離が近くなります。時として、距離の近くなった相手の嫌な所が見えてきてしまうかもしれません。でも、そんな時に心掛けてほしいです。この世の中に完璧な存在なんていません。誰でも良いところと、悪いところがあります。そして人って何故か嫌な所ばかり見てしまうんです。でも嫌な所ばっかり気になっては、辛いだけなはず。そんな時にせっかく同じ部屋になったんだから、その人の良いところは何なのか探してみてはどうでしょうか?
 嫌な所と同じだけいいところも、自分に合うところもたくさんあるはずです。そうすればより良い関係ってできるんじゃないでしょうか。
 人の欠点ばかり探す人と、良いところを探す人。みんなはどっちになりたい?この部屋替えでさらなる変化と成長を君たちに期待したいです。

(澤野)

 

 

 

 

 

< 成績を上げるには… >

 フェスティヴァルが終わり、次は部屋替え、気付けば第2定期テストが3週間後に迫っいるのです。澤野先生が書かれたように、3年生は推薦に関わる成績がこの第2定期テストで決まるのです。1年生からの成績を平均した「評定平均」と呼ばれているものが、推薦の基準を大きく左右するのです。たった「0.1」でも数値が推薦の条件に届かなければ、推薦もできなくなるのです。進学を考えている3年生にとって第2定期テストは、まさに人生の分岐点と言っても過言ではないでしょう。
 先週の話ですが、「世界の国の首都はどこなのか?」とクイズを出しながら夜の点呼を周りました。さすがにアフリカ大陸の国は難しいと思って、ヨーロッパや北南米、アジアの有名国から問題を出しました。「イタリアの首都は?」「ギリシャ???」、「メキシコの首都は?」「ペルー??」、「インドは?」「カンボジア!!」と、答えてきたのは国名でした。正解率は2割くらいしかいなかったです。分からないと答えた人が多かったと思います。
 成績を上げるためには、ポイントとなる分部を効率よく覚えていくことです。某テレビ番組で有名な塾講師の先生が言っていたのは、「興味を持つ」こと、または「大切にすること」だそうです。ダンスの振付やゲームの攻略法など、興味のあるものは早く覚えますよね。また、彼女や大事な人との約束などは、ほとんど忘れないですよね。言い換えると勉強は受けるのではなく、自分から学ぶ姿勢が大事だということです。授業は、教えられるのをただ聞くのではなく学びとるのです。
 敬和学園は、行事や礼拝のメッセージなどを通して、寮は寮生活全般を通して、この姿勢の部分を育てているのです。フェスティヴァルでの取り組み同様に、今週からの授業は、自分から学ぶ姿勢になってください。

 (帆刈)