自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2012/05/30
< 3年生 >
先日、開かれた3年生ミーティング。「私たちの代は、3年生部屋、どうやって決める?」と話し合いが始まりました。3年生は、6月の部屋替えで、これまでの縦割りの部屋から3年生だけの部屋になります。「話し合いで決めたいと思うんだけど。」との提案が出ると、同意する声があがり、「卒業までの部屋になるから、自分の考えがあったら、我慢したり妥協したりしないで、意見を出そう。」ということを確認して、部屋割りを決めることになりました。
どうやって話し合って決めるのかなと、興味津々で見守っていると、受験勉強・テスト勉強を頑張りたい人と、本人たち曰くテスト勉強はしっかりやりたいけど、その他は・・・な人とで分かれ始めました。そこから「私、○○と同室になったことがないから、なってみたい。」とか、「しっかり勉強したいよね。じゃあ、ここでまとまろうか。」と声をかけ合いながら、一つ二つと部屋が決まって行きました。最後に残った6人は、誰と組んでも大丈夫ということで、あみだくじで二部屋に分かれました。
ものの30分ほどで、部屋が決まってしまい、あっけにとられ、驚いたのは、皆より私たちだったと思います。こんな風に、話し合いや声の掛け合いで、卒業まで一緒に過ごす部屋が決められるのは、「誰となっても大丈夫」という関係性が43回生の中にあるからだと思います。それはそれは、嬉しいことでした。
「3年生部屋になるのも楽しみになってきたね!」と、解散しかけたとき、「ところで、私たちの関係は、これでいいのかな?」という投げかけがありました。それに答えるように、意見が飛び交いました。「今は、グループ化もないし、悪くはないよ。」「でも、このまま卒業したら、後悔する。」「仲は深まっていないと思う。」少し重たい雰囲気になりました。
「じゃあ、関係性を深めるためにどうしたら良いかな?」すると、「やっぱりミーティングじゃないかな。」と声が上がりました。「無関心は嫌だ。誰かが何かに困っていたり、悩んでいたりする時に、言えて聴けて、話し合えるようにしよう。」「最近、ミーティングないなと思っていたけど、人任せにしたことを反省している。自分から声を上げるべきだった。もっとミーティングを持とう!」
“悪くはないけど良くもない”そんな状況は、いろんな場面で起こり得ることだと思います。それを批判し合ったり誰かのせいにしたりして、落ち込むのではなく、もっと良くなるため・深めるために、「本当にこのままでいいのかな?」と疑問を持って声を上げることが大切ですね。今後の3年生に期待しています!
(冨井)
< 心と身体の健康 >
今年もピラティスの季節がやってきました。フェスティバルが迫るこの時期は、女の子がダイエットに走ってしまうときでもあるのです。無理な食事制限をするのではなく、しっかり3食取って身体を動かし、健康的に自分の身体を管理して欲しいという思いで3年前から始まりました。県内外のスポーツクラブ等で活躍されている、インストラクターの宮嶋先生をお迎えしてのレッスンです。昨年の卒業生の中に、習ったピラティスを毎日続けた結果、健康的に身体が引き締まっていった先輩がいたほどですから、効果があることに間違いないでしょう。

激しい動きではないのですが、身体の中がぽかぽか温まり、汗を流す寮生もいました。先生の指導のもと、身体を動かすと同時に、お腹を平らに引き締めながら胸式呼吸をすることがとても難しかったです。重心をかける部分や力の加え方を変えていくと、普段感じていない筋肉を使っていることが解って、驚きの声が静かに上がっていました。寝る前にほぐすといい部分、目覚めた時に動かすと頭がはっきり動き出す部分なども教えてもらいました。集中力を高めて、自分の身体を知る時間が持てたのではないでしょうか。
一時間のレッスンを終え、「なんだかもう痩せた気がする!」との喜びの声と共に、質問の嵐が先生を襲いました。「ここを引き締めるにはどうしたらいいですか?」「歩く時にも姿勢を良くした方がいいですか?」「続けて行ったら、腰痛も良くなりますか?」「肩が凝るのは、もしかして姿勢が悪いからですか?」先生の美の秘訣に、みんな興味津々です。たっぷり話しを聴いてもらって、すっきりした表情と身体で、みぎわ館までの足取りも軽やかでした。
事務室に戻ると、ピラティスに参加した面々が集まっていました。ある3年生、姿勢良く座りながら「こうやって姿勢を良くして食べると、消化が速いような気がする!」と話すその手に、アイスクリーム?!ある2年生は、「お腹を引っ込めながら食べればいいんだ!」と話す口には、ポテトチップス?!何てプラス思考なの!と大笑いすると、「真面目にやってるんだから!」と怒られてしまいました。「一時間も運動した後は、いつまでも美味しく食べられるなぁ。」と幸せそうな笑顔と言葉の可愛らしいこと!身体を使って、心を満たした良い夜になりました。
(冨井)


< 礼拝のお話 >
*F.E(2年生)
「いのちとは何?」と質問されたら、みなさんはどう答えますか?心臓などと答える人が多いかもしれません。私はそうでした。もちろん、心臓などの身体の一つ一つは大切です。
今年で99歳、現役のお医者さんの日野原重明さんは、こんなことを言っていました。「いのちとは、時間。」それは、私にとって影響力のある言葉でした。
健康な人、病気の人、子ども、大人、全ての人に等しく、神様から与えられた時間があります。それぞれ長さに違いはあるけれど、今こうしている時間こそ「いのち」なんだと気づきました。その場その時の時間は、自分だけに与えられているいのちなのだから、自分の好きなことを見つけて夢中になるなど、大事に過ごそうと強く思いました。
ぼーっと無益に過ごすより、友人と出かけたり、家族に一日の出来事を話したり、じっくり一人で将来を考えたり調べたり、人のために何かしたりしたほう
が良いと思います。そう言っても、何もしないうちに時間だけが過ぎて行く時もあります。そんなときに、「いのちとは、時間」と思い返すと、「もったいない」と少し焦り出します。
「いのちとは、時間」が座右の銘になってから、以前より時間を大切に使えるようになりました。せっかく与えられたいのちの時間、今から存分に使いたいです。

