自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2012/05/14
< 友だちを求めて >
寮生との会話の中で、寮生活のことや自分自身のこと、家族のことなど色々な話を聴かせてもらう機会があります。「敬和を受験しようと思ったきっかけは?」事務室を訪れた1年生にこんな質問をしました。答えは、「地元の高校で行きたいと思うところがなかったから。」「じゃあ、高校生活に何を求めていた?」と重ねて質問。すると、「えーなんだろう。」と言いながら、聴かせてくれました。「小さな中学校だったから、もっとたくさん友だちを作りたかった!」その答えを聴きながら、寮生活・敬和生活の中で、本当の友だちを作って欲しいと思いました。
同じような思いを持って入寮してきた仲間は、少なくないはずです。人間関係を広げのるも狭めるのも自分次第、深めるのも浅くするのも自分次第です。幸いなことに、このみぎわ館の中には、「人間関係が狭くなっているよ!」と教えてくれたり、「上辺だけの付き合いで本当にいいの?」と疑問を投げかけてくれたりする仲間や先輩がいます。その言葉に耳と心を傾け、自分を見つめ直し、周りを見渡してみて下さい。あなたのことをもっと知りたい・私のことをもっと知って欲しいと思っている仲間と関わって、ぶつかって、人間関係を広げて深めていってくれることを願います。
(冨井)
< テスト勉強! >
定期テストを控えた週末のみぎわ館には、勉強している姿がたくさんありました!それは、各部屋で、みぎわホールで、友愛館で。ある1年生は「部屋の先輩達が勉強しているから、部屋が一番勉強しやすい。」と話していました。団らんやケーキ作りで賑やかな、みぎわホールで勉強していた2年生は、数学の解らないところを、数学好きな仲間を見つけて教えてもらっていました。その様子を見ていた1年生は、「私も先輩に教えてもらいたい!」と勉強道具を取りに戻っていました。
良く勉強しているなあと感心した森口先生が「特別に購買開けます!」と放送をかけると、みんな喜んで押し寄せました。「コレを食べて、また頑張ります!」と美味しそうにアイスを食べて、仲間や先輩とおしゃべりをしている人が大半でしたが、中には、「これから・・・やるんです!」と自分に言い聞かせている人。気分転換と切り替えが大事ですね。テスト本番まであとわずか。励まし合いながら頑張りましょう!
(冨井)






< 礼拝のお話 >
*N.U.(3年生)
皆さんには、悩みがありますか。私には、もちろんあります。「あーなんで自分はこんなにダメなんだろう。」とか「辛いことや悲しいこと、頭を抱えるようなことは起きて欲しくない。とにかく楽をしたい!」って内心思っています。でも実際、そんな風に悩んだりすることから逃げてはいけないと思います。青春の泥まみれの高校生活だっていい!いっぱい悩むことで、今まで見えなかったことが見えてくるはずです。悩むことは、自分の中で自分を見つめ直して対話することです。苦しんだり、悲しんだり、泣いたりすることによって、人の弱さを知ることができます。人の弱さを理解できる人は、この世で一番強い人だと思います。
しかし、悩むことは良いことだと言っても、解決できずに苦しい状態からどのように抜け出せばいいのでしょうか。そんな時は、自分一人で悩まずに、周りの人に頼ってみてください。私は、どちらかというと自分で何とかしようとしてしまいがちですが、こんな自分の悩みでも聴いてくれる仲間がいることが分かって、気持ちが楽になったことがあります。
今、悩んで苦しんでいる人がいたら、周りを見渡してみて下さい。一人一人が自分と違う考え方や価値観を持っています。だからこそ、心の内を見せて見て下さい。思いもよらぬ答えが返ってくるかもしれません。「あなたの力になりたい!」と思っている仲間がいることを覚えておいて下さい。
*A.Y.(2年生)
昨年の4月、私は不安と緊張の中、みぎわ館に入寮しました。様々な行事を重ねるにつれて、始めに感じていた不安や緊張は薄れていきました。しかし、今年の4月、また、不安と緊張を感じる様になりました。45回生が入寮し、初めてできた後輩という存在に嬉しさを感じると同時に、先輩という立場の重圧、ルールを教えなければならない責任、なかなか上手く教えられない自分に対する焦りや苛立ちを感じるようになりました。
「どうして自分は、こんなに教えるのが下手なんだろう。」と失望しかけたある日、両親から手紙が届きました。そこには、こんなことが書いてありました。『Yは、人に何かを説明したり、教えたりすることが苦手な子だから、1年生に教えるともなれば、苦労もあるでしょう。でも、苦労した分だけ、あなたは成長できます。昨年、先輩にしてもらって安心したことや嬉しかったことなどを1年生にしてあげてください。』
私は、この手紙を読んで、はっとしました。私は、今まで“先輩”という立場でルールを教えていて、教えてもらう“後輩”の立場に立てていなかったのです。45回生は、二年目の私たちとは違い初めての寮生活だということを理解せずに、上手く教えられるわけがありません。両親が私に伝えたかったことは、“自分自身が入寮当初の気持ちを持って、ものごとを教える”ということ、つまり、初心に返り、その時の気持ちを忘れないで欲しいということだったのかもしれません。
数日後、私は、辞書で「初心忘るべからず」という言葉を調べてみました。「ものごとを始めた頃の謙虚で真剣な気持ちを忘れてはならないということ」と書いてありました。人は、ものごとや環境に慣れてしまうと、初心を忘れてしまうものだと思います。では、どうしたら初心を忘れずにいられるのでしょうか。私は、感謝の気持ちを持ち続けることが、一番なのではないかと考えます。見守ってくれている両親、支えてくれているみぎわ館の皆や先生、事務の方や調理師さんなど。たくさんの方に支えられていることを改めて感じて感謝することで、私は、これからも初心を忘れずに生活していきたいです。