のぞみ寮通信

みぎわ館

2012/02/06

みぎわ館 第114号(2月5日)

< まとめ合宿 >
 

 1月30日(月)は3年生の寮生活最後の日となりました。自宅学習期間後の2月末、寮修了礼拝や卒業礼拝のために2泊3日で戻っては来ますが、その時にはほとんどお客様状態。部屋はないし、係はないし…。ということは、1月31日の寮出発を持って、実質の寮生活は終了となってしまうのです(寂しい!!!)。その寮生活の終了前日に3年生全員で「まとめ合宿」なるものを行いました。
 まとめ合宿とは、3年間のありがとうを込めて、みぎわ館を徹底的に掃除し、1・2年生に託すための労作合宿です。スタートは14:30。走って帰寮した3年生たちは、慌てて労作着に着替え、時間ピッタリに全員が集合しました。内容は、17:30までの予定で組み込まれた山のような労作たち。終れるかどうかが心配になるほどの量でしたが、こういう時こそ3年生の腕の見せ所でしょ!と強行した私。その期待は裏切られることなく、予定時刻を10分過ぎて、完璧にこなし終わらせてくれました。さすがです!3年生たちのすごい所はチームワークです。一人一人の手が早いというより、みんながフォローし合い、誰にも後れを感じさせることなく事柄を進めていく…というところです。自分の担当場所が終われば、自然とまだの人の応援に入れる広い視野と心を持ったチームです。3年間の総まとめとなる合宿で、思いやり溢れた素晴らしいチームワークを見せてもらえた事、本当に嬉しく思いました。
 夕食は3年生全員+私の15人で摂りました。礼拝後はティータイム。3台のケーキ(天板サイズ!)を15人分に切り分け、生クリームをディップしてたらふく食べながら(注:夕食1時間後の話です。)、みぎわで出会った喜び、みんなとの出会いが自分を変えた事などを伝え合いました。「あなたと出会ったから、人を受け入れる大切さを知ったよ。」「あなたから笑顔が人に与える事柄の大きさを学んだよ。」とか、「あなたの、辛い時でもポジティブに頑張る姿に励まされたよ。」など、全員の仲間から言葉を貰いました。そして今度は自分からみんなへ、「みんなと出会ったから私は独りじゃないって思えた。私が私であるために、自分で自分を認められるようになるために、私はみんなと出会ったんだ。」「みんなと出会った事で、ありのままの自分でいられるようになりました。」など、3年間を振り返って改めて今思う事・感じることをそれぞれが語ってくれました。

 あなたのおかげで私はこんな事を知りました、みんなのおかげで私はこんなに成長しましたと、茶化すことなく真面目に語り合えるそんな仲間がいる喜びや幸せをしっかり覚えて、これからの人生を歩む力に変えていってほしいと心から願います。
 その後はお待ちかねのご当地宴会!!!これは3年生の自主イベントなのですが、自分の出身地にちなんだ食べ物を持ち寄り、紹介しながら、食すパーティーの事です。これが始まったのは21:30。夕食からずぅ~っと食べっぱなしの3年生たち。どれくらいの規模で宴会を企画しているのか、実は私も全貌は知りませんでした。そしていざ準備が始まってびっくり!出来上がってびっくり!…ねぇ、夕食たっぷり、ケーキもたらふく、食べたんだよね!?…今からまだこんなに食べるの!?と、さすがの私も何度みんなに聞いたことでしょう。誰に聞いてもその返事は「うん。大丈夫。別腹だから!」とのこと。一体何個別腹を持っているのでしょうか。。。みぎわっ子はよく食べる…、そんな風に思ってはいましたが、本当によく食べる!まぁ、それだけのエネルギーを持っているのだ!と、喜ばしい事にしておきましょう(笑)。
 
 その頃1・2年生はと言うと、3年生のご当地宴会準備を窓越しに見つめながら「いいなぁ!いいなぁ!」と。来年は自分たちもあんな風にやりたいと、夢を膨らませているように見えました。そして1・2年生へも嬉しいサプライズが!3年生のティータイムで残った?ケーキ2台が振舞われ(実は全部で5台も用意されていたのです(笑))、こちらはこちらで楽しいひと時を過ごすことが出来ました。3年生、分けてくれてありがとう!

 いよいよ31日、出発の日です。お迎えに来てくださった保護者の車に3年分の荷物を詰め込み、「またね~!」と元気よく手を振る3年生たち。2月末に帰って来る事が念頭にあるからか分かりませんが、「バイバイ」ではなく「行ってらっしゃい!」「行ってきます!」と声を掛けあっていた事がとても印象的でした。(すさまじい量の荷物をちゃんと積み込めたのか、どうやって積み込んだのか、不思議でたまりません!)
 そして始まった1・2年生だけの生活。こんなに静かなんて!こんなに寂しいなんて!と、誰もが実感しているようです。「日常」だと思っていた事が、「特別」な事だったのだと改めて気付かされたのではないでしょうか。長い長いと思っていた3年間に、本当に終わりが来る、そしてその日は意外に早いのだという事に気が付いたのではないでしょうか。仲間とともに過ごすのぞみ寮での3年間、大切に過ごすとはどういう事なのか、寮生と共にみんなで考えながら歩んでいきたいと思います。

(森口)