のぞみ寮通信

大望館

2012/01/30

大望館通信 第186号(1月29日)

<ラストイベント>

 42回生のラストイベントである大望祭が開かれました。今年はやるかやらないか迷った時もありました。それは42回生の学年がバラバラで、みんなで一つの事をやり遂げる自信がなかったからでしょう。しかし、いろいろありましたがやる決意をしました。開催日が、巣立ち直前の一番大変な時になってしまったのは、そんな理由があったからです。さらに実行委員長には、まさかのH君。これには驚かされましたが、それ以上にその働きぶりに驚かされました。彼の成長が多くの場面で輝いていたのではないでしょうか。感謝の一言です。

 これで第6回となった大望祭ですが、回を増すごとにそのクオリティーが上がってきているのは間違いないです。中にはどうしようもない演出もありましたが、そのどうしようもなさの完成度も間違いなく上がってきています。

 クオリティーの高さと言えば、2年生5人組の太棒館(たいぼうかん)のパフォーマンスには驚かされました。たとえパクリとはいえ、あの絶妙な間を出すには血がにじむような努力があったに違いありません。来年、彼らの代の大望祭が楽しみでなりません。

 でも、どのグループよりも一番の完成度であったのは、なんてったってTさんでしょう。あのモノマネをやる人はこの世にただ一人です。これがまたよく似てる。普段からよっぽど観察をしないとあれだけのことはできません。でもなぜそのチョイスをしたのか?その謎は本人から聞くとしましょう。

 もう一人、この大望祭において成長している男がいるのをみんなは知っているでしょうか?ある年は奥さんの水着をブロック長に仕込ませ、ある年は自らがあるまじき姿となって人前に立ち、そんな苦労を重ね昨日の大うけがあったんです。でもみなさん、忘れてはいけません。あの人は寮の先生たちの中でも主任という重大な責務に立っている先生だという事を。主任としてこの大望祭を盛り上げる大事なミッションをこなしてくれたんです。その働きに一応感謝しておこうじゃありませんか。そして来年、また出てもらう・・・?

 さて、それでは今年のMVPを発表しましょう。それは間違いなくBBKT君です。1年生達のサプライズパフォーマンスで大事なお手紙を紹介され、仲の悪いはずの弟とのコラボレーション。踊りでは間違いなく何かに憑依(ひょうい)され、かと思いきやカッコよく歌ってみたり、いつも彼が目立っていたかのように思います。そして私は心の底から思いました。彼は黙ってじっとしておけば、もっとモテるはずです。見た目はそこらの俳優には負けないでしょう。ただ、黙ってじっとしておけばいいんです。この3年間で、いや彼の場合は2年半で、ありのままの自分をさらけ出し過ぎてしまう人に成長してしまったのかもしれません。

 とにかく、今年も無事に開催された大望祭でしたが、私が嬉しかったのは多くの場面で、学年やメンバーを問わず、「へえ、あいつがこんなことを・・・」と感じさせられる事が多かったことです。3年生はともかく、それを感じさせられるのが2年生に多かったのが何よりの事でした。いよいよ3年生は巣立っていきます。それでも大望館は大丈夫。それを感じ取ることが出来た、敬和学園のぞみ寮大望館42回生のラストイベントだったのではないでしょうか。

(澤野)

 

< 巣立ち >

 いよいよ明日で3年生はここでの生活が最後になります。私にとっては毎年のことなんですが、嬉しいような寂しいような・・・。思い返せば本当にいろんなことがありました。でも、あって当然なんです。思春期の男の子が集団生活をするんですから、何もない訳ないんです。いや、何もないんだったら寮生活をしても全く意味がないんじゃないんでしょうか?何かあったからこその成長があったんじゃないでしょうか?そう考えれば、ここであった色んなことの全てに意味がある事であり、その場、その時に必要な力が与えられたんだと思います。ここで出会った一人一人がこれからの人生に必要な人であったんだと思います。そう考えれば約3年前に敬和学園を選んでくれた君たちが、お互いに感謝をしてください。その決断と勇気がなければ、ここでの成長はなかったんです。


 なお、基本的には全員が巣立ちをするはずなんですが、若干名飛び立つことのできない小鳥がおります。彼は飛び立つ準備が整っていないわけではございません。大望館という親鳥が名残惜しくて乳離れできなく、自ら残るわけでございます。
その思いに応え、最後に数日間思いっきり甘えさせてあげようではありませんか。残された大望館メンバー、一人一人が親鳥でございます。ご協力のほどよろしくお願いいたします。

(澤野)