毎日の礼拝

毎日のお話

2026/10/28NEW!

Hさん(59回生)

【聖書:箴言 16章 21節】

「心に知恵ある人は聡明な人と呼ばれる。優しく語る唇は説得力を増す。」

 

 59回生は、福島県の猪苗代湖で3日間の修養会を行いました。テーマは「他者と出会う 共感・共苦への第一歩」。講師の松谷信司さんのお話や、食事班・ウォークラリーの班をランダムにした活動を通して、普段あまり話す機会のない人とも新たに出会うことができました。
 実行委員として準備を進める中では、地道な作業や思い通りにいかないことも多く、苦労する場面もありました。学年全員の名前を入力したり、しおりを折ったり、礼拝での話や奏楽を依頼して断られたりと、当初思い描いていた華やかな仕事とは違うこともたくさんありました。それでも最後までやり遂げられたのは、同じ苦労を分かち合う仲間がいたからです。準備の大変さもまた、「共感・共苦」を身をもって学ぶ貴重な経験になったと感じています。
 修養会では、仲間が誰かのために積極的に行動する姿も印象に残りました。屋外活動の際に自分の分の水まで用意してくれたり、何気なく口にしたお土産の話を覚えていて、売店の営業時間を尋ねに行ってくれたりする仲間がいました。一方で、周りのみんなが成長していくように感じ、自分だけが取り残されているのではないかと焦ることもありました。
 しかし、仲間のさりげない優しさに触れる中で、「誰かに頼ること」「人の温かさを素直に受け取ること」の大切さに気づきました。自分の未熟さを感じたことも、成長への第一歩だったのかもしれません。
 入学当初は、にぎやかな59回生をどこか客観的に見ていました。しかし、この修養会を通して、仲間の笑顔や優しさ、見えないところでの努力や葛藤に触れ、今では胸を張って「59回生という学年が大好きだ」と言えます。
 楽しいことばかりではなかった3日間と、そこに至るまでの準備の日々。共に悩み、苦労を乗り越えた経験が、これから困難に直面したときにも互いに寄り添える、本当の絆につながることを信じています。支えてくださった先生方、講師の松谷さん、実行委員の仲間、そして59回生の皆さんに、心から感謝します。