毎日の礼拝

毎日のお話

2026/04/09

與那城 初穂(聖書科)

【聖書:ルカによる福音書 24章 13-16節】

「ちょうどこの日、二人の弟子が、エルサレムから六十スタディオン離れたエマオという村へ向かって歩きながら、この一切の出来事について話し合っていた。話し合い論じ合っていると、イエス御自身が近づいて来て、一緒に歩き始められた。しかし、二人の目は遮られていて、イエスだとは分からなかった。」

 

 

 新しい学年が始まり、各学年でオリエンテーションが行われます。オリエンテーションとは「方向づける」「向きを変える」こと。新年度には「変わりたい」という思いが生まれますが、人は急には変わりません。不安を感じるのも自然なことです。大切なのは、どれだけ変われるかではなく、どの方向に向かって歩むかです。

 聖書には、失意の中でエマオへ向かう弟子たちが、気づかぬうちに復活のイエスと共に歩み、後に気づいて方向を変える姿が描かれています。彼らが変えられたのは性格でもン応力でもなく、向かう方向でした。

 私たちも日々の小さな選択を重ねながら、迷い、立ち止まり、ときに向きを変えつつ歩んでいきます。その歩みの中で、少しずつ形づくられていきます。この一年、それぞれにふさわしい方向を見出して歩んでいけることを願っています。