毎日の礼拝

毎日のお話

2025/12/12

菅田 大希(寮務教師)

【聖書:詩編 126編 5~6節】

「涙と共に種を蒔く人は喜びの歌と共に刈り入れる

 種の袋を背負い、泣きながら出て行った人は

 束ねた穂を背負い

 喜びの歌をうたいながら帰ってくる。」

 

 

人は誰しも他者から「認められたい」という承認欲求を持っており、時にそれが強すぎると自分を苦しめてしまうことがあります。私自身も就職後の営業職で成果が出ず、他人の評価を気にして自分を責めたり、言い訳を探したりと苦しい時期を過ごしました。しかし友人の「誰からも成功していると評価される人生なんて誰も歩めない」という言葉をきっかけに、他者からの評価を求めすぎて自分を認められなくなっていた事に気づかされます。

その後、自己分析を重ねても承認欲求そのものが消えることはありませんでした。しかし、今日読んだ聖書箇所「涙と共に種を蒔く人は、喜びの歌と共に刈り入れる」から、苦しみ(涙)と喜びが共に存在するように、他者に認められたい気持ちと自分で自分を認めようとする気持ちも共存してよいのだと感じました。

世の中は常に二面性で成り立ち、どちらか一方だけが正しい事はありません。苦しい感情に出会ったときこそ葛藤しながら向き合うことが、自分を成長させる糧になります。涙を流すような時でも、その葛藤を大切にしながら日々を生きていきたいです。