自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2025/12/09
12月3日(水)、58回生、一年生は社会科特別授業を実施しました。講師には今年度で四度目の講演となるジャパンプレス代表、佐藤和孝先生をお招きしました。
社会科特別授業は生徒が主体となって、自分達の学年に対しどのようなプログラムを実施するか考えます。
実行委員達は同級生皆が半日の授業に入り込めるようにテーマを考えました。
ウクライナやガザでは戦闘が起き、多くの人が日々亡くなっているニュースが流れることに「慣れてしまっている」。この気づきがスタートでした。そこからこの戦争が終わったとして…「戦争の終わり」とは?何をもって「終わり」なのであろうか。国同士が戦争を辞めたらそれで「終わり」なのか?生活を失った人、大切な人を失った人の中で戦争は続いているのではないのか?また戦争の終わりは勝者の思惑が働き、次の戦争の火種になる…そんな疑問が生徒の中で次々に湧いてきました。それらの想いを当日先生にぶつけるため、みな書き留めておりました。
当日の全体プログラムの中で先生の講演時間は70分。その後質問時間を予定しておりましたが、途中から生徒の質問を受けて、それについて答える対話型の形式に変わりました。
戦場で自身が経験したことを、生徒にも分かりやすい言葉で語り掛けて下さる姿は、生徒達にも安心感を与え、時間いっぱいまで質問は続きました。そしてジャーナリストとしての使命、ジャーナリストの果たす意味についても静かに、力強く語って下さいました。その中で「ジャーナリストをやっていて後悔したことは全くありません」と。佐藤先生の内からにじみ出る言葉に生徒も心を揺さぶられていました。
講演の最後はシリアで凶弾に倒れた山本美香氏の言葉で締めくくられました。
「平和な世界は、たゆまぬ努力をつづけなければ、あっという間に失われてしまいます。
私たち大人は、平和な社会を維持し、できるだけ広げていけるように道をつくります。
そして、これから先、平和な国づくりを実行していくのは、いま十代のみんなです。
世界は戦争ばかり、と悲観している時間はありません。
この瞬間にもまたひとつ、またふたつ・・・大切な命がうばわれているかもしれない。
目をつぶってそんなことを想像してみてください。
さあ、みんなの出番です。」
