毎日の礼拝

毎日のお話

2025/10/23

Kさん(57回生)

【聖書:ヨハネによる福音書 21章 22節】

イエスは言われた。「わたしの来るときまで彼が生きていることを、わたしが望んだとしても、あなたに何の関係があるか。あなたは、わたしに従いなさい。」

 

 

 私達2年生は、3日間の修養会で合計70kmを歩きました。私はなぜ実行委員長になれたのか。これまで劣等感を抱いて生きて、そしてそれを隠すように気丈に振る舞ってきた自信がない自分でした。だから不思議です。決めた時はアドレナリンが全開だったのか、しかし家に帰ったとたん急に不安が押し寄せました。気づけば当日。雨は降るし、足は痛いし。何よりも他の実行委員のみんなが精一杯自分の仕事をこなしている姿に、私の自信はどんどん削がれ、人と比較し、自分の心を傷つけました。落ち込んでも情けないことに人に相談もできないで生きてきた私でした。しかし2日目、私は初めて人に、狩野先生に、このことを相談したのです。しかし「梶原はまだまだ子供だな」と言われ、頼れるはずの実行委員長とは正反対な「子供」という言葉に衝撃を受けました。結局、このことを考えこんだまま2日目も終えました。しかしこの日がなければ、私は3日目で前を向いて歩くことは出来なかったでしょう。

 

 今は知っています。当時の私には知る由もなかったけれど、私を信じてくれた人がいたこと、そして期待してくれた人がいたこと。リタイアをしてしまった人も、完歩することが出来た人も、それぞれがそれぞれの苦労と戦いながら、帰ってきた。生涯忘れることのない思い出とは、このようなものなのでしょう。最後尾の狩野先生がゴールする時、それを見ながら保護者の皆さんが作って待っていてくれたうどんを食べている時、そして最後の締めの閉会礼拝の時、どれも皆で歩いた3日間があったからこその思いです。自分のことを他人と比較して、繊細な心に傷がつくくらいなら、私はもう自分自身を否定したくありません。私の大切なことは、「自信を持つこと」一択です。この思い出を胸に刻み、自分の使命を見つけていきたいです。