毎日の礼拝

毎日のお話

2025/11/05

長谷川 朗(地歴・公民科)

【聖書:マタイによる福音書 7章 12節】

「だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ立法と預言者である。」

 

 

 嘘をつかない、親切にする、ルールを守る、勉強するという四つの基本的モラルが年収などの社会的成功と強く相関していることが統計的に示されています。これらは子どもの頃からのしつけや教育で形成されます。しつけや教育としてかつて用いられた、体罰や怒鳴る行為は短期的には効果があっても、脳の発達に悪影響を及ぼし、自主性の喪失や問題行動の悪化を招くことが研究で明らかになってきました。何かをやらせるため強制をする手法は過去の物となりつつあります。マタイ7章12節の「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」という教えは、他者に求めるのではなく自分が行動を起こすことに焦点を当てています。こうした倫理的行動は当たり前のことかもしれないが、振り返るとできていないことも多くあります。毎日少しずつでも実践することで、自分や周囲の世界がより幸せになる可能性があると願います。