毎日の礼拝

毎日のお話

2025/09/24

津野 博子(国語科)

【聖書:マルコによる福音書 13章 32~33節】

「その日、その時は、だれも知らない。天使たちも子も知らない。父だけがご存じである。気をつけて、目を覚ましていなさい。その時がいつなのか、あなた方にはわからないからである。」

 

 

 この夏、カンムリカイツブリの浮き巣を観察し続けた。何かトラブルがあったのか、抱卵の期間を過ぎても温め続けていたが卵は孵らなかったようだ。人間でも動物でも、使命のためにひたむきに歩む者を、私はたまらなく愛おしいと思う。一度はあきらめかけた夢を追い、誰の目にも触れないところで努力を重ね、その夢を叶え、秋から新生活に踏み出す卒業生もいる。ひたむきに歩む者の未来に、幸あれと強く願い続けた夏だった。