毎日の礼拝

毎日のお話

2025/09/16

立川 佳英(外国語科)

【聖書:コリントの信徒への手紙二 9章 6~7節】

「つまり、こういうことです。惜しんでわずかしか種を蒔かない者は、刈り入れもわずかで、惜しまず豊かに蒔く人は、刈り入れも豊かなのです。各自、不承不承ではなく、強制されてでもなく、こうしようと心に決めたとおりにしなさい。喜んで与える人を神は愛してくださるからです。」

 

 

 現自民党総裁の石破茂氏が総理大臣の職を辞することとなった。志半ばにして自分の職を辞さなければならない時、その人の心中を察するにそれは無念以外の何ものでもないだろう。修養会をはじめとして、生徒会や各種委員会など、最初は高い目標や公約を掲げ、はりきって始めるものの、時間が経つにつれてその思いは薄れ、いつの間にか何もせずに終わってしまうこともありがちだ。しかし、自分が活躍する場が与えられ、何よりも成長の機会が与えられていることに感謝し、自分の力を他者のため、学園全体に用いることができる一人ひとりでありたいと思う。