毎日の礼拝

毎日のお話

2025/09/11

浅妻 和章(教頭)

【聖書:マタイによる福音書 5章 9節】

「平和を実現する人々は、幸いである、 その人たちは神の子と呼ばれる。」

 

 

 2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロは、世界中に大きな衝撃を与え、多くの命が失われました。この事件をきっかけにアメリカは「対テロ戦争」を開始し、国際情勢に大きな影響を及ぼしました。背景には宗教、思想、経済格差などの対立があり、人々が「自分たちとは異なる存在」として他者を排除する構造が戦争や紛争の根底にあります。平和を実現するためには、戦争や紛争の根底にあるものの逆の価値観が必要です。平和の第一歩は、他者の違いを受け入れ、尊重し合うことです。これから行われる修養会は、そうした学びと実践の場となります。仲間との協力や理解を深めることが、平和への小さな一歩となります。