自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2025/07/17
7月15日火曜日の6限に、NPO法人子どものオンブズにいがた主催の「被爆ピアノ平和コンサート」が開催されました。80年前にヒロシマに原爆が投下され、街は焼き尽くされ、多くの人々の命も奪われました。その原爆に遭い、傷つきながらも残った被爆ピアノ、調律師をされている矢川光則さんによって修復され、全国各地で被爆ピアノコンサートが開催されています。今回、敬和でそのコンサートが、チャペルにて開催されました。
矢川さんのお話の中で、何台も修復されたピアノのうち一番出番の多いピアノで、元は沼田鈴子さんのピアノとの内容がありました。なんとも不思議なつながりを感じました。沼田さんは原爆被爆者の語り部第一号の方であり、敬和ともつながりのある方です。毎年行われている「ヒロシマ碑巡りの旅」や、広島の平和学習をテーマとした修養会において、沼田さんのお話をお聞きしていましたし、交流をもたせていただいていました。沼田さんからいただいたアオギリの苗木も、ずいぶんと大きくなっています。
生徒たちによるミニコンサートでは、戦前のピアノの音色、現代とは少し異なるけれど趣のある味わい深い音色に、響きのある歌声やサックスの哀愁を帯びた音色が重なり、すてきな時間を過ごすことができました。このようなすてきな時間をこれからももてるよう、核兵器廃絶への運動や平和を願い続けていきたいと思います。

