毎日の礼拝

毎日のお話

2025/07/02

木嶋 勇貴(芸術科)

【聖書:コリントの信徒への手紙二 4章 18節】

「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。」

 

 

今から100年ほど前、美術評論家の間でアウラという概念が生まれた。アウラとはオリジナルなものが「いま・ここ」にある重みや威厳のことで、作品を通して作者の考え方やどれほど研鑽を積んだのか、言ってしまえば作者の本質が、空間的・時間的に垣間見える状態のことである。本質を見る体験を通すことで、作品を見たらその人がどんな人かわかるようになるが、人の心を打つものは、対峙したその人の心境にもよる。自分のやって来たことや、歴史によって自分自身にもアウラが帯びるということ。

敬和生活の中で誰も持っていないアウラを手にして欲しい。それが決して万人に受け入れなかったとしても、しっかりと対峙してくれる人間がたくさんいることを私は知っている。