毎日の礼拝

毎日のお話

2025/07/01

中山 希祐(理科・数学科)

【聖書:コリントの信徒への手紙一 10章 13節】

「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。」

 

 

生命は海で誕生し陸へ進出しました。近年の研究では、ヒレが足に進化したのは陸で座礁した魚が海へ逃げかえるためだったのではないかという可能性が示されています。水の中へ逃げるためにヒレが足のように進化し、そこから「陸にいる方が海に戻るより利点が多い」ということで陸に適応する形でさらに進化したと考えられるとのことです。苦しい世界から必死に逃げることは、この苦しい世界を受け入れる方法に変わることがあるということでしょうか。聖書には、「試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。」とあります。たくさん逃げる、その道の先にいつのまにか試練に耐えられたという、思いもしない未来が与えられる、そのように前向きに私たちを励ましてくれているように感じます。大事なことは、何のために逃げるのかではないでしょうか。本当に大切なことは何かということを自分自身に問い続け、祈り求めたいと思います。