自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2025/06/25
6月19日(木)の放課後、図書館にて図書委員会主催のイベント「TEA TIME」が開催され、宮本先生にお話をしていただきました。
前半では、先生の自己紹介を兼ねて、これまで作成されてきた授業用ノート一式と、愛用の文房具を持参してくださいました。万年筆やさまざまな種類のインク、工夫が詰まったノートの数々を手に、手書きの良さについて語っていただきました。デジタルツールが主流となった現在においても、手書きの時間を大切にし、筆記具や紙の感触を通じて生まれる表現の豊かさを大事にされている姿が印象的でした。
後半では、「良い文章とはどのようなものか」というテーマでお話をしてくださいました。
特に心に残ったのは、「良い文章とは、難しい言葉を使うことではなく、読む人の心をつかむ文章である」という言葉です。人に伝えるためには、言葉の選び方や構成だけでなく、自分らしさや“クセ”がにじみ出ることが大切であり、個性が読者に届く要素になるというお話に、多くの生徒がうなずいていました。
幼少期から様々な本に触れ、特に影響を受けた近代文学の一節もご紹介いただき、言葉の美しさや深さを再発見するひとときとなりました。最後には、実際に先生が書かれた「敬和ランチレポート」より、カレー編・からあげ編のユニークな記事も披露され、会場には笑いと感嘆の声が広がりました。(次の日のランチが“カレー”であったこともあり、盛り上がりました)
「書くことを楽しんでほしい」というメッセージとともに、言葉と向き合うことの面白さや豊かさを伝えてくださった宮本先生。参加した生徒たちにとって、“書くこと”の意味をあらためて考える、貴重な時間となりました。
