自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2025/05/09
【聖書:マタイによる福音書 11章 28節】
「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」
今朝の礼拝は体育館で行われています。私が高校生だった頃は、まだチャペルがなく、この場所で毎朝礼拝していました。わたしは聖書を読む時、丁寧な観察、データに基づいた研究を信頼します。けれども、聖書の言葉が直接自分に語りかけてくるように感じることもあります。高校生のとき「一粒の麦」の言葉に触れました。イエスが自分自身に重ね合わせながら語った言葉ですが、わたしは自分自身とこの言葉を重ね合わせました。
畑仕事の合間、詩人・星野富弘さんの本を思い出します。彼は怪我を負う前に、「労する者、重荷を負う者、我に来たれ」という言葉に出会い、その言葉が後に支えとなったと語っています。
私たちもまた、疲れや重荷を感じながら生きています。だからこそ、一人になって十字架を見上げ、イエスの言葉に耳を澄ます時間を大切にしたいと願っています。