自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2025/02/26
選択音楽Ⅱの2クラスで講師をお招きし、馬頭琴の演奏とお話を聴くことができました。
講師はアルタンゲレル・デルゲルマ―さん。モンゴルで女性として3人目のプロの馬頭琴奏者で、国立馬頭琴交響楽団にも所属されていました。現在は日本各地でコンサート活動を行うほか、馬頭琴の普及活動に取り組んでいらっしゃいます。
生徒のほとんどが初めて見聞きする楽器でしたが、その響きはどこか懐かしく、モンゴルの伝承曲や近代作曲家の曲は、広い草原を駆ける馬の足音や嘶きが表現され、その情景が目に浮かびました。また、クラッシックの「愛の挨拶」や日本の唱歌「ふるさと」の演奏もあり、親近感をもって聴くことができました。馬頭琴の作りや演奏方法、長く男性が演奏する楽器とされてきたことや、遊牧民の伝統的な暮らしなど、様々なお話を聞かせていただき、気候、生活文化と音楽が密接に関わってきたことを感じることができました。