毎日の礼拝

毎日のお話

2025/01/29

立川 佳英(外国語科)

【聖書:マタイによる福音書 5章 16節前半】

「そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。」

 

 

 

 1年次の後半、55回生が学校生活に慣れてくると色んな人がいることを頭ではわかっていても、自身とは違う考え方や振る舞いの人を受け入れることができず、トラブルとなる。そんな現象が少しずつ起こり始めました。2年次の修養会は信州共働学舎に学年全体で訪れました。共働学舎のメンバーは、生きづらさや困難を抱えていても全力で毎日を生きていて、相手の失敗を咎めたり、批判したりするのではなく、相手を認めその人の良さを見つけようとしていました。そんなメンバーと共に55回生は労作をして汗を流す経験をし、その後少しずつ55回生に変化が現れ始めました。共働学舎での経験は55回生の一人ひとりにとって非常に大きな学びとなったのです。

 55回生のみなさんは、これからここ敬和を離れ、新たな環境に身を置くことになります。敬和よりももっともっと広くこの先に続く長い道にはたくさんの出会いがあることでしょう。敬和でたくさんの人と出会い、そしてその人の輝きに気付く過程で自分自身が磨かれる経験をしてきました。ぜひ敬和で培った経験をこれからの人生に活かしてほしいと思います。自分とは違う他者を切り捨てるのではなく、その人との対話の中で、関りの中で、その輝きに気づくことのできる広い視野と寛容さをもって生きていってほしいと思います。