毎日の礼拝

毎日のお話

2025/01/14

碓井 加奈枝(理科)

【聖書:コリントの信徒への手紙二 4章 6-7節】

「『闇から光が輝き出よ』と命じられた神は、わたしたちの心の内に輝いて、イエス・キリストの御顔に輝く神の栄光を悟る光を与えてくださいました。ところで、わたしたちは、このような宝を土の器に納めています。」

 

 

敬和学園の敷地内に「明日」という 詩人安積得也さんの詩を初代校長太田俊雄が書いたものを石碑にした詩がある。

『明日』     安積得也

はきだめに  えんど豆咲き  

泥池から   蓮の花が育つ  

人皆に    美しき種子(たね)あり  

明日(あす)何が咲くか

一人ひとりの中に美しく咲く花の種が秘められている。それは今日の聖書の御言葉にあるように、神様によって選ばれた土の器である皆さん一人ひとりの中に神様が宝を納めていると言うことと同じであると思う。落とせば割れるしぶつければ欠けてしまうような普段使いの器に、敬和の礼拝や授業、行事でたくさんの宝が納められている。それを他者のために輝かしていくことが、それぞれの誰とも違う花を咲かせていくことである。卒業していく55回生。それぞれの行った先で宝をさらに磨き、世の光として輝いてほしいと願う。