自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2024/11/29
【聖書:マタイによる福音書 13章 31節-32節】
イエスは、別のたとえを持ち出して、彼らに言われた。「天の国はからし種に似ている。人がこれを取って畑に撒けば、どんな種よりも小さいのに、成長するとどの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来て枝に巣を作るほどの木になる。」
敬和生だった頃、「選択労作」という授業の中で胡麻を栽培した。「自分で育て、加工して食べることが大事」という教えのもと、最後までやり切ることを目指したが、収穫後に砂や葉クズを取り除き胡麻だけにする作業は大変で、途中で投げ出したほどだった。
先日、56回生が中心となって育てた豚が出荷に至った。お世話はもちろん簡単ではなかったし、お肉として手にした時の気持ちも複雑であった。私たちの目に見えにくいものの現実は、生々しくて、目を背けたくなるものだが、命をいただいて生かされていることをより強く感じられるものでもある。
一粒の胡麻が7,000粒の胡麻を生み、片手ほどの大きさで生まれた豚が70Kgものお肉になり、私たちの命となってくれる。敬和生に日々蒔かれている小さな種が、いつどんな実を結び、自分や他者の命を生かすものになるのか、楽しみだ。