毎日の礼拝

毎日のお話

2024/10/25

Hさん(55回生)

【聖書:エレミヤ書 23章 11節】

「預言者も祭司も汚れ 神殿の中でさえわたしは彼らの悪を見たと 主は言われる。」

 

 

私たち、55回生3年次の修養会では、「君たちはどう生きるか」をテーマとし、東日本大震災及び東京電力福島第一原発事故について学びました。事前学習では、二人の講師の方をお招きして命について、生きることについてそれぞれの人生経験とともにお話ししていただきました。つらい出来事に対しても前向きに強く生きられているお二人を見て、私も物事に対して自分から向き合っていく強さを身に着けたいなと感じました。当日は、実際に現地に足を運び、様々な場所をめぐりました。遺構として残された建物は、外観を見るだけでも水の威力がどれだけのものだったのか感じることができました。語り部さんからのメッセージでは、家族で災害があった時の避難方法を話し合っていてほしいとのことでした。家族だからといって考えていることがわかるとは限りません。どこに逃げるのか、だれが何を持っていくのか、家族での決まりを作っておけばバラバラな場所にいても数時間後には合流することができると教えてくださいました。宮城県南三陸町の津波最大水位は、23.9mです。何十年かけて築いてきたものが一瞬にして奪われました。住む場所が違えば、私たちの命も大切な家族の命も帰るべき家も無くなってしまっていたかもしれないと考えると他人事には思えません。助けたくても助けられなかった命、生きたくても生きられなかった命が山ほどあったと考えるとそれだけでつらい気持ちになります。自然災害は、戦争などのように人の手が加えられて起こるものではありません。だからこそ、どうすることもできないのです。いつか、こんな災害が起こった時、自分や大切な人の命を守るためにもこうして継承してくださっている被災者の方々の思いを大切にしていきたいなと思います。私たちが笑顔で過ごしている今も、地震や水害で被災した方々は大勢います。そんな方々がいるということを私たちは忘れてはいけないのです。ずっとじゃなくていい。ほんの少しでもいいからその方々の思いを理解し、自分たちにできることを見つけて行動してほしいです。コロナ渦が明け、55回生は敬和での様々な行事をコロナ前と同じように経験してきました。世界では、学ぶことが許されない人もたくさんいる時代に、学ぶことが許され、好きな人と笑いあえることができる。この瞬間が幸せだと常に自覚していきたいなと思います。最後に、この修養会を実行するにあたりたくさんの方々に協力していただきました。家族や、先生、たくさんの仲間、そしてこの環境に感謝しています。この経験を忘れずこれからも生活していきたいです。